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編集者の息子は本の夢を見るか?

昨年9月、当時6歳の長男から「本を作るからダンボールがほしい」と言われ、何か好きな絵を書いた「絵本」でも作るのかと思ったら、「字だけの本」だという。そして、随分と時間をかけて書いてできたモノは予想以上に「本」だった、ということがあった。フォントもカラフルで、その子どもらしいレイアウトはちょっと真似できないなと思ったのだが、先日ついに次作が届いた。

それは数日前のわたしの誕生日。小一になった長男がプレゼントだよと言ってくれたのは、これまた手製の「本」であった。例のダンボール本よりも、さらに「本」らしくなっていた。聞くと、さすがに表紙の厚紙や製本(ホッチキス綴じ)は母親にしてもらったようだが、本文16ページ全てに何かが書いてあって(とはいえ、あまり中身はない笑)、しかもノンブル(ページ番号)までちゃんとあるのには驚いた。

子どもたちには、仕事で本を作っているということはたぶん説明はしたことはないのだが、子どもって親のことを意外と観察していたりするので、じつはそれなりに見ていたのかもしれない。もしくは、本が大好きなので自分が持っている本と同じようになるまでがんばって真似をしたのか。こうなると、どうしても次回作が楽しみになってしまう。その前に自分の次回作を急がねば。

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