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今回は、当会が考える、学習障害をもったこどもへの学習指導のしかたをお届けします。

学習障害(Learning Disability:LD)とは


学習障害は、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害の一種です。

LDのタイプは読字障害(ディスレクシア)、書字障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュリア)に分かれています。


人によって症状の表れ方が異なったり、意識しないと気づかれにくいことも多く診断が難しい障害でもあります。学習障害は、何らかの脳機能の障害が想定されていますが、脳の部位や原因は特定されていません。

(参考元:リタリコジュニア様)


ひとりひとりに合わせた対応で居場所づくりを


学習障害でよくあるご相談だと、黒板の板書が追い付かない・読むスピードが遅くて授業についていけないなどが挙げられます。これについては、個々に合わせた対策が必要になります。

例えば、俳優として世界的に有名なトムクルーズさんは、ディスレクシアと言われていて、台本を読む際にはマネージャーに読み上げてもらってセリフを記憶していると聞いたことがあります。

学習障害について考えると、個々にあったペースで勉強ができる居場所が必要だということがわかりますね。


そのためにはどの学校が最適?


ひとりひとりに適した学校と言えば、都内であれば都立のチャレンジスクール、エンカレッジスクールといった定時制高校が候補にあがります。しかしこちらの定時制高校では、卒業に4年かかる子が半数です。3年で卒業したければ目標をもって生活していくことが大切ですね。

都内ではなく全国に広げてみてみると、通信制高校が候補となるでしょう。レポートと呼ばれる通信制高校の課題は期限が決まっていますが、進め方や速度は個人の自由なので好きなように計画を立てることができます。


時間の使い方が自由な通信制高校


このような特徴がある学校は、学習障害もちのこどもなど周りのペースに合わせなければいけない環境での学習が苦手な子に適しているのではないでしょうか?

当会の生徒では、受験向けなどの勉強に集中するため1か月で終わらせる子もいれば、ゆっくりと半年かける子もいます。時間の使い方がとても自由なんです。

また取り組みとしては、板書はノートに拘らず、タブレットやPCを使ってもよいことにしています。調べるものがある場合、スマートフォンなどを使用してもらっています。板書は、写真を撮ってゆっくり書き写す子もいます。

このように、学習障害のこどもさんには通信制高校のメリットを享受できることが多いと当会は考えています。

質問・相談は随時受け付けております。コメント欄でも大丈夫です!


今回もお読みいただきありがとうございました!

ここからは当会についてのご案内です!

当会代表著書のご案内


当会代表・杉浦孝宣の著書をご案内します。2019年発売の新書「不登校・ひきこもりの9割は治せる」です!当会の生徒たちが不登校・ひきこもりからいばらの道を進み社会復帰できるようになったストーリーを数多く掲載しています。杉浦の著書を読んで相談面談を申し込んだ、と言ってくださる保護者の方も多くいらっしゃいます。書店、Amazonで購入可能です。

代表本

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当会は不登校・ひきこもり支援の評判を聞きつけて下さったメディア関係の方々に日々取材を受けています。新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど多様なメディアで紹介していただいているのですが、最新は2020年5月29日のNHK首都圏ネットワークです。当会がコロナ禍で行っている不登校・ひきこもり支援について取り上げていただきました。全てのメディア掲載履歴はこちらから!

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