見出し画像

完璧を目指すまではいい。だが、不器用なぐらいが丁度いい。

昔から、「表現する」ことが好きでした。

子どものころは、テレビのなかの俳優さんのように、演技で表現できる人になりたいなんて思っていた時期があったんです。

いったいどの面でそんな夢見てたんだろうなって。
自分をぶん殴りたいです。

ほかにも、手先が不器用なのに絵を書くことが好きだったり。
デザインが好きでホームページをメモ帳からつくったり。
歌詞を書いたり、曲をつくったり、

いまはブログのデザインにこだわったり、
歌詞とはまた違う文章(ライティング)を学ぶようになりました。

「あれもやりたい、これもやりたい」と
良く言えば好奇心が旺盛なんですよね。

ちなみに飽き性ではありません。多分。


で、あれこれ興味を持ったなかで、いま一番しっくりきてるのは9年続けている「音楽」です。

人前で歌うことは恥ずかしいけど、、「歌うことが好きだなぁ」ってつくづく思うんです。

役名があって、台詞がある役者さんも素敵な職業だけど。
僕は自分の言葉で、自分の表現で歌う人になることにいつからか憧れを持つようになったんですよね。


そういえば、引退された安室奈美恵さんも沖縄のアクターズスクールに入校するとき、はじめ「女優」「歌手」「ダンス」のなかだったら「女優でしょ」と思ってたらしいです。

ただ、入校してみて「あ、(女優は)違うかも」と思ったらしく、自由に自分を表現できる音楽の道に進むことになったそうです。

厚かましいですが、「一緒だ!」って思ったんですよね。(笑)


ただこの9年の間に、ぜんぜん歌唱力は上がらないし、学校でも評価してもらえないし、「こんなレベルじゃ誰にも聞かせられない!」と自信喪失してやめたくなったことは何度もあったんです。

でも、「歌うことをやめたら本当に何の取り柄もなくなる」と怖くなって、結局やめることができませんでした。

音楽は、唯一自分を表現することができる場所だからです。


僕は子どものころから本音を言うのがへたくそでした。
誰も困らせたくなくて、いつも自分ひとりで解決しようとしてたんです。

でも音楽はいつも僕を素直にしてくれました。

自分を自由に表現していいことを教えてくれました。

ただいつからか評価を得たいがために数字にとらわれて、表現を磨くよりも歌のうまさを磨き上げることに注力して、ぜんぜん楽しめなくなってました。

音楽は、歌唱力はあったほうがたしかにこしたことはないけど、
重要なのはそこじゃないんです。

なにに置いてもそうだけど、数字や評価に囚われたら
いつかかならず「何のために始めたのか?」目的を見失うんです。

だからもう、まわりの評価を気にするのをやめました。

僕は、自分の表現で歌を歌いたいと思うようになりました。


今回、一ヶ月近く自粛期間が続いて、こんなにも歌わない日はありませんでした。

もしかしたらもう、人前でライブすることもできなくなるかもしれないと思いました。

だからこそ、「もっと音楽を楽しんでいればよかった」って思ったし、

これからも歌うことをあきらめたくないと、歌うことが恋しかったです。


歌うことも、文章を書くことも、

これからも自由に自分を表現していきたいです。

へたくそでも、熱量がひとりの人に届けられるように。


いつも読んでくれてありがとうございます。サポートはお気持ちだけで十分です。もしよろしければ、SNS等でご紹介いただけると大変よろこびます。今後ともよろしくお願いいたします。(*´ω`*)