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単発アルバイト⑦ 物産展スタッフ

こんにちは。高校5年生です。

例によって単発アルバイトの体験談を書きます。今回は勤務したてほやほや、記事を書いている日の午前中に働いたアルバイト先のお話です。

今回はいつもの飲食店などとは違い、少し変わったアルバイトでした。物産展の接客アルバイトです。

皆さんのお近くの百貨店や大型ショッピングセンターで「北海道展」とか「東北フェア」とか「九州物産展」とか、定期的に開催されていませんか?想像していただきたいのは、まさにそれです。今回行った場所は百貨店でも大型ショッピングセンターでもありませんでしたが、きちんとショーケースを並べ、お会計のブースも作って物産展になっておりました。

冒頭で「少し変わったアルバイト」と申し上げた理由は、接客を業務としながらも接客をする機会がほぼなかったからです。と言うのも、私が滞在していた3時間、お客様が来なかったのです。

勤務したのは午前10時半から13時半までの3時間。平日とは言えお昼時で、大きな通りに面していたため人通りは少なくありませんでした。
しかし誰も建物の中に入ってこないのです!ほとんどの通行人は一瞥もせず通り過ぎ、10人に1人くらいはガラス越しに物産展をチラリと見ますが、足を止める気配がありません。足を止めて見た人は、私が3時間見続ける中でおじさん1人と30代くらいの女性1人でした。30代くらいの女性は中に入ってこようとしましたが、自動ドアが開いた瞬間に「いらっしゃいませ!」と言ったら引き返してしまいました。「待ってました!」とばかりに叫んだのが良くなかったのでしょうか。

中に入ってきた方は2人いらっしゃいましたが、1人は水道点検に来られた業者の方で、1人は物産展スタッフの方のようでした。後者の方は裏口から入ってきてスタッフの方と「どう?」と仲良さげに談笑した後、野菜を大量に買って裏口から帰っていきました。表から来ていないので、お客様としてはカウントできないですよね。お知り合いみたいでしたし。

3時間、時折簡単な陳列をお手伝いしたのみで、ただただ立ち続ける不思議なアルバイトでした。来るか分からないお客様を待ち続けるのも案外辛いものだと知りました。消毒や検温の仕方を習っただけで、接客についてほとんど教えていただかなかったのは、お店の方もお客様が来ないことを予測していたからかもしれません。なのに店員さん、私を含め5人おりました。午後のシフトの方とバトンタッチしたのですが、午後は8人に増えておりました。そんなに広くない、狭いコンビニくらいのスペースなのに、8人も必要なのだろうかと心配になりました。

物産展、始まったばかりだそうですが、これからは繫盛して欲しいものです。

以上、「単発アルバイト⑦ 物産展スタッフ」でした。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

次の投稿でお会いしましょう!