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インターンわかな 2022.06.13

◆6月13日(月)
こんにちは。インターンのわかなです🕊
先日無事にインターン最終日を迎え、インターン期間としては一旦終了ということになったのですが、本当にありがたいことに、私は今かよさんからしばしの“お暇”をいただいています。東京の街に繰り出してまだ見れていないたくさんのものを見て回りつつ、この一ヶ月のことをゆっくり振り返る時間にできたらいいなと思っています。
引き続き小鳥書房のお向かいのコトナハウスに住まわせてもらっています。お店やチャノマ、谷保の街で出会った際にはまたぜひお話ししましょう🐥
というような訳で、インターン“後”日記にももうしばらく、お付き合いよろしくお願いします🙇‍♀️
◇6月12日(日)
突然の大雨。お出かけを諦め、いつの間にか始まっていたうたた寝から目を覚ますと、雨はすっかり上がっていました。窓を開け、アーケードの隙間からこぼれた金色の光は、この街に夕方が訪れていることを知らせます🌆“そうだ、多摩川に行ってみよう。” かよさんが自転車自由に使っていいよ〜と言ってくれていたことを思い出したのです。
近くの自転車屋さんで空気を入れて恐る恐る漕ぎ出してみると、すっかり埃を被っていたオレンジ色の自転車は気持ち良いくらいすいすいと、風を切って進みます。積乱雲の切れ間の青空、黄金色の光に照らし出される街、貫くような眩い光に透ける木の葉、馴染みの商店街、チェーン店が立ち並ぶロードサイド、新宿へと続く高速道路、人々が憩う広々とした河原と遊歩道、真っ赤に染まる空と山並み、ライトをつけた車が行き交う大きな橋、遠くにそびえ立つ集合住宅の群れ、月の光を鏡のように反射させる田んぼ、そして大学通り。自転車はいくつもの風景を見せてくれました。そしてそれはまるで街の方が、風景の方が、流れていくかのようでした🚲
私は、乗り物に乗ると自分の体一つでは絶対に手に入らない視点を手に入れることができるのが好きです。歩いていると自分の視点は地を這うように低く、風景の移り変わりを感じられるほどには視点を移動させていくこともできないのですが、電車に乗れば様子が異なるいくつもの街をダイジェストのように見ることができました。飛行機に乗れば畑はパッチワーク、山を切り開いた道は蛇行する迷路、陸地の輪郭はいつか見たパズルのようでした。
そんなことを考えていると、私はようやく、この一ヶ月のことを落ち着いて振り返ることができる視点を、手に入れるところまでやって来たのだなあと思えてきました。どちらかと言うと電車や飛行機に近い、自由で高い視点です。インターン期間の真っ只中、その日その日に精一杯で、まるで見張りをするかのように今や少し先のことをじっと見つめていた視点は、過ぎた日々のことを眺めることができる、遠い広がりを持った視点に変わっていたようです。
そういう訳で、回想というのか、エッセイというのか、これまでの日々から少し距離を保って、この一ヶ月を俯瞰するような視点から、振り返りの投稿をいくつか残せたらいいなと思っています。
せっかくかよさんにもらったお暇期間。東京で生活するなんてことも、小鳥書房を取り巻くこんなにたくさんの方々とお話しするなんてことももうないかもしれないのだから、もう少しここでの生活とみなさんとのお話を楽しみ切るぞ!🕊できるかできないかは非常に怪しいですが笑、もし私がまたお話を始めた時には、なんだなんだ?と聞いていってくださる方がいたら嬉しいです📚
それではまた☘️

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