見出し画像

Merry Christmas(エチオピア)!!お祝い事の食事を紹介

こんにちは!山田廣輝です。

いきなりメリークリスマスとは何事?!と思った方も安心してください、間違ってはいません。1月7日はエチオピアカレンダーではクリスマス。
今日は家族や親戚、友人たちに挨拶に行く日。

エチオピアの伝統衣装で、男性も女性も独特な刺繍が施されたを身にまとい、家々を回ります。クリスマスも国によって様々ですね。
今日はエチオピアのクリスマスを紹介します。

◆カレンダーの違い

以前にエチオピアの新年は9月11日とnoteに書きました。そう、エチオピアは僕たちに馴染みのある太陽暦「グレゴリオ暦」ではなく、「エチオピア暦」を使用します。そのため、西暦は2022年ですがエチオピアだと8年遅れていて、現在2014年?!。これはキリスト生誕が西暦とエチオピア歴とでは解釈の違いがあるからと言われています。

そのため、カレンダーは被りません。僕たちが新年やクリスマスを祝おうがエチオピアにとっては特に関係なく日常が過ぎていきます。
ただ大きな休みや行事の前にはマーケットが開かれるので、そこはお祭り気分を味わえます。

クリスマスで賑わうマーケット前の広場

エチオピアの人はイベントがあると必ず国旗を持って来ます。本当に自分の国が大好きで誇りを持っているんだなと感じる瞬間です。反対に日本ではスポーツイベントの時くらい、あまり持ち歩きませんよね。
イベント時は赤、黄、緑の3色でカラフルです。

◆お祝いの食事

クリスマスに限らず、お祝いの時は決まって出てくる食事があります。それは「ドロワット」と呼ばれる鶏肉を使った料理です。これが本当に美味しい!

お肉はご馳走で余すことなく使い切る

お肉は鶏はもちろん、ラムもあります。お肉は基本的に自分たちで捌いたものを調理します。そのためイベントが近くなると街にやたらと羊と鶏が出てきます。毎回のイベントごとに命のありがたみを感じることが出来る機会があることが凄いです。

盛り付けた様子

インジェラは、エチオピアの穀物「テフ」を粉にして水に溶かし、発酵させてからクレープのように焼いたもの。これがエチオピアの主食。その上に写真のように具をのせて食べます。
ドロワットは一番右のやつで、お祭りやイベントのある時にしか家庭では出てきません。エチオピア人もドロワットを楽しみにしています。

◆お祝いのお酒

お祝いの際に出てくるお酒を紹介します。
まずは穀物からなる「タッラ」というお酒。

左の飲み物がタッラ

穀物を発酵させた一応アルコールの入っている飲み物。テイストはビールっぽい感じで微炭酸。正直あまりおいしいと思って飲んだことはありません。自家製なのでかなり粗めで、その雑味もクセになります。一杯あれば十分ですが。

そしてもう一つお祝い事に出てくるお酒が「タッジ」と呼ばれるハチミツ酒。

ハチミツ酒タッジ 出典:ASHITANE Project

これはかなり美味しいです。そしてこのフラスコのような容器で飲むことも特徴です。ハチミツから作られているため、甘くて美味しい。作り方によって甘めになったり、度数が強めになったりとあります。現地では高価なもので、お祝いの時にしか基本は飲みません。

◆家族の集い

お祝い事は家族との時間。僕の家の大屋さん家族はかなり優秀で外国で働いたり、勉強している方が多いのですが、みんな帰ってきて家族で食卓を囲みます。職場の同僚の家に遊びに行った時も、兄弟が家に戻ってきて兄弟家族と団らんしていました。
エチオピアの人にとって「家族」との時間がとてもかけがえのない時間なんだと僕は感じました。また友人たちも訪れるのでひっきりなし。

そして顔を出すと必ず満腹になります。いっぱい食べていけ!!と本当にいっぱい食事を出してくれます。これはエチオピア人のおもてなしかなと僕は感じています。また個人的な考えですが、うちにはあなたをもてなす食事(経済力)がありますよという証明なのかもしれません。

ともあれ、おもてなし精神満載、そして個性的な食文化をみなさんもぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。東京にはエチオピア料理のお店が知ってる限りだと3店舗ありますので。

ではまた!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?