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公式と解釈違いを起こしてしまった『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

感想文です。ネタバレを含みます。

まさか『公式と解釈違い』という状況に自分が遭遇するとは思いもしなかった。『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は楽しみにしていて、鑑賞前までにはキチンと特別編も予習して、高速道路を使って劇場へ足を運んだ(僕の街には映画館がなく、また隣町の映画館でも劇場版ヴァイオレットはやっていなかったため)。

楽しみにしていたのだけど、まさか「愛してる」の正体が恋愛の愛だとは思わなかった!冒頭に「ギルベルト×ヴァイオレットの恋愛ENDです。苦手な方はブラウザバックしてください」と注意書きがあればこんな思いをする必要もなかったのに!
鑑賞を終えた後、「あれは違う、解釈が違う、家族愛ではなかったのか、あのエンドは認められない」という憤慨とガッカリ感とともにTENETで口直しをすべく、再び一時間掛けて別の劇場へと足を進めたのだった。

1万歩譲ってギルベルトが生きているのは良しとしても、いつ親愛の情が恋愛の情に変わったのかさっぱりわからない。公式の解釈が正しいとするのであれば(この書き方もなんだが)、ギルベルトは初っ端からそうだったのか…?僕の知らないストーリーにそういうのが描かれているんだろうか。ホッジンズ社長と同じ親子愛かと思っていたのだけど、どうやらそうではなかったようだ。僕の解釈が間違っていた。申し訳ない。

物語の途中から「おやおや?おや?」という疑念や疑問が湧いては染み込んでいき、最後のディートフリートとギルベルトの会話のシーンではすっかり冷めてしまっていた。空疎に響く“愛してる”二人の海岸でのやり取り。エリカの想いもテイラーのその後も回収しないまま、フンワリと切手となってヴァイオレット・エヴァーガーデンはその幕を下ろした。なんでやねん!

特にテイラーは最後の最後まで出番を待ち望んでいたと言うのに残念だった。僕の中では外伝で終わりだ。

良かった点

デレ担当のディートフリート兄。唯一の癒やし。それ以外は特に思い浮かばない。

※記事サムネイルは劇場版ウェブサイトより引用
http://violet-evergarden.jp/

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