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病院で学んだ、小さな切り傷の応急処置の方法

朝からがっつり指を切った。
いやー、結構切った。
サンドイッチを作ってる途中で、まだゆで卵を刻んでる途中だ。指からはそれなりの出血。
こんな時どうする??

せっかくなので、自宅でできる、切り傷の応急処置について書いてみようと思う。
これをしてしまえば、この後それなりにお炊事続けられるし、痛みもかなり楽になる。

形成外科のクリニック勤務で学んだ、切り傷の応急処置のお話。

🟡傷の写真が出ますので、苦手な方はご注意下さい
🟡ご利用は自己責任でお願いします

1.傷を抑えて止血する

ティッシュやガーゼで傷を押さえてしっかり握ったり、抑えて、しばらくそのままにし、出血が落ち着くのを待つ。
2〜3分でかなり落ち着いてくるはず。
全然血が止まらなかったり、傷の断面に黄色いつぶつぶ(脂肪)が見えたらぎゅっと抑えたまま病院行きましょう。

指の根本などを、輪ゴムでぐるぐるするのは絶対なしです!血が止まって危険です!
やめましょう。
傷は上から抑える!が鉄則。


これくらい血が止まればOK!

2.テープを切る

3Mのテープがおすすめ。
薬局で3〜400円で売ってる。ガーゼ止めたり、色々使えるので一つあると便利。

うちにあるのは太いので、今回は縦に切れ目を入れて、1/3のテープを作る。

机の端っことかにくっつけるとやりやすい。


3.テープを傷に対して直角に貼る

傷を寄せるように、傷に対して直角方向に、少しずつ重ねながらテープを貼る。


ちょっとずつ重ねながら貼る。


完成!


周囲を留めておいてあげると外れにくい。

決して、テープをぐるぐる巻きにしないように。


4.1日一回は取り替える

紙製のテープは通気性がいいので、多少水に濡れても大丈夫。水気をとって乾かしてあげよう。
そして、1日に一回は、そっと取ってもらって、泡立てた石鹸で洗い、再度テーピングをする。

もし、何もしてないのにズキズキ痛みが出てきたり、赤く腫れてくる、熱を持ってくる、といった症状が出て場合は、ばい菌感染している可能性があるので、化膿止めを使用するか、病院へ行こう。

5.小さな切り傷はもう怖くない

不思議なことに、切り傷は、きっちり閉じてしまうとそんなに痛くないし、水はそんなに滲みないのだ。
もちろん、塩分が滲みたり、押すと痛いとかはあるのだけど、ただ絆創膏つけるだけより、よっぽど痛みの落ち着きが早い。
きっちりテーピングしてあげると傷が安定し、治りも早い。

わたしはこのテーピングのあと、作りかけだったサンドイッチを作り、皿も洗った。
結構切れたので、当たると痛かったし、洗い物はゴム手袋使ったけれど、出血が落ち着いて傷が開かないのでそれくらいのことはできてしまうのだ。


そげて皮膚がなくなってしまったような傷や、擦り傷には使えないけれど、ちょっとした刃物の傷や、切り傷に覚えておくと便利な豆知識でした。

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