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家計簿をつけるのは何のため? 【プロ資格マニアの軌跡】

2020年7月7日から9日にかけて、マネーフォワードさんのドタバタ劇があった。

私も使用しているが、たまたま忙しくて新しいUIを確かめる余裕がないまま、元に戻ってしまった。

とはいえせっかく家計簿に意識が向いた日なので、私にとっての家計簿をつける意味やメリットについて記しておこう。

収支と予算の管理

「何に、いくら」使っているのかを把握し、今後の予算を立てるのに役立てる。食費、光熱費、その他固定費などの定常的な支出の他に、贈答の多い時期や、税金の支払い月、検診の時期で医療費がかかるタイミングなど、さまざまな時期の傾向を把握して、予算を立てる。

将来の引落予定日の管理

クレジットカードや税金、国民年金保険料などの引落額が確定したら、私は引落予定表に書き込む。おおげさな表ではなくて、手のひらにおさまるサイズの付箋に「今月の引落予定日」を時系列で書いて、手帳に貼っておくのだ。1か月の引落予定日は1枚の付箋にまとめる。そして引落が済んだら、済んだ日付と金額をペンで消す。

スマホやPCで管理する方法もあるが、端末が壊れて見られなくなった場合でも引落日は来るので。

健康・体調管理

家計簿にはレシートの内訳までびっしり書くことはしない。ただレシートを1週間ごとにまとめて保管しておき、時々「何を買っているか?」を見直す。特に「野菜が多いか、肉魚が多いか」「外食は多すぎないか」などを管理するのには、レシートの細目を見るのが便利だ。

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実は私には、市販のお菓子をほとんど買えなくなった時期がある。チョコレートを食べるとお腹を壊すことが続き、チョコレート菓子を開封した瞬間のにおいがすごくつらくなって、お菓子が買えなくなったのだ。

初めは鼻が悪くなったのかとびっくりし、お医者様に相談をした。お医者様に話すとき「いつごろからそうなったのか?」「そうなる前は、どのくらいお菓子を食べても平気だったのか?」を確かめるにも、家計簿はとても役立ってくれた。

もちろん医療費がどのくらいかかっているかもチェックする。健康状態が悪ければ医療費や市販薬を買うお金がそれだけかかる。いつもと違う医療費の支出があったときは、じっくりと思い出せば、何があったかが心によみがえってくる。

どんな家計簿を使っているか?

ここまでの文章を読むと「すごいカッコいい家計簿とかつかってそう」と思われるかもしれないが、私は「マネーフォワード+レシートを保存する2穴のファイル+食費の波を把握するエクセルシート」で管理をしている。

マネーフォワード
クレジットカードや電子マネーで何かを購入した場合、マネーフォワードには自動的に入力される。現金で購入したレシートは、マネーフォワードのカメラで撮って入力させる。

2穴のファイル
レシートの整理には、100均で買える2穴のファイルを使う。A4の紙(ミスコピーの紙で構わない)をセットし、1週間で受け取ったレシートを、1枚のA4用紙に貼りつけていく。時間があれば1週間の合計額を紙の右肩あたりに書いておく。これを毎週繰り返しているだけだ。1年が終わると、レシートを貼った紙が52~4枚ほどたまることになる。

レシートがめちゃくちゃ多い週、お金を使いすぎている週は、何があったか反省をする。

食費の波を把握するエクセルシート
時間のあるときに、レシートの細目を入力して、栄養の偏りなどを把握する。

「何のため?」を忘れてはいけない

家計簿に記入したり、レシートを整理したりするのが「何のため?」かを忘れててしまうと、これらが単なる作業になってしまう。単なる作業だと「面倒だからさぼる」ことが繰り返されるものだ。

家計簿をつける目的を明らかにし、「そのための」作業であることを意識すれば、単なる作業だけではない実りが得られる。

河野陽炎の本とコンサルティング


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