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部下にイライラすることに自分の大切な時間を費やして本当にいいのか?

   上司としての意見を部下が素直に聞いてくれず、イライラしたり腹を立てたりすることは、誰しもが一度や二度、経験があるでしょう。例えば、期待する品質のアウトプットが出てこないとき、求めているスピードで仕事が実行されないとき、重要な会議中にも関わらず内職しているなど挙げればキリがありません。

 ただ、このようなことでいつもイライラしては、マネジメント効率も悪く、自身の精神衛生上にもよくない。もっとスムーズにマネジメントするには、どのようなアプローチをとったらよいでしょうか?

 そもそも、人は何にフォーカスするかで入ってくる情報が変わってくるものです。上記のように部下を批判してイライラしてしまう場合は、自分の意識が、理想の部下像にフォーカスされているのです。

 その理想像とは、”部下とはこうあるべきだ、部下とはこう振舞うべきだ”などの誤った虚像が挙げられるでしょう。ここに自身の多くのエネルギーを注いで本当にいいのでしょうか?また、そのこと自体にどれだけ気がついているでしょうか?

 この行為は、明らかに無駄であり、なんら価値を生み出す時間ではないのです。部下にイライラすることに私たちの時間を費やしてはいけないのです。
 
 フォーカスを充てるべきは、部下のダメな点をみて批判するではなく、どのように部下を活かすべきかである。部下を活かすにはどうしたらよいかにフォーカスを充てることで、そのための情報がどんどん入ってくるのです。批判視点から成長視点にフォーカスを変えることで、部下も自身も成長していくのです。

 きっと、今後のあなたは、部下にイライラする度に、相手の成長を促すことにフォーカスし続けられるようになっていくでしょう。

講師ビジョン代表取締役 島村 公俊

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