母の日。

今日は母の日なので、SNSで母親の昔の写真を載せたり、「大好き〜」や「ママ可愛い」とかを投稿している友達が沢山いてシンプルに羨ましい。

私はというと、もちろん母親のことは大切なんですけど、やっぱり存在に心から感謝することができません。

こうやって話すと、必ず「産んでくれたことに感謝しなさい」と言ってくる人がいますが、
そのように言ってくる人はきっとその人にとって良い母親の持ち主なんだなあと、恵まれていてよかったね☺️と素直に思います。
(それか、親は全てが正しい存在だと思い込んで疑わないだけ)

私の家庭環境は、周りから見ると一見普通で、母親からはとても愛されているようで、幸せかとも思われますが、実はそうではなくて目に見えない幸せな環境とは言い難い環境で育ちました。

母親はとても過保護で、度が過ぎた心配性で、それが周りから見ると、愛されてるだとか言われます。

確かにここだけ見ると愛されているように見えますが、彼女の言葉に何度も傷つけられたことがあります。

例を挙げると、私は幼い時、母親に私を産んだ理由について聞いたことがありました。
すると理由が、姉が生まれてしばらく赤ちゃんだと思い可愛がっていたもののハイハイができるようになり、ついに歩くことができるようになった瞬間に「もう赤ちゃんじゃない」と思ったそうです。

そこから新たに赤ちゃんが欲しくなった結果、私が誕生するきっかけになったそうです。

嘘のように聞こえますが、母親は何の悪気もなく普通にこの話を私にしてきました。
びっくりしたのですがこれは事情であることに変わりがないので受け入れました。

あとは、父親と結婚しなければよかったと母が言ってきたので、「父親と結婚しなければ私と会えなかったよ」と言いました。
すると、答えは「別の子が生まれたとしてもきっと、あなたみたいに性格のいい子が産まれてたと思うの」と言われ、この言葉にもとても傷つきました。

傷はついたけど、なぜか私は強かったこと。
そして、なんだか私も母親と自分が違いすぎてもしかしたら母親から産まれてきたのは嘘なのではないかと疑っていました。(母にはそんなこと言わないですけど)

あまりにも自分が強すぎて、何もないところから勝手に自分が誕生し自分で成長しているのではないか。とか、自分は神様の子供だと思っていた時期もありました。笑

母親のことは今も昔でも恨んでないですよ。
ただ、育ててくれたことに関して感謝はできないですけど。(母が自分を育てたのではなく自分で成長したから)

母親に必ず感謝しなくても別にいいと私は思います。

一番怖いことは、親の間違った教育や歪んだ愛について違和感を感じているものの、「親だから」ということを理由に、それを正しいと思い込む。
そして、自分が親になった時に自分の子供に同じことをしてしまうこと。
これが一番怖いなあと私はは思います。

そのようにしたら、最悪な家庭環境が無限に続いてしまう。

実は私の母親もこのようなタイプだと、祖母を見ていて何となく感じました。

なので、本当の愛とは何なのか、親が知らずに育ったことが可哀想で切ないです。

このことを理解して、親との接し方でとても苦労していますが、分からなくても私なりの愛をぶつけ続けて、いつか、母親が与えてもらえなかった本当の愛に気がついてくれたら嬉しいなあと思います☺️

あ、でも母親にではないのですが、この環境にとても感謝していることがあります。
この歪んだ家庭環境のおかげで、私は「愛」について考えさせられる機会が何度もありました。

そして、一つ一つ問題を直視して片付けていくうちに、私は誰よりも愛に溢れた人間になれているのではないかと思っています。

そして、母親を反面教師として、私には元々なかった、「幸せな家庭環境」を創り上げることが私の目標です。

いつかの話ではありますが、私にはとても自信があります。

まだまだ私は未熟者で、今子供ができたとしたら教えられることは少ないので、
もっと自分自身が成長し、親として生きていく覚悟が充分にできた時に目標を現実にしたいです。

自分が成長したいという気持ちはとても強いですけど、そんな目標を叶えるためでもあります☺️

私は、感謝される側の素敵な母親になります❤︎


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