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単発アルバイト⑱ 洋食屋ホールスタッフ

こんにちは。高校5年生です。

今回も働いたその日に、アルバイトの体験談を書いていきます。帰ってきてお風呂に入り、昼食代わりのおやつを食べてパソコンに向かっております。帰ってきたのはちょうど1時間前です。記憶が新しいうちに、思い出していきましょう。

まず最初に言っておきたいことがあります。それは、これまで体験したどの受け入れ先よりも心穏やかに働けたということです。
働きやすさがダントツでNo.1でした。

単発のアルバイトで働きやすい職場に出会うのは、難しいことです。なぜなら単発のアルバイトの求人を出しているということは、働き手が足りないからです。たまたまその日だけ足りないケースもありますが、多くの場合、慢性的に人手不足です。人手不足になる理由は様々ながら、働きやすい環境は人手不足に陥らないと考えると、やはり単発のアルバイトさんを求めるところに働きやすさは大きく望めません。

そんな中、今回の受け入れ先には「近所だったらこのまま正式にアルバイトになりたいかも」と思わせてくださる働きやすさがありました。

本日お世話になったのは、都心部の大型商業施設内にある洋食屋さんです。イタリアンレストラン、とカタカナで書いた方が似合うような明るくカジュアルなお店で、お客様の半分くらいはお子さん連れでした。

私はホールスタッフを任せていただきました。出入口から入ってすぐのところに位置し、リーズナブルなお値段で名物のパスタやピザ、グラタン、サラダなどを楽しめ、さらに土曜日のランチタイムということで、お客様はひっきりなしに来られるだろうと予想しておりました。結果から申し上げると、ほぼひっきりなしにいらっしゃいました。オープンの11時を10分過ぎたあたりからお客様が来られ、13時半頃まではほぼ満席でした。

ただ、14時頃に店内のお客様が2、3組に減りました。「いつもはもっといるんだけどね。夏休みも終わったし、台風がきてるからね」と店員さんはおっしゃっていました。確かに朝から雨が降り続いており、お出かけする天気ではありません。とは言え、それから20~30分経つとお客様が次々と来店されるようになり、また満席状態に戻りました。15時頃でも昼食を食べにくる方がこんなにいるんだと、普段外食する習慣のない私は驚きました。

ホールスタッフの仕事は、皆さんが想像される通りの仕事です。ただ、働きやすいと感じた要因の1つが、オーダーとお料理出しがなかったことです。

ホールスタッフになると注文を取るのはもはや必須ですが、こちらのお店ではハンディを持っている方を呼べばOKでした。つまり、お客様に呼ばれたら他の店員さんに引き継いで終了です。注文を取るのがとにかく苦手な私にとって、本当にありがたいことでした。
お料理も、作ったシェフの方がそのままテーブルまで持っていってくださるので、私が呼ばれることは1度もありませんでした。お料理を持っていくのは特に気を使うので、心が軽いまま働けました。

私がした業務は開店前の掃き掃除、グラス積み重ね、バッシング、机拭き、テーブルリセット、シルバーセットの組み立て、お客様のお迎えとお水・シルバー出し、お子様用の椅子の設置とエプロン・お子様用シルバー・取り皿の提供です。どれも飲食店で働いた経験があればできることです。大皿料理が多く、小皿がないのもバッシングしやすかったです。お店の方も「バッシングは無理しなくて良い」と言ってくださったので、無理して1度にたくさん運ばず、余裕を持って運べる量を運べたのがありがたかったです。
どこに何があるか分かりやすい店内と、キッチンが広くてすれ違う余裕があることも高ポイントでした。

さらに、13時半頃に15分間の休憩時間をくださったこともビックリしました。お給料は働いた時間の分だけいただいたので、休憩時間の15分は勤務時間に含まれております。単発に限らず、今までしてきたアルバイトで初めての経験です。以前勤めていたアルバイト先では休憩時間でも働いている方がいたり、インカムで呼ばれたら食事をやめて行かなければならなかったりする状況だったので、天と地の差ですね。

何より1番嬉しかったのは、受け入れ先の皆さんがものすごく優しかったことです。他の単発アルバイトに入ったときに冷たくされているわけではありませんが、たった数時間働かせていただくのに、わざわざ1人ずつ私の元に来てくださって「○○と言います。今日はよろしくね」とご挨拶してくださったのです。私より後から出勤された方もご丁寧なご挨拶をいただきました。名前を覚えるのが苦手な私も、温かいお心遣いに感激し、必死で名前を覚えました。キッチンにいらっしゃる方がほとんどで、仕事中は顔を合わせることがほとんどなかったのですが、帰るときにキッチンの方が顔を出してくださり、「またお願いします!」と言ってくださったのが嬉しかったです。後から、本日は元々いるキッチンの方がお休みで、代わりに部長さんと課長さんが来てお料理を作っていると聞いて、またまた驚きました。あんな気さくで温かくお声がけくださる部長さんと課長さんがいるんだと思うと、このお店を経営している企業に入社したくなりました。

そんなこんなで、とても素敵な受け入れ先に恵まれました。働いているのにこんなに気持ちが明るくなる体験をさせていただいて、ありがとうございました!

以上、「単発アルバイト⑱ 洋食屋ホールスタッフ」でした。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

また、次の投稿でお会いしましょう!