サーティワンアイスの味を平気でフレーバーと呼べる人

こないだ喫茶店にいたら隣の女性が普通にサーティワンアイスの味のことをフレーバーと言っていて、ちゃんとフレーバーて呼ぶ人いるんだと少し衝撃を受けた。

最初は面白がってはいたけど、こういうのをさらっと出来てしまう人が少し羨ましい。気恥ずかしさも言ってやったというドヤ感もなく、ただただ自然と言える人が。いやそれは味のことをフレーバーって公式にサーティワンが言ってるのだからフレーバーと呼んでいいのだけれども、「いやおれフレーバーとか言ってるじゃん。茨城出身の陰キャ眼鏡のマチルダ広永なのに」ってなってしまう。

茨城出身の陰キャ眼鏡のマチルダ広永「好きなフレーバーはキャラメルリボンとホッピングシャワー。あ、でも最近はロッキーロードが多いですかね~」

きつい。キャラメルリボンをすっと言えてる時点できつい。これがブルックリン出身のお洒落紳士のマチルダ広永だったらまだ言えたかもしれない。いや、それでもやはりきつい。お前は氷でもかじっとけ。

RPGの世界よろしく、言葉にもレベルがあるのではないかと思う時がある。僕自身のレベルを上げない限りは、使いこなすことの出来ない言葉が世界には溢れているのではないだろうか。僕のレベルが5くらいだとしたら、フレーバーは体感52とかだ。マサラタウン辺りをウロウロしてるたんぱんこぞうが、いきなりチャンピオンロードのポケモンを捕まえて言うことを聞かせられる訳がない。
これと同じようなのでいうと、スタバのサイズとかも全部そんな感じに近かった。最近は流石に慣れてきたが、最初のうちはグランデとかも言うのに抵抗があった。攻撃魔法かよとか思ってた。

これはきっと一種の自意識過剰で、僕がフレーバーと言ったところで誰も気にしないし世界は何も変わりはしない。相変わらず空は青いし鳥は歌うし、紙幣を数える時に指を舐めるおっさんは絶滅しないし。分かってはいるけど、明日も僕はフレーバーと言えないのだろう。

てかそもそも5年くらい行ってない。渋谷とかにあるの知ってるけど行ったことない。イオンとかにあるフードコート以外のサーティワン敷居高すぎ。


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