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初めてメンバーを持つマネージャー(管理職)のイロハの「イ」

<目次>・管理職って何する人?・そもそもマネジメントって?・自分が何タイプか認知しておく・まとめ

管理職って何する人?

初めて管理職になった人がまず行き止まるのが、『管理職って何するの…?』と言うことですよね。一般的には様々なシーンでのマネジメントを求められます。1番イメージ付くのはメンバーマネジメント。ただ、これ以外にもマネジメントすることは沢山あって、部署内の折衝、部外の人との折衝、上司への折衝、メンバーの顧客との折衝…とにかく、ありとあらゆる、人が関係しているところのマネジメントができて、初めていい管理職だと思います。言葉遊びですが、管理職は"人と人との間に入る仕事"なので、それこそ人間力も、スキル以上に求められるのです。

名選手が名監督とは限らないとはよく言いますが、それはスキルはあるけど人間力・マネジメント力がない人のことを指しているんじゃないかな?と個人的には思います。

そもそもマネジメントって?

ここからが重要なポイントです。また、人によっては意見が分かれるでしょう。

僕なりの定義がありまして、マネジメントとは『成果を出すために、人・組織を適切に動かすこと』だと思ってます。

逆に、ガチガチに行動を制約したり、管理しちゃったりするのはマネジメントとは言わないと思っています。それは単に、自分を安心させたいがための、エゴかなと。つまり、ガチガチ管理しちゃう系の人(管理職の方)ってベクトルが"自分"に向いちゃってるんですね。自分を安心させるために、人を寸分違わずにコントロールしたい、みたいな。

でも多くの場合、マネジメント初めての人って結構ココから入っちゃう気がします。なぜなら、このガチガチ管理の方法が昔は主流だったので先輩からはそう教わるし、何より、1番手っ取り早く始められるし、頭を使わなくていいからです。
ただ、本来マネジメントとは、頭も身体も時間も神経も使う役割です。管理を始めちゃうと、管理することが目的になっちゃって、本来の目的である、組織(チーム)で成果を残すために最善策は何か?ってことに目がなかなか行かなくなっちゃうんですよね。「管理すれば、成果が上がるはずだ」「管理すれば、みんな本気を出してくれるはずだ」という具合に。

かなり余談なのですが、最近の20代の若いビジネスマンの方と、私よりもお年を召した40代の方ですと、コミュニケーションの仕方(人間関係の深め方)が、それこそ、断崖絶壁並みに隔たりがあるな、と感じます。

(もちろん異論はあると思いますが)20~30年前であれば、上司と部下って1回飲みにいけば「盃を交わした親分子分」みたいな関係になれたと思うのですが、今の若いビジネスマンの方は、SNSやバーチャルな世界で繋がりを作ることに慣れているので(優秀)、リアルでの距離の縮め方が主流だった世代とは正反対の人間関係の作り方が当たり前です。彼らと関係性を作るのであれば、近づき過ぎず離れ過ぎず、かつ、徐々に徐々に距離を縮めていくことが近道だと思います。(1回飲みに行ったくらいでは、距離が近くどころか、本音も1mmも引き出せません。)

じゃあ、若いビジネスマンが若いビジネスメンバーを持つと上手くいくかと言えば、これがまただいたいどん詰まります。なぜなら、彼らは自分と違う価値観の人を動かした経験が、年長者と比べて極端に少ない。(何を隠そう、私も圧倒的にそうでした…)

自分が何タイプかを認知しておく

そして、これも重要ですが「自分が何タイプの人間なのか」を早いタイミングで認知しておくことです。

管理職になりたての方は、何でもかんでも全てにおいてメンバーよりも秀でよう、完璧でいようとしますが、これはもう無理です。もしそんな管理職像を持っていたら、諦めましょう。大概(99%)の人は無理です。

何でも完璧にしようとする前にしなければいけない超重要なことがあります。それは、

『自分ができないことを、メンバーにオファーすること』

です。もう、これに限ります。つまり、助けてもらうのです。『お願い手伝って!助けて!』です。そして早く、部分的にでも自分より優秀な右腕候補を見つける、もしくは育てていくんです。そして、オファーしたからには、オファーしたものに対して最大限支援する。感想は言ったとしても、(なるべく)口は出さない、(なるべく)手も出さない。なぜか。

ここで思い出してください。冒頭でマネジメントの定義をお話ししました。

『成果を出すために、人・組織を適切に動かすこと

です。マネジメント層は、組織で成果を残すことが1番の役割なのですから、全部の業務を薄〜く広く自分でやってしまうのは、職務怠慢なんです。それよりも、自分の得意分野や人に教えられる分野は自分で頑張り、他、自分じゃ力不足な業務については、得意な(得意になりそうな)人に任せてしまい、組織で成果を最大化するというのが、ちゃんと自分のこと(タイプ)が分かっているマネジメント層のやることです。

まとめ

もっとたくさん発信できそうな内容あったのですが…マネジメントのスタンスの話だけでかなりの量になってしまいました。。。もっと知りたい人がいるのかどうかも分かりませんが、もし「もっと他のマネジメントの話も聞いてみたい」という方がいらっしゃればリクエストしてください!頑張って書きます。合間に。できるだけ。

今日も楽しく、頑張りましょう。

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