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インターンかなこ 2022.1.15

[時差じゃなくなった日記:6日目]
こんばんは。インターン生のかなこです。
連日きびしい寒さが続いてますね。
みなさまいかがお過ごしですか?
書店のカウンター内では、かよさんと私で1つのヒーターを代わりばんこに「そろそろどうぞ」と向きを変えつつ、寒さをしのいでいます。
物理的にはもちろん、気持ちもほっこり。

さて、6日目の今日(もう昨日?)、メインはフリーペーパーの折りたたみなどの事務作業。それと、私からかよさんへの質問コーナー。
かよさんは1投げかけると10返してくれて、それがすごくうれしいのです。
私の言動について、いいと感じたことはストレートに伝えてくれて。仕事の話をすれば、編集や本屋の仕事にどれだけひたむきに、誇りをもって、そして楽しく取り組んできたのかが伝わってくる。
インターンに来てからというもの、そんなやり取りの中でじわじわと自分の心が燃えてきているのを感じています。

実はわたしは、直近の数年間、たびたび引きこもりがちになる日々を過ごしていました。
1年前の冬も数ヶ月布団から出られず、とにかく生きるしかないから生きているような毎日。鬼滅の刃を読めば炭治郎の自分を鼓舞する心の声に苦しくなり、「心を燃やせないわたしはこれからどうやって….」と途方に暮れ。呪術廻戦を読めば、「高校生が命懸けで闘っているのにわたしは….」なんて感じてしまう始末。

そこからなんとか這いあがって、仕事を変え住まいを変え、そしてまた新たなステップを求めてここへたどり着きました。
そんな背景があるからこそ、燃えている感覚をもてていることがうれしくて楽しくてたまらないし、火種をくれたかよさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

出版業界に興味があると言えば「今は儲からないよね」「大変そう」という声もきこえてくるし、正直編集や執筆の仕事が向いてるのか分からないし、自分の心身のキャパでどれだけのことがやっていけるか不安もあります。
それでも、苦しいときに自分を救い励まし癒してくれた本や言葉の力を信じているし、自分の感覚や可能性を信じたいから、目の前に拓けている道を堂々と進んでみようと思っています。

明日はついに最終日。
来週以降も一緒にお仕事させてもらうことになったので定期的に谷保には来ますが、ひとまず一区切り。
たくさん、気持ちに薪をくべて帰りたいとおもいます。
それでは、またあした。

(p.s. 出会う人がかなりの確率でこの日記を読んでくださっていて、びっくり&うれしいです。ありがとうございます。それと同時に、小鳥書房が町の人に注目され応援されているのを実感します。)

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