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大丈夫 ♪

時々、ひょんなことでスイッチが入ってしまい、
無性に寂しくなる。
今日のきっかけは、知人との会話。
知人のお母様は、施設で暮らしているのだけれど。コロナ禍で、面会禁止が続いたまま。
最近、予約をすればテレビ電話面会(1回につき5分)ができるようになったそうで、先日、何回目かの面会をしたところ、今まで以上に反応が鈍く、全く会話もないままに時間が過ぎ…。あまりに辛くて、次の予約ができないと言っていた。
私も、先月、夫(遷延性意識障害)と窓越しの面会をしたとき、目ヂカラの無さ、ただ体だけがそこにあるような感覚… に、かなりのダメージを受けてしまって。いまだ思い出すたびに、涙が。
なので、知人の気持ちが痛いほど理解できて。
帰ってきてからも、涙腺緩みっぱなし…。
たとえ反応がなくても、実際に目の前にいるのであれば、手を握ったり、マッサージをしたり、目を見ながらゆっくり話しかけたり…。いろいろな工夫ができる。時間をかけることで、感じられるものもある。それができない日々が続くことのやりきれなさと言ったら…。
やはり、テレビ電話面会や窓越しの面会は、簡単に意思疎通できる人のためのものだなぁ…。

ウィルスという人の目に見えないもののために、制限されている多くのこと。自分の努力ではどうにもできないもどかしさ。
多かれ少なかれ、ほとんどの人が、何らかの影響を受けているだろう。
いつかは終息すると言っても、一度こんな経験をしてしまうと、また今後別のウィルスが発生することだってあるかもしれないし、その上、年々自然災害は増えているし…。
なんて、気持ちが暗い方へ向かってしまったりして。

基本的には、どんなことだってなるようになる…という気持ちで暮らしているし。できごとを簡単に幸不幸では片づけられないとも思っているし。
それでも、時々思考が負のスパイラルに。
そして、仕方ないよね、人間だもの…というところに落ち着く。

天気予報で言われていたほどには、ひどい降りにはならず、夕方になり雲の向こうからやわらかな光も。そんな空を見上げ、気持ちを整えたところ。

せめて、はやく梅雨明けして、青空が広がるといいな…。

あなたの心を支えるのは「いつだって、どんなときだって、必ず何とかなるんだよ。大丈夫だよ」と、ある意味では理屈も根拠もなく思えてしまう力です。
『心ってこんなにパワーがあるの』金盛浦子 より

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