”自己理解”の重要性。頭では分かっているの罠
就職活動シーズン真っ只中ですね。コロナウィルスの影響もあり、会社説明会は縮小や後ろ倒しと、今季はまた異なる就職活動状況になりそうです。
月間100万人が利用する就活クチコミサイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリアさんではYoutube上での就活イベントを配信を実行されています。
チャンネル登録は5,800人（3月9日現在）JALの番組は2万回再生をされているなど反応も上々ではないでしょうか？
こうした取り組みによって企業は
・コストの縮小
・自己コンテンツの保有
を実行することができそうです。企業説明会の出展は規模によってですが何十万～何百万と費用がかかります。またパンフレットの印刷や、社員の動員等を含めると中小企業で人材不足の中でも採用にかけるコストは決して安くはありません。
しかしながら、動画配信での取り組みが広がればコストを抑えながら、学生へのアプローチも可能になります。また、同時に他社との差別化も図りやすくなるでしょう。
合同説明会では同じようなスペース内でできる工夫は見せ方や資料配布等ある程度限られていました。自社のコンテンツを開発し工夫を重ねることで、コンテンツが残り精錬することができます。
一方で広がる大手企業とそれ以外の格差
しかしながら、その中で大手と中小企業の差は当然出てくると思います。知名度が異なるのでそもそもの集客できる環境も異なります。
ただ、資金や知名度以上に創意工夫で挽回できる部分もあります。だからこそ、その企業や採用担当者の本気度によって差は開くのではないかなと感じています。
本題の自己理解について
前置きが長くなりましたが、今回は自己理解の重要性についてお伝えしていきます。
就活の外部環境は変化してきています。企業は人材不足で様々なPR活動を行っています。
一方の学生側は人数が減り、多くの就職希望者が仕事に就くだけであれば、比較的就きやすい状況でしょう。
有効求人倍率は1.83倍と高く。企業は人材難です。（ただ、今回のコロナウィルスの影響は少なからず採用にも影響は出るはずです）
就職活動のゴールは入社だけではありません。実際に入りたい企業に入社しても短期で退職し、転職を繰り返す人も多くいます。
もちろん、それも人生ですが、大切なのは「それを自らが自信を持って選択しているかどうかです」
みなさんがそこで何をしたいか？そしてそれができない時にどんな思考を持っておくか。そのために自分について深くリサーチすることが重要だと考えています。
選択肢が多い時代だからこそ、なぜそれを選んだか？の言語化が丁寧にできるかどうか？
ここは凄く重要なポイントです。
学生や転職活動の人に「頭では分かっているが、上手く言葉にできない」という悩みを聞くことが良くあります。
それは「何となく」選択しているケースや「深掘りが不十分」なケースがほとんどです。
1人で書き出して、考えて、面接を迎える前に、誰かに話をしてみて「本当に伝わるか？」「本心から思っているか？」を確かめることが重要です。
なので、頭で分かっている。で終わらせるのではなく、話して伝わったという経験値を実践の中で積んでみて欲しいです。
小手先のテクニックよりも、実際に話して的確なフィードバックを受けることが自分の視野を広げる役に立つと思っています。
学生にとって優位な現状だからこそ、真剣に向き合ってトライをしてみてください。
多観点を持とう
そして、自己理解を深めるためにも色んな人の考え方やモノの見方に触れてみてください。
中にはみなさんの声に否定的な意見を述べる人もいるかもしれません。
そんな時に「この人とは世界が違う」「一緒には絶対的仕事できないや！」と思うこともあるかもしれません。
そこで、その人と距離を置くことは簡単です。ですが、職場内や主要取引先など簡単に距離を置けない状況もあるかもしれません。
なので、多観点を受け取るという意識を持ってみてください。
「なぜこの人はこのような見方をするのかな？」
「自分の言葉をこのように解釈したのはなぜだろう？」という考えや
「なるほど。こんな捉え方もあるのか」
「確かにそんな考え方もできるかもしれない」という受け取り方です
もちろん無理に受け取る必要もありません。
自分の人生の選択肢の本棚に入れておくだけでいいのです。(場合によってはそれすら不要ですが)
そうして自分で選んで、決める行為を行うことで自分への理解も深まり、判断力を身につけることができます。
自分に問いかける。
誰かに話してフィードバックをもらう。
ぜひ実践してみてください。
Kotokakeではオンライン講座も実施をしています。興味がある方は是非ご相談ください。（転職相談やコミュニケーション相談も可能です）
読んでいただきありがとうございました。
Kotokake 代表 能政夕介
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC（立命館大学放送局）にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天（株）に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。
現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい！」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。
【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継（J1/J2/J3）、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。
サポートいただいた内容は今後の記事や取材等に充てさせていただきます。少しでも良い内容をお届けできるようにしていきます。