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【酒逢店主・酒の肴10分チャレンジ#1】ひやおろしと合う!アジのなめろう和風&洋風ブルスケッタを作ってみた

以前、こんな告知をしてたんですが、遂に始動しました。

タイトルなんてものは思いつきなんで、秋の空のように移ろっていきますねw
とりあえず、【酒逢店主・酒の肴10分チャレンジ】としてしばらくやっていこうと思います。

企画趣旨は…

- 以前肴塾をやってた時の謎のお料理講師 ”塾長” に教えてもらう形で
- その時の旬のお酒に合うようなお料理を
- それも、料理ド初心者の酒逢店主が、10分程度で作れるようなやつを
- 実際に作ってみて、レシピや写真などをご紹介
- 更には実際にその時期のお酒と合わせてみて
- こんなお酒がぴったり来る!とお酒の方もご紹介する
- なるべく(なるべく)定期的に発信する企画
にして参ります。

さて、初回はアジのなめろう、和風&洋風ブルスケッタ

料理時間:10分…じゃなかったな、でも次は絶対10分以内でいけます(たぶん)

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材料/一人前 は以下
- アジ(大きめ一匹)
- みょうが(半分)→洋風
- きゅうり(半分)→洋風
- 塩・こしょう・オリーブオイル→洋風
- ねぎ(ちょっと)→和風
- 味噌(10円玉大)→和風
- 青唐(さきっぽ、ガチでちょっと)→和風
- 新生姜(5cmくらい)→和風
- バケット(3~5キレ)

ちなみになんで"なめろう和風&洋風ブルスケッタ"なのか

一般的にお酒とお料理を合わせるときには…”同調”という考え方がありまして、さっぱりした酒にはさっぱりしたつまみを(淡麗辛口⇔白身の刺し身)、ちょっと雑味がある酒にはちょっと雑味があるつまみを(熟成系⇔エビ・カニとか)、濃醇旨口のお酒には旨め甘めのつまみを(濃醇旨口⇔肉じゃが的な)合わせると良い…という考え方です。

てなことで、旨味たっぷり+熟成香のひやおろし・秋あがりには…
- 秋口の脂ののったアジに
- 味噌で旨味をふんだんに
- 新生姜で更に旨味と、なんなら爽やかな香りと
- みょうがでちょっと苦味のアクセント
- オリーブオイルの香りなんかも
- ブルスケッタだと、なんとなくオシャレに見えるかな?

そんな感じでぴったりと調和してくれるんじゃないか…と思った次第なんです。

共有の工程

アジ三枚おろし→骨抜き→きっちり水切り→アジこま切れに→半分づつ分ける

バケット切る→レンジでチン(600wで1分くらい)

和風の方の工程

アジ(こま切れ)に、新生姜(こま切れ)とネギ、青唐辛子のかけら、味噌投入→まぜまぜ→盛り付け

洋風の方の工程

アジ(こま切れ)に、きゅうり(細切り)とミョウガ(細切り)投入→オリーブオイル適量→まぜまぜ→ 塩コショウでお好みの味の濃さに→盛り付け

完成!

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教わってる時はなんだか眉間にシワ寄せて、たまに深くため息ついて、爆弾処理班くらいの真剣さで取り組んでいましたが…書き出してみると、切って混ぜてるだけなんですよね…

でも自分で言うのもなんですが、普通に美味かったですね。居酒屋で出てきたら…、800円なら笑って払えるレベル。

さて、これに合う【ひやおろし】・【秋あがり】は…

順不同で3つあげます。

昇龍蓬莱 きもと純米吟醸 辛口師匠 ひやおろし(大矢孝酒造/神奈川)
日本酒度+13、酸度:1.7 alc 15度 精米歩合60%

繁桝 特別純米 ひやおろし (高橋商店 / 福岡)
日本酒度+2、酸度1.3 精米歩合60% alc17度

四季桜 純吟辛口原酒 akira秋桜 (宇都宮酒造 / 栃木)
日本酒度+1.7、酸度2.3、精米歩合55% alc 18度

どのお酒も、まだ在庫ありますので、気になった方はぜひご購入をご検討下さい😁ご来店頂いてもでも、SNSで「買いたいんだけど」とコメント頂いてもOKです。スタッフがフォロー致します。

分析など

今回、飲み比べたのは全て、最近入荷したひやおろし秋あがり
敢えて選ばれなかったお酒の銘柄名は触れませんが、当然、上記3銘柄も、上記3銘柄以外のお酒も、どれもそれぞれ円熟味、熟成感、熟成香がある、単体では素晴らしく美味しい、秋の限定酒です。

では何故、その中で、この3銘柄のひやおろしが、なめろうと美味いね!と感じたのかといえば、共通点は…香りが甘くないこと、かな…と。

なぜかと言うと、日本酒度(辛口指数、+の数値が大きいほど辛口)で比べると、昇龍蓬莱は+13と大辛口ですが、他の2銘柄はそれほど辛口でもない(繁桝+2、四季桜+1.7)。つまり「辛いから魚料理と合う、甘いから合わない」…ではない。

実際飲み比べた他のお酒は+3だったり+5だったり、辛さだけでいったら、繁桝より四季桜より辛かった。だけどそれらを飲んだ時に、辛さがどうこうよりも、今回のなめろうの香味とフィットしない、主張する甘い香りを感じてしまった…、なので「ん~、これよりさっきの方が合うなぁ」と。

まぁただ、今回の話は、あくまでも、なめろうに(それも私が作った特定の味付けのなめろうに)合う合わないの話であって、選ばれなかったお酒が美味しくないということではまったくないです。肉じゃがには、天ぷらには、チーズには、そっちの方のお酒がフィットする、そういうもんです。

そのあたりの考え方は、以前書いた「美味しいお酒は、強い格闘家と似てる」って投稿に書いてありますのでぜひご参照下さい。勝ち負けは、格闘家が強い弱いももちろんあるけど、試合会場とルールで決まる部分もかなり大きいんです。

という事で、【酒逢店主・酒の肴10分チャレンジ】の初回、いかがだったでしょうか?少しでも面白いと思って頂けた方は、ぜひスキ・シェア・フォローを頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

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