更生日記

数年前、僕はとある罪で逮捕され、留置所で三日間を過ごしました。

留置所がどんなものか、みなさんご存知でしょうか。
むき出しの和式便所、具が一切入っていない味噌汁、歯磨きの時間まで決まったスケジュール。決して生きた心地がしない場所です。

留置所は刑務官の管理下にあり、彼らの指示に従う必要があります。彼らの中には高圧的な方もいます。何をするときもニヤニヤ。犯罪者ですから、良い扱いを受けられるべくもないんですが、なかなか大きいダメージを受けた記憶があります。

拘置所の中は一切私物を持ち込めないため、自然と相部屋の者同士世間話に花が咲きます。自分の犯した罪にはじまり、バックについている反社会的組織の存在など。自分がどういう存在なのか、思い知らされる時間でした。

実刑判決を受けて塀の中で暮らした者の中には、刑務所で得たネットワークを使って再び罪を犯すものもいると聞きます。前科者が頼れるのは前科者、ということでしょうか。

このnoteは司法、行政に問題提起をしようとするものではありません。犯罪者は罪を犯したのですから、社会から制裁を受けてしかるべき存在です。

ただ、前科者、犯罪者の視点に立つと社会復帰や更生への道のりはとても険しいものです。一人で変わることはとても難しい。

自分が社会復帰をしていく過程をここに公開し、同じように社会復帰を目指している方にエールが送りたい。今罪を犯そうとしている方に踏みとどまってほしい。そういう思いで記事を書くことにしました。

私のnoteが社会の役に立つことを願っています。


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