見出し画像

西加奈子さんの『夜が明ける』を読んで考えた、新入社員が徹底するべき3つのこと。

仕事するにあたり何頑張れば良いですか?という質問を受けました。結論としては、未経験者や新人の方は下記3つだけ徹底すれば良いと思います。

1. わからないことは素直にわからないと聞く
2. 聞いたことはドキュメントにまとめる
3. そのドキュメントをシェアする

以下に理由を書きます。

1. 分からないことは素直に分からないと聞く

1番重要で1番難しいのが、分からない分からないことをわからないと聞くことです。

『こんなこと聞いて怒られないか。。』『こんなことも知らないのこと呆れられないか。』とか思いがちなのですが、そんな思いは不要です。分からないことは素直に分からないと聞きましょう。

先輩が新人に求めているのは、即戦力ではなく仕事を覚えてもらうことです。なので、何でもかんでも自分で解決するのではなく、早く覚えることを目的としましょう。そのためには、自分だけで考えるのではなく、早く助けを求めることを癖にすると良いです。

ここら辺は癖付けなので、例えば1時間悩んでわからなかったら聞く、くらいの自分ルールを作って対応すると良いと思います。


また、コスパの問題で考えた場合もすぐに聞いた方が良いです。例で考えてみます。

[前提]
自分:1時間1000円の時給。
先輩:1時間3000円の時給

下記の4パターンの対応方法があるとします。

[パターン]
A:分からないけど40時間自分で調べた結果、分かった。
B:分からないけど40時間自分で調べた結果、分からなかった。その後先輩に1時間で対応してもらった。
C:10時間調べ、分からなかったので先輩に聞いたら2時間で分かった。
D:全く調べず先輩に聞き、6時間教わって分かった。 

結果としては下記です。

[結果]
Cが1番コスパが良い。
A:40,000円
B:43,000円
C:18,000円
D:24,000円 

ということで、ある程度調べて分からなかったら聞く、が会社にとっては1番良さそうです。分からないことは素直に聞くようにしましょう。


[注意点]

もちろん無闇矢鱈に聞けば良いというものではありません。
同じ質問は2度しないとか、ある程度は自分で考えて、どの箇所がわからないのかを具体的にしておく、等はしておく必要があります。


2. 聞いたことはドキュメントにまとめる

聞いたことはドキュメントにまとめます。これには2つの理由があります。

1. 自分のため

正直1回聞いただけでは覚えることは難しいです。
もう一度同じことを聞かないために、ドキュメントに残します。未来の自分のためです。

2. 他人のため

自分が迷ってしまったことは、他の人も悩むことです。ドキュメント化して属人化を防ぐことで、次の人と次の人の教育係の人の工数を削減することができます。未来の他人のためです。


3. そのドキュメントをシェアする

ドキュメントは積極的にシェアしましょう。

2と関連するのですが、ドキュメントはどんどんシェアしましょう。可能であれば社外にも。同じことに困っている人は、社内外問わずいるのです。

会社としてナレッジ共有を積極的に行なっている会社として、ベイジさんやクラスメソッドさんがあります。私も非常にお世話になっています。参考にしてみてください。



以上です。

この3つだけやればとりあえず大丈夫だと思います。特に1が結構難しいのですが、1番大事なことだと思うので、心折れずにやっていきましょう。


西加奈子さんの『夜が明ける』を読んで。

どうしてこんなnoteを書こうと思ったのかというと、西加奈子さんの『夜が明ける』を読んでちょっと思ったことがあったからです。


以下ネタバレあるので、読んでない方は気をつけてください。



-------


主人公の1人がテレビの制作会社で死ぬほど働き、結局過労で倒れちゃうんですけど、その時に同僚や先輩が主人公に、『苦しかったら、助けを求めろ』って言うんですよね。

若い頃は周りと比べて悩んだり苦しんだり落ち込んだりして、『同僚よりも仕事ができるように思われたい!』と言う気持ちから仕事抱えたりしちゃうんですけど、それだと結局潰れちゃうんですよね。

私自身も過去を振り返ると、仕事1人で抱え込んで、挙句何も出来ずに結局迷惑かけてたこととかめちゃくちゃありました。(スーパーごりマッチョでした)

しかし、今思い返すと、助け求めてたらもっと上手くやれてたのになーと思うことばかりです。周りに助けてくれる環境があるのに、それを利用しないのはもったいない!

困っている時に助けを求めるのは皆さんが持つ権利です。助けてもらって、困っている人は助けていきましょう。


夜が明ける、読むのしんどいし体力が必要なので好み分かれると思うのですが、辛い中でも一筋の希望に向かって進んでいく物語なので、興味ある方はぜひ読んでみてください。


読んでいただきありがとうございます。