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ほぼみんなが「引きこもりは見守ってあげましょ^^」と言うわけ

(この記事は2021年2月24日に更新されました)

こんにちは!

若者の不登校・引きこもりを支援するnpo法人高卒支援会、卒業生で大学生インターンの宮本はるかです。

高卒支援会は、

引きこもりは時間がかかっても外に連れ出すことが大事!8050問題予防のために放置してはいけない!

というスタンスでアウトリーチの支援を重視していますが、

民間の他の引きこもり支援団体は圧倒的に

「引きこもりは自分から外に出られるまで見守ってあげましょう^^」

のスタンスで取り組んでいるところが多いんです。

なぜでしょうか?

アウトリーチ支援はリスクが高いから

なんです!

1.アウトリーチ支援のリスクの高さとは

アウトリーチ支援はかなり危険な手法なんです。

例えば、当会は過去にアウトリーチ支援に行った際、訪問スタッフが引きこもりの子にエアガンで撃たれたことがあります。

その子は現在すっかりまっすぐな子になり、引きこもりの子への訪問支援をする側になりました^^

それ以来、訪問支援には防弾チョッキを着ていくというリスクヘッジを始めたんです。

また、引きこもりの子に包丁を持って立てこもられたこともあります。

親御さんは警察を呼ぼうか高卒支援会に相談するかで迷われたそうなのですが、警察を呼んでしまうと捕まってしまうので、それは止め、

なんとか武装解除させました。

その子はお母さんを殴って10針縫わせるような子でしたが、今は全然バイオレンスではありません!^^

現在公務員として某区役所で真面目に働いています。


やっぱり引きこもりの子に対して第3者が介入しに行くと、時にこういうことが起きてしまうんです。

それが怖くて「見守ってあげましょう^^」型スタンスで支援を行う団体が多いのもしょうがないと思っています。

でも、

2.放置することのリスクのほうが長期的

なんです!

(※ここは高卒支援会の方針語りになります)

前も書いたのですが、「見守る」って、「放置」を美化した言葉だと思っています。

ゆくゆくは8050問題など、家族に迷惑や負担をかけてしまう引きこもりとなってしまいます。

例としてはこの記事も良いです。長期化した引きこもりとその周りの家族の痛切な叫びが綴られています…


3.支援方法に正解はない

高卒支援会はアウトリーチ支援を推してはいますが、そうではない方法が本当に向いている子もいると思うんです。

私たちは引きこもりの子本人が支援方法を自分で選べる世の中にすることが一番よいと考えています。

確かに、外に出ることだけが全てではないです。

今の時代在宅ワークという言葉もありますしね!

社会の中で何か自分ができることを見つけられればその場所はどこでもいいんです。

4.おわりに

最近私と理事長竹村で各自治体の議員さんにアウトリーチ支援の必要性を1人1人にお話しさせてもらってます。

アウトリーチ支援が大事ですねと共感してくださる方もいて嬉しいです。

行政が運営している教育支援センターはアウトリーチ支援を行っていないのでその自治体の5-10%の引きこもりの子しか救えてないんです。

アウトリーチ支援にはリスクが伴いますが、防弾チョッキを着用したり時間をかけコミュニケーションを取ることを大事にすれば、そのリスクは軽減されます!

次に読むなら


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を始めてますのでぜひご利用ください。

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【【ボランティア】元不登校の中学生、高校生によるボランティア活動でエプロンを作ってみたpart1】
この動画は元不登校、引きこもりの通信制高校・フリースクール生徒による日常の様子です。中には数か月前まで不登校や引きこもりだった中学生、高校生もいます。 生徒が幹事を務め、目的地へのルートを調べたり集金をしたりしています。 今回は、エプロンを制作するボランティア活動の様子を撮影しました!

【【通信制高校】元不登校の中学生、高校生による課外活動in上野公園ボートレース】
この動画は元不登校、引きこもりの通信制高校・フリースクール生徒による日常の様子です。中には数か月前まで不登校や引きこもりだった中学生、高校生もいます。 生徒が幹事を務め、目的地へのルートを調べたり集金をしたりしています。 今回は、アメ横企画の後編です。 前編はこちら(https://youtu.be/jg2PSqucYtw) お昼後に、上野公園の不忍池でボートレースをしにいきました。

https://www.youtube.com/watch?v=pysi7k4yX5c

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当会会長・杉浦孝宣の著書をご案内します。2019年発売の新書「不登校・ひきこもりの9割は治せる」です!当会の生徒たちが不登校・ひきこもりからいばらの道を進み社会復帰できるようになったストーリーを数多く掲載しています。杉浦の著書を読んで相談面談を申し込んだ、と言ってくださる保護者の方も多くいらっしゃいます。書店、Amazonで購入可能です。

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当会は不登校・ひきこもり支援の評判を聞きつけて下さったメディア関係の方々に日々取材を受けています。新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど多様なメディアで紹介していただいているのですが、最新は朝日新聞さんに取材を受け11月5日に13面(私の視点)にて「中高生の引きこもり支援 行政は訪問体制を整えよ」という記事を載せていただきました!​


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