「構造塾」のnote  佐藤実(構造王)

noteでの発信内容です ・木造住宅の耐震、防災に関する情報 ・日々考えていること ・…

「構造塾」のnote  佐藤実(構造王)

noteでの発信内容です ・木造住宅の耐震、防災に関する情報 ・日々考えていること ・難しい専門知識を分かりやすく伝える方法 ご覧いただく皆様の安心して暮らせるヒントになれば嬉しいです!

最近の記事

その課題は「内向き」なのか「外向き」なのか

知事の辞任が話題になっています リニアの反対をしていましたが この反対が「内向き」か「外向き」かが 気になっていました 「内向き」とは、県のため県民のための反対 「外向き」とは、選挙のため人気のための反対 もし、「内向き」の反対であれば 知事を辞任しても何らかの活動をするはず もし、「外向き」の反対であれば 知事を辞任したら後は勝手にどうぞとなるはず 辞任の記者会見をみていたら どうも後者のようなイメージを持ちました 政治的な話題ではなく 人が課題に取り組む本質はど

    • 「相手の時間」という感覚

      「相手の時間」を大切にできる人とできない人がいる 「相手の時間」を大切にできない人の特徴 ■打ち合わせ回数が異常に多い人 例えば、セミナー依頼があり事前打ち合わせをする もう一回、更にもう一回と 同じような打ち合わせを何度も行う 基本、決断力がない、段取りが悪い、不安 こんなイメージです ■セミナーの場合、数時間前に会場入りをさせる 数時間前に会場入りしてリハーサルと言われ 行ってみると主催者が来ない、リハが数分で終了 こんな事がよくあります 基本、段取りが悪い、不安 こ

      • 人はなぜ、耐震補強を行わないのか?

        能登半島地震で住宅が倒壊被害を受けた方々のアンケートで、 45%の方が「家が倒壊すると思っていなかった」 と答えています 多くの方は、 住んでいる住宅の耐震性能のことは考えていないのです 地震で建物倒壊の経験を持つ方は少なく 多くは、建物倒壊を初めて経験するのです だから、住んでいる住宅が倒壊するという想像力は働きません 当たり前のことだと思います 能登半島では2007年にも大きな地震があり、 ここ数年は何度も地震があったはずなのに なぜ耐震補強しない? と、思うかもしれ

        • 複合店の問題点

          飲食店+雑貨販売+家具販売+住宅設計 このような組み合わせの複合店があります 飲食店の待合スペースで雑貨販売 待合スペース、飲食スペースには販売している家具を 実際に使ってもらう 更に、待合スペースでは、 家具と住宅設計をセットで行っているPR うまい仕掛けです しかし、問題もあります (僕だけが思うことかもしれませんが) この飲食店、 サラダやスープ、軽食などのプチバイキングがあり ランチが来るまでの時間も楽しめる! 良い感じの店でした ある日、お子様用のパンケーキ

        その課題は「内向き」なのか「外向き」なのか

          スケジュールは時間割

          仕事のスケジュール調整に小学校の時間割をイメージしています 就業時間が9:00-18:00 例えば、1.5時間割の場合 1限目9:00-10:20 2限目10:30-11:50 お昼休み 3限目13:00-14:20 4限目14:30-15:50 5限目16:00-17:20 例えば、1.0時間割の場合 1限目9:00-9:50 2限目10:00-10:50 3限目11:00-11:50 お昼休み 4限目13:00-13:50 5限目14:00-14:50 6限目15:0

          Voicyデビュー!!

          音声配信メディアである「Voicy(ボイシー)」 ついについにデビューしました!! Voicy - 音声プラットフォーム Voicyで話すには、パーソナリティ審査を通過する必要があります なかなかの狭き門で、 過去に何度もパーソナリティに応募しましたが、落選し続けました・・・ この度、Voicyパーソナリティになれたのは、 Voicyパーソナリティである建築家の竹内昌義さんのおかげなのです 竹内さんとのVoicyによる対談をさせて頂き、竹内さんの推薦もあり ようやくパーソ

          それなりにバランスで成り立つ社会

          地震が起こる度にでる人工地震説 コロナ陰謀論などなど 信じる人、信じない人がいる それぞれ同じ土俵で議論できていない だからずーっと平行線 建築も同じ 気密必要派と気密危険派 耐震派と柔構造派 それぞれ同じ土俵で議論できていない だからずーっと平行線 悪いこともあるけれど、良いこともあるのかも 反対派がいるからこそ、 より深く考えるキッカケになる 反対派がいるからこそ、 一方に突っ走らずにバランスが取れることもある でも、 耐震はしっかりやってほし

          それなりにバランスで成り立つ社会

          仕事は巡り来る

          仕事をしていると、様々なことがあります トラブル、訴訟(お手伝い)、内容証明が送られてくる(笑) 本音では笑えない事がありますよね・・・ どんな事があろうが、できる限り誠実に対応を心掛けています そうすると、数年経って相対した会社から仕事の依頼が来る事があります それどころか、顧問契約する事もあるのです 当時の事を知らないのかな? と、思っていたら、そうではなく 当時のトラブル等での僕の対応が良かったという事で、 巡り巡って仕事をする関係になる事があります 本当に、あ

          否定的な言葉で会話しない

          会話において 「いや」、「でも」などの否定的な言葉で返答する方 そのような方が出現するときは 静かに会話をやめます なぜなら、 多くは会話をしたいのではなく、 持論を展開したいだけだからです そもそも、 相手の考えを受け入れる気はないのです これは、 納得しろといる意味ではなく 相手の考えを理解するという意味です しかし、 それすらする気はなく、 基本全否定 言葉は丁寧風だけれど、 本質は全否定です 既に自身の答えがあり、 それを言いたいだけ

          難しい専門分野を「分かりやすく」伝える

          「伝える」ことは本業ではないけれど 事業のひとつになるつつあります 「伝える」技術は学んだことはなく、 専門的な知識なし 完全にオリジナルなのです 「構造塾」で木造住宅の耐震性能という難しい専門分野を伝えていたある時 塾生から 「難しい構造がとても分かりやすい」 「それ以上に、あなたの伝え方を学びに来ている」 と言われました それが、一人ではなく何人にも・・・ しまいには「伝え方」の講座をやって欲しいとの要望まで!! そこで、自分自身の伝え方を客観視し、 伝えるとき考えて

          難しい専門分野を「分かりやすく」伝える

          できる、できないの微差

          日々考えていること 「できない」最大の理由は 本人が「できない」と決めるから だから一歩も踏み出さない 当然「できない」ままで終わる 「できる」最大の理由は 本人が「やりだす」から 「できる」と決めることができなくても 一歩踏み出し「やりだす」から 「できる」に近づいていく 結果「できてしまう」 SNS発信も、構造計算も同じこと 「やりたい」と言うけれど 一歩も踏み出さない人が多い SNS発信したいと言いながら、 忙しいからできない、発信することが

          忙しさも意識で変わる

          忙しい意識がない たぶん、 タスクを俯瞰すると かなり忙しいと思われる しかし、 自分自身で忙しい意識がない これは、 いつも平常心でいるからだと思う 忙しくても焦ることがない (ちょっとは焦ったほうが良いときも多々ある) だから、 自然体でタスクを処理している あと、 忙しいと口にすると、仕事が止まる気がする もう満タン!というコップには、 これ以上飲み物を注げないように、 忙しいと聞けば、仕事をお願いできないと思われるような気もしている それもあ

          SNSは遊び?仕事?

          「忙しいのに、たくさんSNS発信していますね」 と、よく言われます また、 「仕事が忙しくてSNSなどする暇がない」 と、よく聞きます SNSは情報発信、ブランディング、マーケティングなど 重要な「仕事」です だから、しっかりと時間を掛けて取り組んでいます

          言わないことは「不要」ではない

          今日も聞こえてきた 「言わないからやらない」 この考えは、もうやめましょう! 建築士や建築業者と話していると 「言わないからやらない」とよく言われます。 ・お施主様が、耐震等級3と言わない  だから耐震等級1でよい ・お客様が、構造計算と言わない  だから構造計算しない ・お客様が、長期優良住宅、住宅性能評価と言わない  だからやらない 言わないことは「不要」という意味ではありません。 言わないことは「信用している」という意味です。 しかし、 「言わないかやらない」は信

          言わないことは「不要」ではない

          地震被害に「正解」を求めすぎない

          能登半島地震について。 各所から、 状況に関する解説や取材依頼が来ています。 しかし、 僕自身が現地入りしているわけではないので テレビやネットによる情報から 耐震、地盤に関する一般論を述べています。 その際、 情報はある程度、細分化してお伝えしています。 耐震性、キラーパルス、液状化、津波など 当然ですが、地震被害は複合的に発生します。 能登半島地震の被害に「正解」などありません。 しかし、 どうしても「正解」を求める方が多いようです。 その気持は良くわ

          地震被害に「正解」を求めすぎない

          耐震性能を本気で考える!

          これから木造住宅を建てる人は、 耐震等級3にしてほしい 今、既に木造住宅に住んでいる人は、 耐震補強をしてほしい 地震発生するたびに、強く思います 「大地震など、いつ来るかわからない」 「発生確率が・・・」 「建築費用が・・・」 「耐震等級3まで必要か!!」 「耐震等級1で十分!」 「耐震性能は選択させるべき」 などなど、様々な意見があると思います どれも、人それぞれの考えであり 正解も間違いもありません それであれば 予防できることは予防してください 「天災」である