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同じ地雷を踏み続ける人

 まん延防止等重点措置という措置がいつ頃できたのか忘れましたがウィキペディアによれば去年の2月3日にできた措置らしいから知らんうちにもう1年以上経ってるわけです。「まん防」ってイントネーションも魚のマンボウと一緒でいいの?なんて話してたのがもう1年以上前なのかと驚きます。同じようなことをずっと続けていることにも驚きます。

 1年の間に何回まん防が発令されたかわかりませんが、まん防が発令されるたびに「ええ加減にしてくれこれ以上やったら死んでしまうがな」と悲壮感漂わせる人がいるいっぽうで「またまん防ですか?なんかいつもお金いただけて申し訳ありませんな〜」と笑いを隠せない人もいます。難しいのだとは思いますが支援の必要なところに必要なだけの支援が行き渡るように改善されることはないのかなとは思ってしまいますよね。

 お仕事をご一緒する人と息を合していくのってある程度の日数が必要やと思うんです。特にこちらが気を遣わなければならない相手の場合、日々手探りで「ああ、この人はメールの文面を丁寧すぎるほど丁寧にしておかないとこちらの言いたいことがちゃんと伝わらないのだな」とか「先輩後輩の関係性を人一倍気にする人なのだな」とか「遅刻は絶対にあかん人なんだな」「社会的常識のようなものについてすごく厳しさのある人なのか」などなど、そうやって陳腐な言い方をすると「取扱説明書」をアップデートしていきながら円滑な人間関係を築き上げていくわけなんですが、たま〜にそういうアップデートがびっくりするくらいできない人っていますよね。毎度毎度同じ地雷を踏み続けて逆鱗に触れているのに「まあまあ落ち着いて、どうしてそんなに怒ってるんですか」と聞き返してさらに怒らせたりしちゃう。そんなんやから何度も同じ地雷を踏み続けます。初めて会うた時から1年以上経ってるんやからええ加減、◯◯さんの地雷ポイントくらい覚えていこうやって感じの人。まん防の変わらなさに同じ苛立ちを覚えるのは私だけでしょうか。

 まん防のおかげで得する人はもちろん自分から「僕らはいいからもっと困ってる人のところにお金が回るように支援してあげてください」とは言えませんよね。いまは得しているとはいえ次にいつ自分たちが損する対策ができあがるかわかりませんし、そんなこと以前に「もらえるもんはもらっとけ」ってなるのは当然といえば当然でしょう。どこの誰がどの程度困っていて・・・なんてことをいちいち調べていたらキリがないというのもよ〜くわかるのですが、この1年余りの間、同じ人が「まん防もうええやろ」と嘆いており、同じ人が「まん防ラッキー」とほくそ笑んでいるのを見ておりますから、これってせめて嘆いている人のほうの声をなんとか掬い上げることはできないのかしらと思います。少なくとも人の生活を制限する措置ですからそのことについてもう少し自覚してほしいものです。

#令和4年2月28日  #コラム #エッセイ #日記
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