教員採用試験 第一次選考試験

本日、地元の自治体で教員採用試験第一次選考試験(専門分野・一般教養・教職教養)を受験してきました。

幸い、雨に降られることなく無事に試験を終えることができました。暑くなったためか、セミが啼いていました。

過去最低の出願倍率でしたが、それでも教員になるべく多くの志願者が来ていました。

令和2年(昨年)に小学校教員免許二種を取得して、その年に教員採用試験を受けて、何年か前に免許が取れるかどうか分からない時に1度受験していましたので、今回3回目になります。

昨年は、時間内に全問解くことができなくてがっかりしましたが、今回は時間内に全問解くことができました。解くスピードが追いついたからか、問題が易しかったか分かりませんが、この半年の間にさまざまなオンライン講座や問題を数多く解いてきたと思うので、その成果が出ると良いなと思います。

昨日、文部科学省が「教員免許更新制を廃止」の方向を打ち出したとの報道がありました。いわゆる#教師のバトンに挙がった学校現場の窮状・不安・不満を重く見てのことだと思いますが、確実に教育現場は変わりつつあります。

そのまっただ中に自分は教師への道を歩もうとしているのだと思うと、気持ちが引き締まるとともに、これまで培ってきたキャリアをどう活かせるか未知数であり、また、お世話になった会社に別れを告げるという、ライフスタイルの大きな変化に対する戸惑いもあります。

しかし、私はこの世界に飛び込もうと決意したのは、何より母の願いでもあり、小学校教師として先輩にも当たる思い人の願いがあったからです。もちろん、教育に対する思いが強くなってきたこともあります。

私は教育によって子供たちやそのご両親、地域の人々との「和」「絆」を深め、幸せな人生を歩めるように施す役割があると思い、志しました。日本国の民として、古来営々と受け継がれてきた歴史・伝統文化を尊重し、後世に我が国をつなぎ、受け継いでいくハブになりたいと思っています。

今、我が国はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の災禍に見舞われ、また、相次ぐ自然災害に見舞われ、まさに国難を迎えています。日本の長い歴史の中で幾度も災禍に見舞われましたが、そのたびに上は天皇から下は民に至るまでその叡智を結集して乗り越え、現代まで日本国の有り様を受け継いできました。この智慧は世界に誇れるものだと思います。こうした日本国の良いところを知らないで、知識技能だけを教わる頭でっかちな国民にはしたくないし、徳を積み、自他を尊重する感性豊かな国民に育てたい、そう思っています。

今私がやっていることは、教員採用試験の勉強の他に、現役の先生に交じってオンラインの研修会に参加したり、学級経営の在り方、教師力、授業力を身に付けたり、得意・専門科目をいくつか作っておこうと思い、国語と道徳、社会、総合について研鑽中です。

私は教育に関してはほぼ素人(とも言えませんが・・・)同然です。それゆえ、現役の先生に交じって勉強・研鑽を重ねていくことについては気後れしてしまいますが、それでもどんどん知識や技能、考え方、価値観をアップデートして、ゆくゆくは初任者として現場に入っても、初任者らしくない初任者であることを目指していきたいと思っています。

働きながら勉強して、少しも休んでいないのでは?と言われますが、私は自分で勉強・研鑽を愉しんでいるのでほとんど疲れないです(ただ自覚がないだけなのかもしれませんが・・・)。そういうことをしていると「教師の働き方改革」に逆行しているような感じもしなくもないですが、自分が納得して良しとしていればそれで幸せです。恋人や家族、友人、同僚に迷惑掛けては本末転倒ですが、ほどほどにやっていきます。

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