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皇太子は誰? 第十三代成務天皇 神話は今も生きている ことの葉綴り五九二

一粒万倍日、何をスタートさせましょう?

おはようございます。すっかり秋ですね。私は毎日、眠気が取れません……(^^)。皆さん、お元気でお過ごしですか?
さて、十月十三日の暦は、六曜は「仏滅」で、勝負なしの日ですが、十二直は、物事が成就する「なる」で、婚礼、旅行、引っ越し、種まき、新たなことのスタートに吉。
二十八宿は、「しん」で婚礼や縁談、お祝いごと吉。また物の仕入れ、取引のスタートにいい日。
そして、一粒が万倍になる吉日の「一粒万倍日」で、婚礼、引っ越し、新たなことをスタートするのに吉。そして、こちらも婚礼にいい吉日の「母倉日ぼそうにち」です。
仏滅ではありますが、他の暦が、どれも婚礼や、新たなことを始めるのにいい日が重なっていますね。暮らしの中で、体にいい習慣などをスタートしてみるのもありかもですね。


<ことの葉綴り>全体のご案内
この「言の葉綴り」は、神話の物語を神さまごとに「マガジン」に分けて、すべて読めるようになっています。
「神さまも“失敗して成長した”」と、魅力的な神さまごとに18のマガジンに分かれています。

最新のマガジンは、倭建命やまとたけるのみこと(日本武尊)さまの物語です。

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第十三代成務せいむ天皇

前回、倭建命やまとたけるのみことさまの異母兄弟の、若帯日子命わかたらしひこのみことさまが、皇位を継がれて、天皇に即位されて、第十三代、成務せいむ天皇となられ、淡海(近江)の高穴穂宮たかあなほのみやで、天下を治められたことをご紹介しました。

この御代の時代に、中央の集権の最高位に大臣・|建内宿禰《たけしうちのすくね》が登用されて、また地方の行政の整備が進みました。

『日本書記』によると、成務せいむ天皇と、建内宿禰たけしうちのすくねは、誕生日が同じということで、ことのほか寵愛されたそうです。

成務せいむ天皇は、弟財郎女おとたからのいらつめを娶られ皇后とされます。
この皇后の父、建忍山垂根たけおしやまたりねは、穂積臣ほづみのおみ等の祖先といわれます。そして、御子、和訶奴氣王わかぬけのみこが生まれます。

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市街地にある自然豊かな「古墳密集地」


成務せいむ天皇は、九十五歳ここのそぢまりいつとせで身罷られ、(『日本書記』では御年百七歳)、沙紀さき多他那美《たたなみ》(奈良県生駒郡)の御陵におまつりされました。
成務天皇「狹城盾列池後陵さきのたたなみのいけじるのみささぎ」は、現在の奈良県奈良市山稜町みささぎちょうにあります。前方後円墳で、全長218㍍。

この地域は「佐紀石塚山さきいしづかやま古墳」と呼ばれ、なんと、近鉄沿線の「平城駅」「大和西大寺駅」から、徒歩圏内にあります。
こちら、多くの御陵や古墳の密集地域で、に囲まれて、自然豊かな美しい水辺が広がっているそうです。
秋にはお参りして散策するのにいいですね。

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成務せいむ天皇の、皇太子ひつぎのみこは?

そして、成務せいむ天皇は、この世を去られる十二年ほど前に、皇太子ひつぎのみこ(太子)を、たてられておりました。

ここまで初代~第十三代までは、父から子への直系の皇子が皇位を継承してきました。ただ成務せいむ天皇の、御子和訶奴氣王わかぬけのみこは、皇位を継いでいないのです……。

では、どなたが、いったい、皇太子ひつぎのみこ(太子)になられたのでしょう?
皆さん、誰を予想されますか?

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それは、次回に!
―次回へ
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