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ユーザベース様での妊活・不妊治療セミナー開催報告と、私が感じたこと

こんにちは、コウノトリBenefitという「妊活と仕事の両立支援ソリューション」を企業向けに提供しています、株式会社メデタの伊藤です。

「はたらく幸せと家族をつくる幸せを両立できる仕組みをつくる」というミッションで事業を展開しているので、"はたらきながら妊活・不妊治療をする"というというテーマに対し日々向き合っています。

今回は、先日ユーザベースさんに提供させてもらった、「独身者や男性でも知っておきたい!”妊活・不妊治療の基礎知識”セミナー」の開催報告と、企画・講師を担当した私が感じたことを書きたいと思います。

セミナー開催のきっかけ

セミナー開催のきっかけは、"小さな声"でした。不妊治療と仕事の両立支援というテーマで起業した私が、ユーザベースではたらく友人にそれを報告しました。

すると友人から
「実は、僕と僕の妻も不妊治療始めたのよ。大変だよね。」
「チームメンバー含めて、社内にも治療している人結構いるのよね」
というカミングアウトをもらいました。

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(キャプチャはセミナーの導入部分より)


この事業をやっていて、こんなことを思うのもおかしいのですが、恥ずかしながらその時の私の正直な感想は「知らないだけで、こんなに身近に不を感じている人がいるのか…」というものでした。

同時に、とても話しにくいことをわざわざカミングアウトしてくれて、「一緒にはたらく仲間のために、ぜひうちでも提案してみて」と人事関連部署に繋いでくれた友人の勇気と思いやりに、今でも感謝と尊敬の想いを持っています。


「ユーザベース、めっちゃいい会社ですね…」

かくして、人事(ユーザベースではPX=People Experienceという部署)の方と、打ち合わせさせていただくことになりました。そこで私はユーザベースという会社の凄さを感じることになります。

その凄さは、一言で言うなら「会社が社員を思いやり、社員が会社を信頼している、そして、飽くことなく追求し続けている」ということでした。

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(画像はユーザベースキャリアサイトより)


というのも、社員の「"はたらく幸せ"と"家族をつくる幸せ"の両立」を支援するために何が必要か?という議論をしていて、

・妊活や不妊治療と仕事との両立に苦しむ仲間はもちろん助けたい。ただ、それを会社に知られたくない人もいるだろうが、どうするか?

・子供を持つことは人生の幸せの一つの選択肢。それを会社として押し付けるのは違うのではないか?

会社のバリュー「異能は才能」から考えて、どうしたらメンバーが有する才能が阻害されることなく発揮されるか?

・仮に支援制度をつくるとしても、大事なのは制度そのものをゴールにするのではなく、文化/風土醸成やキャリア開発につなげることだよね?

といった、本質に迫った議論を徹底的に行った上での今回のセミナー・制度企画前の調査でした。

一緒に議論させていただく中で、常に仲間と会社のことを思いやり、考え続ける姿に対し、すっかりユーザベースという会社のファンになってしまいました。

2回の打ち合わせを経て、会社に戻ってつい呟いてしまいました。「ユーザベース、めっちゃいい会社ですね…」と。笑


セミナーの内容

さて、肝心のセミナーです。

「今回のセミナーは、多様性のひとつを包含するための取り組みであって、何らかを強要するものではないので、一つの価値観として理解しましょう」というPXの方のイントロの後、このようなアジェンダでセミナーを行いました。

#0.
不妊治療大国・日本が直面している現状とは?
└体外受精の実施数は世界一、しかし妊娠率は最下位の理由

#1.
そもそも「妊活・不妊治療」とは何で、「はたらくこと」と、どんな関係があるのか?
└仕事と密接に関わる不妊治療と、企業の支援取り組み事例

#2.
当事者にとって「仕事との両立」は一体何が大変なのか?
└経済的側面・業務的側面・心理的側面の不のトライアングル

#3.
立場別、今できることは?
└将来子どもを望む人、治療中の人、マネジメント/周囲の人ができること

今回は、自身の属性・社内の立場・家族観・状況によらず妊活・不妊治療への理解を深めよう、というのがテーマだったので、妊活・不妊治療の全体像と、今できることはなんだろうか?という問題提起を中心にセミナーを行いました。

ユーザベースの運営チームの方々が匿名で質問できる運営体制を敷いていただいたのもあり、セミナーではリアルタイムで活発な感想・質問が出ました。

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(当日のslido.より抜粋)

※サウナのくだりは、私のサウナ愛が強すぎて「男性の皆さんサウナは精子に良くないですよ、でも我慢できないですよね・・・」と熱を込めて私が話したからです。。

参加者の声・人事の声

告知期間は1週間、お盆シーズン真っ只中のビジネスタイム開催だったにも関わらず、70名以上の方が参加してくれました。本当にありがとうございました。

以下は、匿名回答いただいたアンケートで出てきたコメント(一部抜粋)です。

私の妻はかなり激務な環境で仕事をしており、妊活を考え、退職を検討してます。今回、タイムリミットがあるというお話をお伺いして、私自身も上記の判断について勇気をもらったというか、自分たちの人生をきちんと考えた上で必要な決断だという認識を持てました。(30代前半・男性)
不妊治療を始めたところですが、精神的負担、経済的負担等、なかなかつらいものがあります。私自身は30代後半になって妊娠を望むようになりましたが、もう少し早く知っておけば今の苦労は減ったのかもしれないと思うとこういった場はとても良いのではないかと思います。周りにはほぼ相談せずに自分たちだけで不妊治療をしていたので、今日お話を聞いて少なくとも同じ思いを抱えている人がいるということに少し安心しました。(30代後半・女性)
私は現在大学生でまだ子供のことなど正直頭に思い浮かべておりませんでした。妊娠することの大変さ、また早くに動き出すことが特に大事なことになってくるのだなと思った。早い段階でこういったお話を伺うことができてとてもよかった。(20代前半・男性)
会社側がこういうセミナーを開催してくれるということから、真剣に福利厚生のこと考えてくれてるな、というのもわかったいい機会でした。(30代後半・女性)



また、今回のセミナーには、来春の不妊治療の公的保険適用に伴う制度・支援の見直しをしたいという企業の人事の方が複数社見学していただいていたのですが、見学いただいた企業からもこんな反応をもらっています。

貴重な機会をありがとうございました。すごくわかりやすかったですし、必要性を改めて感じました。自社でもセミナーを実施してみて社内ニーズを確認するのはありだと思いました。また相談させてください。(東証一部・IT)
当社ではすでに不妊治療に対する支援を行っていますが、今回の保険適用に伴って、制度自体の見直しが必要だと感じました。今回お話されていた検査キットの配布による制度利用促進をうちでも提案いただきたいです(東証一部・食品)
うちは若い女性社員が多く、不妊治療との両立支援についての声なき声も聞いていたので、もともと何かやらねばと思っていました。今日のセミナーを聞いて、女性はもちろん男性にも関係がある(というか男性も当事者)話として再確認できたので、今一緒に進めている企画を従業員にとっていいものにするべく、形にさせてください。引き続きよろしくお願いします。(マザーズ・人材)

参加いただいたユーザベースの皆様、見学いただいた人事の方々、そして運営・企画を推進いただいたPXの皆様、ありがとうございました。


「これを、もっとたくさんの会社と、そこではたらく人に届けなければ。」

これまで、機械メーカー、食品メーカー、保険会社、ITベンチャーなどでセミナーを行なってきたので、開催自体は今回が初めてではありませんでした。

しかし、今回のセミナーの企画を進める中で、"本気でメンバーの才能を信じる"ユーザベースの方々と議論させていただき、従業員の生の声を聞かせてもらう中で、私自身が「このセミナーを、もっとたくさんの会社と、そこではたらく人に届けなければ。」という強い使命感を勝手に感じました。

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そこで、(準備が結構大変なので)これまで限定してご提案差し上げていた社員向けの妊活・不妊治療の両立支援セミナーを10月までに残り5社だけ実施させていただきたいと思っています。

「テーマ的に社内を通せるかわからない…」「まずは自社の状況を把握したい…」という温度感でも構いませんので、もしご興味のある企業様や、うちの会社でもやってほしい!という従業員の方がいらっしゃれば、以下より是非ご連絡ください。


お問い合わせはこちらからお願いします。(追記:8/28現在 残り3社)


最後に

最後に、今回一緒に取り組ませていただいたユーザベースの皆様本当にありがとうございました。引き続き制度の議論よろしくお願いします。

ユーザベースのキャリアサイトに、

ユーザベースを取り巻くステークホルダーの皆さまが、「この会社に関わって良かった」と心から思える会社であり続けたいと考えています。

という記述がありましたが、私はすでに心からそう思っていますし、これからさらにそう思っていきそうな気がします。お力になれるよう頑張ります。


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