見出し画像

検索上位に来るためではなく、お客さんに届けるためのSEOについて

SEOを勉強しています。勉強すればするほど『なんで今までちゃんとSEOと向き合わなかったのだろう。』という後悔ばかり浮かんでしまいます。

今回は、そんな過去の私のような方に向けて、最近のSEO学習で学んだことをアウトプットします。

前提:SEOは誰のものかを考える

私がなぜSEOをしっかりやらなかったのかというと、私が勝手に持っていたSEOのイメージが悪かったからでした。

簡単にいうと、SEOとは『どんな手を使っても検索順位の上位に持っていくぜ!』のような悪めのノリかと思っていたのです。

しかしある本を読んでその考えが間違えていたことに気づかされました。

それがこちら。

『10年使えるSEOの基本』です。

そもそもSEOというのはGoogleのバージョンアップによってコロコロ変わるから、10年も使えるはずないだろう、と思っていたのですが、その考え方自体間違いだということに気づかされました。

そしてSEOとは検索順位を上げるためのテクニックではなく、検索者に対してしっかりと情報を伝えるためのテクニックだということがわかりました。

この考え方を最初に学べたのはデカかったです。

次からは、SEOについてどのように考えれば良いか、ポイントをお伝えします。


リサーチ:どういう言葉で検索されているのか確認する

まずは自分のサイトはどのような言葉で検索されているのかを確認します。

例えばパン屋さんのサイトの場合、検索者が

・家から近いパン屋はどこだろう
・メロンパンが好きなんだけど、美味しいメロンパン屋さんないかな
・会社終わってからも寄れるのか、営業時間を調べたいな

と行った情報を知りたいのに、パン屋側が

・当店の売りは地元産の小麦を使っていることです
・スタッフの仲がとてもよいパン屋です
・店長は名店〇〇で10年修行したのちに独立しました!

のような形だと、検索者の知りたい情報を提供することができなくなります。なのでまずはどのような言葉で検索されているのかを確認します。

リサーチ方法は「キーワードプランナー」「キーワードウォッチャー」「goodkeyword」などを利用すると便利です。


デザイン:選んだキーワードからどんなコンテンツを作るかを考える

キーワードの選定が終わったら、次はそのキーワードで検索して来た人向けに、どんなページを提供するのが良いかを考えます。

先ほどの検索者の例でいうと下記の情報を知りたい場合

・家から近いパン屋はどこだろう
・メロンパンが好きなんだけど、美味しいメロンパン屋さんないかな
・会社終わってからも寄れるのか、営業時間を調べたいな

「・家から近いパン屋」 → パン屋の場所を教えるページ

「・メロンパン探している」→ 自慢のメロンパンの情報を伝えるページ

「・営業時間」→ 店舗の営業時間を教える

といったように、キーワードによって提供するページが異なって来ます。

ここで、ユーザに有益なページを届けられるようにコンテンツ設計を行います。


リーチ:検索者とコンテンツをつなげる

コンテンツができたら、次は検索者とコンテンツをつなげる作業になります。せっかく良いコンテンツを作っても、検索者に見つけてもらわないと意味がありません。

そこで必要になるのがtitlemeta descriptionになります。こちらですが、簡単にいうと『検索結果の見せ方をデザインすること』となります。

例えば「パン屋 松本市」で検索した場合に下記のような結果だとどうでしょう。

スクリーンショット 2020-03-19 14.33.14

おそらくクリックされないと思います。

検索者が最初に見るのはこの画面になります。コンテンツがどれだけ充実していたとしても、このような検索結果だとクリックされなくなります。

なのでここを充実させる必要があります。

画像2

ここまで提供できれば安心かと思います。

よくtitleは30文字以内、meta descriptionは50〜100文字程度と言われるのは、こちらの検索結果で見やすいようにということです。


シェア:たくさん広めてもらう

良いコンテンツを書いたからOK!というのは一方で正しいですが、やはりコンテンツは広まってこそ価値があります。

これもむやみやたらにリンクを貼って広めてもらうというよりは、「有益な情報だからシェアしよう」と人々に理解してもらうことが必要になります。

ここら辺はコンテンツ作成と絡めて考えた方が考えやすく、

1. 「この記事は山田さんに有益だな」という風に考え、一旦山田さんにリンクをシェアする。

2. 山田さんは記事に対し『すごく良い情報だ!』と感動し、twitterでシェアする。noteで感想を書く。

3. 山田さんのフォロワーがその記事を見に行く

4. 山田さんのフォロワーがさらに記事をシェアする、noteを書く。

のようなフローを作れるとベストです。

良い情報は書いただけでなく、どのように広めていけるかまで設計できるとグッドです。



というわけで

SEOは検索順位を上げるもの、というよりは、検索者に適切な情報を届けるもの、という風に考えることでしっくりきました。

SEOとは何かよく分かっていない方に届けば良いなと思います。


・参考にした本

SEO = 情報設計という意味では、下記の本と合わせて読むと良いと思います。


読んでいただきありがとうございます。