「言葉」だけではわからない人間の心

僕たちは普段「言葉」を使って他者とコミュニケーションをとっていますが、人間は「ウソ」をついたり、本心とは裏腹なことを言ってしまうことがあります。

例えば、あなたが嫌いな食べ物を「これたくさん頂いたからどうぞ!」とお裾分けしてもらった時、「僕、これ嫌いだからいりません!」とははっきり言いにくいものです。

相手の気持ちを考えれば「ありがとうございます。いただきます。」
と笑顔で対応する方がほとんどではないでしょうか。

しかし、この優しさや思いやりは、あなたの「しぐさ」を注意深く見れば、相手に見ぬかれてしまう恐れがあるものなのです。

しぐさを正しく理解できれば相手の気持ちが手にとるようにわかる

僕たちは、言葉で気持ちを表現するのと同時に、知らず知らずのうちにしぐさや行動にも思いを表してしまいます。

あまり知られていることではありませんが、しぐさや行動は「言葉」よりも、僕たちの気持ちを素直に表しているのです。

相手を気遣って悪気なく嘘をついたり、本当のことを言えなくなってしまった経験は誰にでもあることですが、本心を隠し続けなければならなかったり、悪気はないとはいえ、嘘をついたりするのは心苦しくなってしまいます。

こんな状況を回避するためにも、しぐさから、他人の本心を読む方法は非常に役立つのです。

行動心理から見るしぐさの解釈

本テキストでは、行動心理学の研究から明らかにしぐさの解釈方法を学んでいきます。

顔の表情、姿勢、手足の動きなど何気ないしぐさの意味を理解できるようになると、人間関係を築きたい時に、非常に役立つ知恵になります。

また、しぐさから人の気持ちが理解できると、人とのやりとりがとても楽しくなります。

周囲の人のやりとりや、あなた自身のしぐさを思い浮かべながら学びを深めていきましょう

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