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物足りない待ち合わせ。

午後5時半のこと。
親友Mちゃんからのライン。
特にメッセージもなくこの写真が送られてきた。

彼女は超メンヘラである。

彼女が一体何を伝えたいのか。
私に何を欲しているのか。

私はその意図を読み取る事は出来ず、何度かラインの文字を入力しては消去し、を繰り返した。
少しだけ考えた後に、私は思いついた。
彼女が一番喜ぶであろう言葉をつらつらと書き連ねた。

まってるよ
ちゅーしよう
あいしてるよ
わたしはね
セックスしよ

メンヘラver

と書いて送信ボタンを押した。

2分後、、

「wwwww」
「あなただいすきだよほんとに」

猫みたいな彼女にとって、私が放つ言葉はおおよそまたたび的なものであって。
私はいつもそれを撒き散らして、飼い慣らしている。
地に足なんかつけないで。
重くて軽い君でいて。


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