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二つの系譜を結合 欽明天皇“神話は今も生きている”ことの葉綴り 八五三

半夏生はんげしょう

おはようございます。四日連続の猛暑日でしたが、皆さん、体調いかがですか? 週末はゆっくり身体休められそうですか?
さて、七月二日(土)は、暦では七十二候「半夏生はんげしょう」。この季節に生えてくる薬草の「烏柄杓からすびしゃく」を半夏生はんげしょうという説や、草木の葉が半分だけ白くなるので半夏生はんげしょうと呼ぶとされます。
この季節、田植えの終わるころ。とはいえ、今年は田植えも、この猛暑で大変だったでしょうね。
関西地方では、半夏生はんげしょうに、タコを食べる習慣があります。それは、植えた稲の根っこが、タコのようにしっかり四方八方に根づきますように、稲穂が実りますようにという願いを込めるのです。

は、六曜は、「先負せんぶ」で、午後が吉。平静を心掛け控えめにするのがよしとされます。十二直は、運が開き通じる「ひらく」。祭祀、お参り、建築、移転、婚礼、開店開業によし。二十八宿は「てい」で、婚礼、新たなことをすること、開店開業も吉です。

お出かけのときは、ミネラル補給を忘れずにしましょうね!

さて、神話の物語の続きです。


<note「ことの葉綴り」振り返り>

これまでの「ことの葉綴り」“神話は今も生きている”振り返りはこちらです。



第二十八代、宣化せんか天皇

応神天皇さまの5世の子孫、第二十六代、継体けいたい天皇さまの十九柱の御子から、第二十七代、安閑あんかん天皇さま、その弟、第二十八代、宣化せんか天皇さまが、天下を治められました。

ご即位前は、越後の豪族で、すでに妃もいた継体けいたい天皇さまですが、ご即位すると同時に、意祁王おけのみここと、第二十四代仁賢天皇さまの皇女手白髪命たしらがのいらつめ皇后に娶られています。そしてその御子である、安閑あんかん天皇さまと、宣化せんか天皇さまも、同じ、意祁王おけのみこ仁賢天皇さまの皇女を皇后に娶られました。

宣化せんか天皇の陵は、「宣化せんか天皇 身狭桃花鳥坂上陵むさのつきさかのえのみささぎ」(奈良県橿原市)です。


二つの流れを結合した欽明きんめい天皇さま

次に、皇位を継承されたのは、第二十六代の継体けいたい天皇さまと、皇后手白髪命たしらがのいらつめとの間に誕生した皇子天國押波流岐廣庭命あめくにおしはるきひろにわのみことさまでした。

第二十九代、欽明きんめい天皇さまにご即位されて、師木島しきしまの大宮で天下を治められました。

この師木島しきしまの大宮は、磯城嶋金刺宮しきしまかなさしのみやとも呼ばれ、奈良県桜井市の初瀬川沿いに伝承地があるそうですよ。

欽明きんめい天皇さまには、御子も二十九柱もいたそうです。

皇后、お妃も多いので、系譜は次回に!
そこから、見えてくる時代の様子もありそうです。

では、皆さま、熱中症に注意しながら元気にお過ごしくださいね。

―次回へ

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