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「できる研究者の論文生産術」を読みました。読んだ感想など。

最近は仕事でドキュメント書きまくっていると伝えたら、友人におすすめされまして「できる研究者の論文生産術」を読みました。

誰におすすめか?

こんな方におすすめの本です。

  • 技術ドキュメントを書きたい!

  • 書いているけど、なぜか最後まで書ききれずWIPばっかり!

  • 納得のいく文章が書けない!

  • 書きたいけどそもそもスケジュールがない!

上記の悩みは皆さんお持ちだと思うので。皆さんにおすすめです。


私は文章を書くには下記2つが必要だと思っています。

  • 文章の書き方を学ぶこと

  • 文章を書く環境を作ること

この本は具体的な論文の書き方のHOWTOだけではなく、「執筆のための時間を確保しようぜ」とか「励まし合う仲間作ろうぜ」のような仕組みづくりのやり方も書かれています。なので、上記2つを満たせる本になっているのでとてもよかったです。ふむふむなるほどなと思いながら読みました。

よかった点

言い訳は禁物

まず第2章のタイトルが「言い訳は禁物」となっています。すごい、いきなり読者の言いたいことを禁止してきた。この章を読めば「でも、、、」とか「とはいっても、、」という言葉を言う気にはならないと思います。

進行状況を監視せよ

日々どのくらい書いているかの進行状況を監視し、データを取ることにより自分がどの程度書けるかがわかってくる。毎日の文字数を計測しているのがすごいと思った。

良い文体を選ぶ

良い文体を選ぶことの大切さ。良い文体というのは格好付けた文章ではなく、わかりやすい文章のこと。文章を書いているとついつい見栄を張って難しい言葉を使ってしまうけど、読者を思うとわかりやすり文章をつける方が良い。

まずはアウトライン、その次に執筆

この本には「アウトラインを作成せずに文章を執筆してはならない」という名言があります。
何も考えずに文章を書き始めると途中で何を書いているのかわからなくなり、当然イライラして目標の文章ができなくなってしまう。

『アウトラインで思考を整理する -> 文章を書く』というフローを徹底することが大事です。

ここら辺の話は、「迷走しない!英語論文の書き方」に詳しく書かれているので、興味ある方は併せてぜひ読んでみてください。

リジェクトされて当然

レビュー依頼すると、リジェクトされるのが嫌だという方は結構いると思います。が、リジェクトは100%されます。初稿で承認されることなんてほとんどないんじゃないかな?

とはいえたくさんのリジェクトは嫌だと思うのでおすすめを一つ。それは、レビューを頻繁に依頼することです。
特に初期のうちは認識が合っているかどうかのレビューは細かくお願いすると良いです。最初のうちに認識間違えてなければ、結論まで書き切るのが早くなります。
逆に、90%原稿ができた状態で初めてレビューしてもらうというのは避けた方が良いです。レビュワーも直すところたくさん合って大変だし、修正多くてレビュイー(あなた)もめちゃくちゃ凹みます。

今後やりたいなと思ったこと

書くためのサポートグループを作る

今まではひたすら一人で書いて、レビューしてもらってを繰り返していて孤独感があったのですが、本書を読んでグループを作るの良さそうだなと思い始めました。
お互いにサポートし合い、時には監視し合いで良い文章が早く書けそうな気がします。

本を書く

本を書くの楽しそうだなと思いました。やってみたい。問題はなんのテーマで書くのかということ。。

LINEでテクニカルライターをやっているmochikoさんの下記ブログを参考にやってみようかなと計画中。


ということで、「できる研究者の論文生産術」おすすめです。ぜひ。


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