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今年の飛躍レベルは例年に増して「神」だった。

 おはようございます、KOUです。今年の本業は昨日が仕事納めでした。正社員試験も無事終わり、あとは結果を待つだけです。正社員になったらすぐに転勤してもらうことになるかもしれないと人事部の方にいわれ、(とはいえ家から二時間圏内で通える支社にいくことになるので、青梅から引っ越すわけではありませんが)もしそうなったら少しバタバタするので、こちらの芸術ビジネスの進行が遅れてしまうことになりますが、今は日銭を稼ぐことを優先しようと思っています。

 いや、ここ最近、自分の中で考え方が大きく変わりつつあります。今の会社で仕事を頑張ってどんどん出世することと、自営のビジネスを成功させることは、どちらも変らないことだと思いはじめています。今更ですが、どちらも「成功の鍵」は「人間関係」と言えるでしょう。

 このビジネスの柱は「空き家」です。どうせ使っていない放置したままの空き家だったら、ちょっと交渉すればすぐ貸してくれるだろう、安く売ってくれるだろうと、最初のうちはそう思っていました。

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 しかし、内見までたどり着いた空き家はまだたった二軒ですが、その経験と合わせて空き家所有者に関することを調べたり、役所でいろいろ話を聞いたりするうちに、そもそもほとんどの空き家所有者は、空き家を「貸す(売る)つもりがない」ということがわかってきました。

 商店街に一軒また一軒とシャッターの下りた店が増えていく。いま多くの地域では、空き家だけでなく、空き店舗の問題が深刻です。
 借り手がいないからだろうと勝手に想像していたところ、その理由を知って軽いショックを受けました。『商店街実態調査報告書』によると空き店舗の増えている理由の第一位は「所有者に貸す意思がない」。次いで「店舗の老朽化」、「家賃の折り合いがつかない」と続きます。
 多くの物件所有者は店舗を放置していても、年金などで経済的に困らない。もしくはすでに持ち主や権利者が誰だかわからなくなっている物件も多い。一般の不動産屋がこうした物件に手を出すことはまれで、地元の若い人たちの開業ニーズも明らかにしないまま放置され、どんどん中心街が活気を失われているとのこと。
 空洞化する中心市街地を個人の夢を実現するまちへ変える、青梅市の「アキテンポ不動産」とは?より引用


 実際、奥多摩に空き家をもつ直接の知人にしても、家を残してくれた親への思いがあるので、現時点での売却は考えていない、また、家賃は一万でも五千円でも良いが、近所の人たちとちゃんと人間関係を築いてほしい、人間関係をちゃんとできない人に家を貸したとなると、所有者である自分自身もその土地の人たちとギクシャクしてしまう……と、何より入居者の人間性を重視していました。

 ジモティーで検索しても、「空き家を使わせてください!」「空き家を無料で改修&家賃もお支払いします!」みたいな依頼ばっかりで、肝心の空き家所有者から「空き家を使ってください!」の依頼はほぼゼロ。

 そんな中、空き家の登記簿を法務局に取りにいって、その所有者に手紙を送りつけたところで、交渉に至る可能性は限りなく低いでしょう。どんな誠意のこもった手紙であれ、所詮相手(私)は見ず知らずの他人です。

 だったら少し遠回りですが、ボランティアや地域住民との関係づくりからはじめたほうが良いような気がしてきました。ボランティアや地域住民との関係づくりによって自分自身の人間性を磨くのと同時に、それ(人間性)を売りに、空き家とのリアルな繋がりを得ようということです。

 私の奥多摩の知人と同じく、空き家所有者の多くは、たぶんお金に困っていません。「お金より、人間性です。」といえば、一見綺麗ごとのように聞こえますが、さほどお金に困っていない空き家所有者にとっては、「人間性」こそを重視しているのがリアルな実情でしょう。

 サラリーマンも、自営も、結局重要なのは「人間同士の繋がり」です。だから私は、ただ日銭を稼ぐ目的でサラリーマンをするのではなく、「人間同士の繋がり」を勉強(経験)するために、どんどん出世を目指そうと今は思っています。出世をすればするほど、あらゆる部署の社員と関係を持つことになるし、責任も伴います。それは今までの私が、大いに拒絶してきた世界ですが、今はむしろその渦中に埋もれてみたいと思っています。


 仕事にしろ、芸術にしろ、私が目指す最終は、究極の自分です。究極の自分に「個性」はありません。故に、究極の自分は、他者(ぜんぶ)でもあります。

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 キリスト教でいう「隣人を愛せよ」とは「隣人もまた自分自身である」……あるいは禅でいう「自他合一(じたごういつ)」も「自分と他人は究極同一の存在である」ことを意味しています。

 この真理を、自分自身の心(魂)に落とし込むことで、人はあらゆる苦悩から開放されると私は信じています。

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 だから私は、この真理への確信を自らより深めることと合わせて、より多くの人にこの真理を広めたいと思っています。そのために、芸術も、仕事にもちゃんと力をいれる……と、今年の私はここまで心(魂)を飛躍させることができたというわけです(笑)


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