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言語学の紹介

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自分の研究を題材にして、言語学の実態を紹介する記事を書いていきます。1記事の分量は2000字以内を目安に。更新頻度は週1程度でしょうか。ただし、途中で飽きるという事態も充分にあり…
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固定された記事

日本語を研究する (1): 言葉の研究とはどのようなものか

執筆動機僕は大学に勤めつつ、日本語を研究しています。特に、(i) 日本語(を話す人々)の歴史 (…

黒木 邦彦
2年前
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日本語を研究する (7): ハヒフヘホな音素講座 (2)

見出し画像はこの記事の分析対象に託けたものです。ピッタリなものが配布されていました。4you…

黒木 邦彦
1年前
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日本語を研究する (6): ハヒフヘホな音素講座 (1)

見出し画像はこの記事の分析対象に託けたものです。ピッタリなものが配布されていました。4you…

黒木 邦彦
1年前
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日本語を研究する (2): 方言調査の手配

twentynineさん作の画像にしばらく頼りそうです。 前回記事前回は、日本語史の研究例を僅かな…

黒木 邦彦
2年前
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日本語を硏究する (3): 方言調査の種類

現行表記のタイピングはどうも齒應へが無く[*]、氣分がアガらないので、今囘(から數囘?)は舊…

黒木 邦彦
2年前
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日本語を硏究する (4): 發音に關する調査

まづは見出し畫像をご覽ください (福山市神邊町にある廉塾の近くで2021年8月に撮影)。「ランゼ…

黒木 邦彦
2年前
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日本語を硏究する (A1): はからずもラ行音に脱線

前囘記事前囘は、發音に關する調査がどのやうなものであるかを記しました。その最後に取り上げた音聲のグループ「自然音類」を今囘は深掘りしていきます … と思ったのですが、見出し畫像の解說がことのほか長くなりさうです。そこで、今囘はちょっと、ラ行音に脱線します。 きっかけは琴電まづは見出し畫像をご覽ください。高松市や琴平町を走る琴電 (正式には「高松琴平電氣鐵道」と言ふらしい) で2017年8月に撮影したものです。 高松市あたりの方言 (以下「讃岐辯」) では、'降りようとして

日本語を硏究する (A2): 過程/完了の區別

前囘記事前囘は、音聲のグループ「自然音類」を深掘りするつもりでしたが、見出し畫像 (琴電に…

黒木 邦彦
2年前
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日本語を研究する (B): 日々の発見

調査協力者にお見せする関係上、今回から現行表記に戻します。ありがたいことに、この連載をす…

黒木 邦彦
2年前
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日本語を研究する (5): 自然音類、その前に

見出し画像は次の論文から引用したMRI撮影の敷き写しです。日本語母語話者がアイウエオ (見出…

黒木 邦彦
1年前
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