見出し画像

仕事や人生を前に進める、『今年の10冊 - 2022』

「自分の知ってる世界に閉じこもった者から、老害は始まる」とは、じゅくちょうの意見です。読書は地味なように見えて、自分の考えをアップデートする最良のツール。気付きの多い本には人生を変える力がある、ということで個人的に影響を受けた本をご紹介してまいります。

記録に残さない経験は、ただの自己満足

いろんな方が研究や実践を本に残してくれたおかげで、今年も素晴らしい書籍に出会えました。記録に残し、本にしてもらえなければ、世界中の素晴らしい人の研究や実践を知ることはないので本当にありがたいですね。著者はもちろん、翻訳者も流通者も、ありがとうございます。

ためになった多くの本の中から、今年特に影響を受けた本を厳選してTOP10を作ってみました。(※作品の優劣ではなく、現時点での「気付きの大きさ」の違いです)星評価と簡単な解説を載せてみたので、ぜひチェックしてみてください。今抱えている課題や、来年の目標への良いヒントになれば嬉しいです。

今年の10冊+次点3冊

第10位 人体大全

 - なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか

読みやすさ  ★★★☆☆
衝撃の大きさ ★★★★☆
活用しやすさ ★☆☆☆☆

・「考えてみればすごい、不思議」と思うような体の機能を解説
・骨、皮膚、口など、部位ごとに章立てられているのでイメージしやすい
・応用は難しいけど「もっと体を大切にしよう」と思わせてくれる一冊

第9位 運動脳

読みやすさ  ★★★★☆
衝撃の大きさ ★★☆☆☆
活用しやすさ ★★★★☆

・「運動が体に良い」とはどれほど良いのか? 具体的効用を解説した一冊
・体を動かすことで仕事が捗るイメージが湧き、実際に運動習慣も改善
・文章展開がわかりやすく、コンパクトサイズで持ち運びにも◎

第8位 経営者の条件

- ドラッカー名著集1

読みやすさ  ★★★☆☆
衝撃の大きさ ★★★☆☆
活用しやすさ ★★★☆☆

・「知的労働は数値や成果が見えにくい」という課題と向き合う一冊
・知的労働とは何か、管理職の成果とは何か、定義が明確になる
・名著『マネジメント』より分量控えめ、ドラッカー入門としてオススメ

第7位 塞王の楯

読みやすさ  ★★★★★
衝撃の大きさ ★★★☆☆
活用しやすさ ★★☆☆☆

・舞台は滋賀、豊臣から徳川へ時代が移り変わる時代を綴った歴史小説
・どんな鉄砲も防ぐ石垣職人vsどんな石垣も壊す鉄砲職人、現代版の矛と盾
・「平和な世を実現する」というビジョンとの向き合い方を考える一冊

第6位 ストーリーが世界を滅ぼす

 - 物語があなたの脳を操作する

読みやすさ  ★★★★☆
衝撃の大きさ ★★★★☆
活用しやすさ ★★☆☆☆

・人間の心理心理にストーリーが与える影響の大きさを解説
・ストーリーの「負の側面」への理解が深まる、リーダー必読の一冊
・事実より物語を信じやすい大衆とどう向き合うか、炎上社会の理解にも◎

第5位 Think Again

 - 発想を変える、思い込みを手放す

読みやすさ  ★★★★☆
衝撃の大きさ ★★★★☆
活用しやすさ ★★★☆☆

・テーマは「どうすれば、人に考えを改めさせることができるか」
・思考のメカニズムがわかりやすく書かれていて、説得スキル向上に◎
・やや分量が多く、実際のシーンに応用するにもひと工夫は必要かも

第4位 ティール組織

 - マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

読みやすさ  ★★★☆☆
衝撃の大きさ ★★★★★
活用しやすさ ★★★☆☆

・人類の発展に伴う組織の発展や「組織観」への理解を深める一冊
・「組織はピラミッド型とは限らず、さらに進化する」と期待が持てる
・実践には時間がかかりそうだけど、取り組んでみたくなる内容が満載

第3位 限りある時間の使い方

読みやすさ  ★★★★★
衝撃の大きさ ★★★★☆
活用しやすさ ★★★★☆

・仕事をクリアすれば更なる仕事が増える、という社会課題に言及した一冊
・すべてのことをする時間はないと受け止めた上で、どう時間を使うか
・「本当に大切なことに時間を使おう」と思えて、時間の使い方も変わる

第2位 Who You Are

 - 君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

読みやすさ  ★★★★★
衝撃の大きさ ★★★★★
活用しやすさ ★★★★☆

・チームやコミュニティに「文化」を築くための理解を深める一冊
・モンゴル帝国や武士道など、歴史上の事例が豊富でわかりやすい
・自社の文化形成にも使えそうな問いが多く、ブレストに活かしやすい

第1位 Zero to One

 - 君はゼロから何を生み出せるか

読みやすさ  ★★★★★
衝撃の大きさ ★★★★★
活用しやすさ ★★★★★

・講演内容を書籍した一冊、シンプルで読みやすい上に内容もすごく濃い
・探求テーマは「自分だけが真だと思っていることは何か?」
・「資本主義と競争は相反する」など、世間の常識を覆す内容が満載
・独自性や創造性の価値が語られていて、今までにない挑戦への希望になる
・日本や地域の常識に囚われずに考える、世界的な視点で考えられる

(次点:人に紹介して喜ばれたもの)

「レトリックと詭弁 − 禁断の議論術講座」

「人に頼む技術 − 嫌な顔をされずに人を動かす科学」

「新1分間リーダーシップ」

あなたが影響を受けた一冊は?

何か来年のヒントになりそうな本や、共感できそうな本はありましたか? ぜひあなたが今年影響を受けた本も教えてください。読書習慣がある人は、「今年の10冊」を作ってみるのオススメです。

来年はどんな知恵や気付きに出会えるのか、引き続き楽しんでいきましょう。ご覧くださってありがとうございました。
じゅくちょう


サポートがあると、自信と意欲にますます火がつきます。物語も人生も、一緒に楽しんでくださって、ありがとうございます。