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松田咲香写真展「能登半島 記憶の復元」に行ってきました

8月21日(水)に写真展「能登半島 記憶の復元」に行ってきました。

リンク先のプレスリリースの通り、石川県珠洲市出身の写真家・松田咲香さんの写真展です。

松田さんは東京で写真を学び、2014年からは地元珠洲で写真家として活動されています。
地産地消文化情報誌「能登」のカメラマンを務められていて、私の連載ページ「CINEMAと私と奥能登と」の写真も撮ってくださっている方です。

今年の元日に起きた能登半島地震で松田さんも被災され、お住まいが倒壊して津波に襲われたため、保管なさっていたHDDも津波で浸水。
そこには、松田さんが12年間撮り続けてきた能登の写真が保存されていたそうです。

その後、東京「デジタルデータソリューション」という会社のデータ復旧支援によって、松田さんが「失った」と思っていた写真の6割にあたる6万点が復旧。
今回の写真展では、その一部が展示されていました。

会場内に流れる祭囃子を聞きながら、これまでに度々訪れている見附島や狼煙の灯台、昨年観に行った鵜飼の七夕キリコ祭りなどの写真を見ていると、自然と胸が熱くなりました。
発災後に松田さんが撮られた写真もあり、倒壊した家屋の写真にうつった輪島塗のお椀や、地震で海岸が隆起した風景など、「能登の今」を感じる写真展でもありました。

松田さんとは一度珠洲でお会いしたことがあったのですが、今回、写真展会場でも久しぶりにお会いすることができました。

能登の自然や風景、そこに暮らす人々の息遣いまで感じられる松田さんの作品が、「デジタルデータの復元」というテクノロジーによってよみがえったように、石川県の復興も、様々な技術や創意工夫によって進んでいくことを願いつつ、私自身が少しでも役立てることは何だろう?と考え、行動し続けて行こうと思っています。

松田咲香さんのインスタです。

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