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2021年8月の記事一覧
好きな2010年代洋楽 Michael Jackson, Justin Timberlake「Love Never Felt So Good」(2014)
(作詞作曲 Paul Anka・Michael Jackson) 今日はマイケルの誕生日という事で。リアルタイムでは奇行等がメディアで取り上げれていただけに、先入観が評価の邪魔をした事も有りますが数々のPVに曲に触れれば、やはり生粋のエンタテイナーである事に気付くのに時間はかかりませんでした。彼の死後ヒットしたのはマイケルは勿論ジャスティンの力も大きいとは思いますが、ポール・アンカも携わったことで生まれたであろう普遍性のあるメロディーにも注目したい所。誕生日おめでとうございます!
平成生まれが好きな70年代洋楽 追悼チャーリー・ワッツ The Rolling Stones「Hot Stuff」(1975)
(作詞作曲 Jagger/Richards) 正直な所、自分の世代ではストーンズファンはビートルズのそれと比べるとかなり少ない印象で、かくゆう僕も幾つかアルバムは聴いたりTシャツは持ってるもののファンとまで言えない感じです。 しかしこの曲及び収録アルバム「Black And Blue」は実家に母所有のレコードが置いて有った事もあり思い入れが有るだけでなく、今回亡くなった普段余り自己主張しないチャーリー・ワッツ御大によるミーターズにも相通じる歯切れの良いドラムが特に目立つブラックミュージック色強い作風となっており、割と頻繁に聴く対象でした。 若かりし頃は目がギョロっとしている印象でしたが、晩年はモダンジャズをルーツとする彼のイメージに合った紳士的な佇まいが魅力で、いかにもな妖怪と化した他のメンバー達とは違う好々爺ぶりが際立っていました。ご冥福をお祈りいたします。
平成生まれが好きな馬飼野康二作品 ピーター「人間狩り」(1974)
(作詞作曲 なかにし礼・馬飼野康二) 現在でもジャニーズ中心に楽曲提供している馬飼野3も筒美3や井上大輔3に並び好きな作曲家です。尖ったシンセの音と「マンハント~」というコーラスから始まり、艶やかなルックスのイメージとは少し違う、エコーの効いた地の底を這うような低く太い声のピーター3のゆっくりした歌からスピードアップしていく曲展開は、同じ馬飼野さん作曲のヒデキ3の「傷だらけのローラ」とタイプは一緒ですが一度聴くと忘れられない濃さでホラー歌謡といった所。ちなみにこの曲ではないんですが、ピーター3の別の曲を真似して歌ってたら母に気味悪がられました。
平成生まれが好きな70年代邦楽 追悼・ジェリー藤尾「ポケットに夢ひとつ」(1972)
(作詞作曲 後藤忠紀・馬飼野康二) 昨日亡くなったジェリー3による、朗らかな声がマッチした代表曲「遠くへ行きたい」を現実化するかの如く故郷を離れる歌詞内容で、バンジョーらしき音も聴こえる点からカントリー風の陽気な曲。 生前から調べるとヤクザを返り討ちにした、愚連隊の用心棒を務めたといったヘビーなエピソードが目立っていましたが、父が学生だった70年代、車で田園調布周辺を走行し迷っていた際、反対車線から来た車を運転手していたジェリーさんに「ここ一方通行だよー」と優しく注意された事が有ったらしく、その話を聞いてから地味ながら興味を持っていた方でした。ジェリーさんは記念アルバムを除けばアルバムは入手困難、主演映画もなかなか鑑賞する機会が無く、この状況が少しでも改善される事を願うばかりです。 ご冥福をお祈り申し上げます。
平成生まれが好きな80年代洋楽 歌うアスリート Carl Lewis「He's A Star」(1985)
(作詞作曲 Mark Allen・Christopher Troy) 今回の東京オリンピックにでも大々的ではないものの、解説者的役割としてメディアに発言がピックアップされたカール・ルイス3。実は彼、ロサンゼルスオリンピックで大活躍の翌年85年に日本の企画でアルバム及びシングルを日本限定で発売しており、なんと同年の9月19日放送の「ザ・ベストテン」にもスポットライトで出演も果たしています。その際メドレー形式で歌い、シングルにもなったのがこちらの曲で、曲名と「He Has A Strong Body, Strong Mind」というフレーズからは一種の自画自賛ソングにも聴こえるのですが、カールさんの功績を考えれば説得力感じるもの。歌はなかなか、という感じですがリズミカルなシンセサイザーの伴奏と、歓声が盛り上げてくれます。 その後の日本以外での歌手活動も結局マイナーなものに留まった点、アメリカ国歌斉唱で大きく音を外すパフォーマンスを披露した事を考慮すれば、残念ながら歌の世界では「金メダル」獲得とはいかなかったようですが、アルバムには良いバラードも収録されておりなかなか捨てがたい魅力を放っています。 ちなみにアルバムタイトルは「IDATEN」で、帯のキャッチコピーには「今、全世界を駆けるシンガーソング・スプリンター 韋駄天ルイスのゴールドメッセージ」と書かれてます。日本による企画の洋楽の世界、興味深いですね。