社会人1年目からの 「これ調べといて」に困らない情報収集術。情報収集の技術・コツとは【ビジネス書感想まとめ要約】
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今回の記事も自身のアウトプットという目的でのnoteです。
新入時からこれまでで160冊読んできた中から、メモをぱらぱら見返しながら書籍の紹介記事を書いてまいります。最近も読書が増えています。
本日は最近読んだ「社会人1年目からの 「これ調べといて」に困らない情報収集術。」のレビューです。
情報収集の技術を知っているか知らないかでビジネスパーソンのスキルはまったく異なる。活躍するには「正確な情報を素早くつかみ、自分なりに加工して発信できる」かどうか。
*本書の後半は”資料作成”についてだったので本記事では省略しています*
こちらもAmazon Kindle Unlimitedで無料で閲覧できましたのでお勧めです。
社会人1年目からの 「これ調べといて」に困らない情報収集術 個人的評価:☆☆☆☆★
本書では、社会人として身につけておきたい情報収集の方法を紹介。
どこで調べればよいか、情報のどんなところを見れば良い資料が作れるのか、これを読めば丸わかり!
それぞれ、絶対にNG!(だめじゃん)、基本的な考え方(まずは基礎)、ワンランク上の仕事(やるじゃん)が一目でパッとわかる構成になっています。
1.本書での基本的な考えかた
情報収集とは「今まで知らなかった世界に自分を投入することで、新たな知識を得て自分を発展させること。」
(1)仕事の発注者の調査の背景を理解し、資料の満足条件を確認する。
①納期:いつまでに作るか。
②目的:資料を作って達成したいことは。
③対象:上司だけか、もしくは上の役員層も見るのか。
④手段:報告手段はなにが望ましいか。
⑤結論:どんな結論を導きたいのか。
⑥現状:上司はどの程度詳しいのか。
(2)資料は会社の役に立つものであるべき。
(3)情報の種類を把握し、価値ある事実をつかむ
(4)情報はつねに疑う。
その情報が示していることがもしかしたら「一側面にすぎない」もしくは「間違っている」のではないかという冷静な視点でとらえること。
統計的なデータといっても完璧なものではなく、特に極端な結論は疑うべき。
(5)情報収集は時間が命
顧客の満足基準はまず「納期遵守」にある。「その資料はもういらない」と言われる可能性もあるため。
また、資料中で使う情報の鮮度としての時間も重要になる。業界の勢力図を作成するにあたって10年前のデータや情報を使っても仕方ないため。
2.資料は会社の役に立つものであるべき。
情報収集とは「調べる行為」と同時に「考えること」であり、仮説を検証し続ける行為でもある。
何かと何かの連関性を見つけたり、コスト削減できる、売り上げが伸びる、等の「情報から新たな発見を導くこと(=実利を追及する)」ができているか。
論文と同様で、これらのような新しさがないと存在意義はないと言い切っています。
誰も気づかなかった視点で解釈することが必要です。
3.情報の種類を把握し、価値ある事実をつかむ
①一次情報 情報源から直接得たもの。会話やインタビュー
⇒これを情報収集するように努める。
②二次情報 情報源から間接的に得たもの。新聞、書籍、メディア、等
※一次情報に触れた人が、加工・処理して新たな情報として作ったもの。
三次情報 情報源がわからない、何重にも編集しなおされたもの。
対象からでた情報が「事実」「分析」「希望」なのかを明確にする。
例)今年は2015年と比較して春物衣服の売上が5%落ちている。
きっと気温が下がったからです。
夏からは挽回すると思います。
・本当に気温が下がったからか?
・夏から挽回する根拠は? と情報を疑うようにしましょう。
【参考:雲雨傘との関係】
「雲:事実、雨:推測、傘:アクション」ですね。上記の例文では売上が落ちているのが事実ですが、残りの2つは単なる推測ですね。しかも「夏からは挽回する」は文中に根拠がなく、推測なのかもわかりません。
4.まとめ
以下の5原則を押さえた資料を作成する。
(1)仕事の発注者の調査の背景を理解し、資料の満足条件を確認する
(2)資料は会社の役に立つものであるべき。
(3)情報の種類を把握し、価値ある事実をつかむ
(4)情報はつねに疑う。
(5)情報収集は時間が命
以上で、まとめは終わりです。
情報収集は日ごろの業務で切っても切れないものだと思います。ですので、この中から1つでも実践してみて身に付けていきましょう。特に資料作成に必要な6つの条件だけは最低でも覚える必要がありそうです。
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以上
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