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TKK7000系の東洋車と日立車の違いとは(模型編)

先日こちらの記事( https://note.com/koushincarfirm/n/neb4ecc715ab9 )で実車におけるTKK7000系の東洋車と日立車の違いを紹介させていただきましたが、今日は模型でK社完成品から日立車を作る際にこだわってみたい点を紹介させていただきます!

スtkk7000

①屋根
何は無くとも、屋根だけは交換する必要がありますね。ヒューズ箱につながる配管の引き回しの差ですが、鉄道模型は上から見ることが多いので目立つ点です。

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②車番
完成品なので印刷されている車番を貼り替える必要もありますが、印刷された車番を剥がすのは完成品ならではの美しい塗装が傷付くリスクが懸念されるところ…
頒布品に付属する車番ステッカーを使えば、印刷されている車番の上から貼り重ねることで、簡単に変更することができます。

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(写真はイメージです。収録内容は変更の可能性あり。)

③ライトケースの形状
これは東洋車と日立車の違いではなく、製造時期による差ですが、9次車である7040までがステンレス製ライトケース(小判形)、10次車である7041以降がFRP製ライトケースです。
そこでライト形状が小判形の初期車を作りたい!という方のために、ライトケースパーツも先頭車両数分付属します。
もちろん「日立車の後期車」を作って、残ったライトパーツで「東洋車の初期車」を作るという一石二鳥な楽しみ方も!
中の人は小田急4000形導入前のパイオニア台車の試験にあたり小田急線を走行した「7019+7020」を作ってみたいところですが、先頭車だけの編成の場合動力をどうするかが課題ですね。

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④ヒューズ箱の形状
そもそも東洋車としても形状が不自然では?といった声も聞かれますが、日立車は角ばったヒューズ箱が特徴的です。作例見本ではヒューズ箱は鉄コレの7700系のものを使ってみました。

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⑤床下機器の違い
厳密には床下機器の違いをどこまで再現するかという点もあります。実車資料を分析する限り目立つところでは、制御装置・断流器・抵抗器などの形状や配置です。
ただ完成品の一体成型されている床下機器加工はやや難易度が高いのも事実。あまり目立つ場所ではないので省略するのも一つの方法ですし、改造やキット製作をしていると余剰パーツが溜まっていくでしょうから、良いものがあれば少しずつ交換していくという方法もありますね。

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頒布形態としては、実車編成例を参考に2両編成用、4両編成用、8両編成用をご用意しました。
パンタグラフの付く車両のみを3Dパーツに交換すれば良いので、経済的な加工ができる点もポイントです!
頒布品のご予約はこちら→ http://koushincarfirm.work/shopbrand/7700/

更新綜合車両事務所の中の人でした!

ぜひ公式ホームページにもいらしてください!
http://koushincarfirm.work

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