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【都知事選を考える①】意志と意思と石の力

「何か自分も発信者になりたい」と考えて、noteのアカウントを作り、何も書けないまま3年が過ぎていた。いままでSNSは見る専で、コメントを入れることも全くなかった。

立派なプロフィールの人達の言葉や才能溢れる人達のマネごとで共感を集めるのは無意味に思えるし、賢い人の分かりやすい話を聞いて前に進んでる気になったり、批判側に立つことで一時の優越感を得るのも虚しく感じる。

超情報化社会では、どこまでが自分の言葉でどこからが人の言葉かもよく分からない。

頭に思い浮かんだ「自分の考え」も機械的な連鎖反応の結果で、ある意味AIの方が「人間らしい」選択的なアウトプットを出せるようになってきた時代に、積み上げてきた何かもなく何の結果も出してない個人の発信は、川に流されて大量に落ちている見分けの付かない小さな石でしかない。

...と思っていたけど、最近少しだけ変わった。

今までになかった東京都知事選の盛り上がり。
都民ではないので投票権はなく、ボランティアも出来ないし、相変わらずSNSでコメントすらしてないけど、

何かを成し遂げようとする強い意志の力は、諦めていた人に何かをやってみようという意思を与えて、意思を持った何者でもない小さな石ころ達は、大きな川の流れを変えられるのかもしれない。

石の上にも三年。
冷たい石が少しだけ温まる。

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