忍び装束

以前ある講演会に登壇させて頂いたとき
「出来るだけ一般の人のイメージのニンジャに寄せて下さい」と言うことだったので、不本意ながらも「楽しいのが1番かもね✨」と思い切り、それなりの格好をしていったら

「先生、さすが忍者っていう出で立ちですね」と言われたので、すかさず「あ、これは趣味のコスプレで~す✨」とお答えしました😃

司会の方の慌てっぷりと言ったら……
あのズッコケ感がたまらず、以降二度三度繰り返しております😁💗

私の知るかぎり、大正~昭和にかけて忍(工作員・密偵)として動いた人は、ああいう格好はしていませんでした。

忍の衣装は動きやすさと目立たないことを第一として、基本どんな格好でも良いのです。

私の師匠なんか海老茶のよれよれのスーツと革靴で何日か山に入っているときもありましたよ。
どろどろになった私を見て「密の上手はパッと払えばそのまま町に出ても誰も怪しまないものだ」と、嘆かわしそうに言っておりました。

たまに作業服。または行者姿、時に墨衣。昔ながらの装束は、写真のように裏の黒い羽織と藍染の股引、地下足袋時々草鞋。真田紐のボロボロの腰帯。藍染の長手拭、信玄袋。

辻の占い師に声を掛けられたかと思ったら師匠だったり(アルバイトだったらしい。)……一度など関西のヤ⭕ザかよ?みたいなむちゃくちゃな格好をして現れたこともありましたね(笑)

とにかく(定型)なんてものは無いんです。

だから、みんな思い思いのニンジャイメージで、エンジョイするのも良いんじゃないかなと思います👍✨楽しいのが1番✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?