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2019明治安田生命J3リーグ第33節セレッソ大阪U23対ブラウブリッツ秋田の個人的な見どころを紹介

2019年12月1日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です。
セレッソ大阪U23対ブラウブリッツ秋田の一戦をJリーグ公式映像DAZNにて実況担当します。
今シーズン両チーム実況担当させていただきましたが、終盤の一戦。来年に繋がる試合になるか期待がかかりますね。

セレッソ大阪U23にとってはホーム最終戦。勝利すれば今季初の3連勝と、過去最高の順位も見えてきます。
一方、先日間瀬監督は来シーズン指揮をしないというリリースが出たブラウブリッツ秋田。すでに昨年の勝ち点を超えているが、残り2勝を連勝で終えたい今季最後のアウェイ戦です。


(J3リーグ 実況:能政夕介 解説なし)※追記の可能性あります


順位と前節の振り返り

★セレッソ大阪U23 今シーズンここまで15勝4分13敗の勝ち点49の6位
前節はホームでFC東京U23と対戦し2-0の勝利し2連勝を飾った。好調の斧澤のゴールに、TOPチームへの昇格が決まった藤尾がヘディングシュートでゴールを奪い同世代のFC東京U23に勝利。
ホーム最終戦に向けて弾みをつけました。

★ブラウブリッツ秋田 今シーズンここまで12勝9分11敗の勝ち点45の9位
前節はアウェイで藤枝MYFCと対戦し終盤にゴールを奪われて1-0の敗戦と悔しい一戦となりました。
最後までゴールを目指し続けたがあと一歩及ばず。次節はホーム最終戦。その最終戦に向けて勝って勢いをつけて臨むために勝利を目指したい一戦。


過去の対戦成績

過去の対戦成績はセレッソ大阪U23が2勝、秋田は4勝、引き分けが1つと2016年からの対戦ですが秋田が勝ち越しています。
今季の4月に対戦した際は3-0で秋田が勝利(和田、江口、藤沼がゴール)

★今シーズンセレッソが初めて敗戦したのがAの秋田戦
2018年はC大阪のHで対戦し、1-0で秋田の勝利(秋田:田中智大)
秋田のHでは4-1でC大阪の勝利(C大阪:米澤ハットトリック、山根 秋田:久富) 

2017年はC大阪のHでは3-1で秋田勝利(C大阪:岸本 秋田:久富、藤山 、青島 )
秋田のHでは3-0でC大阪が勝利(C大阪:斧澤2Gと米澤)

直近の2年はそれぞれセレッソはアウェイ戦で勝利をおさめていました。
しかし今年は秋田がホームで対セレッソ戦初勝利を飾りました。
セレッソ大阪U23にとっては今季初の3連勝を飾ることができるか、重要な一戦です。

セレッソは米澤在籍時に対秋田戦6ゴール、斧澤は2ゴールを記録しています。
秋田の久富は2016年、2017年、2018年と対セレッソ戦ゴールを決めている。前山も過去2ゴールを記録。

今シーズンの成績 

★セレッソ大阪U23 15勝4分13敗 勝ち点49   43得点51失点 -8
先制試合:16試合 11勝3分2敗(11節熊本戦,30節の鳥取戦は逆転負け)
先制された試合:15試合 4勝11敗(6節の群馬戦は2点差を、北九州戦、ガンバ大阪U23、岩手戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合 7節の富山戦

ホーム: 9勝2分5敗 勝ち点29  26得点  19失点 得失点+7
アウェイ:6勝2分8敗 勝ち点20  19得点  32失点 得失点-13

複数得点:14試合 
無得点:8試合 
無失点:8試合 
最多得点:6得点 
最多失点:5失点
今季最多連勝は2連勝 連敗は4


★ブラウブリッツ秋田 12勝9分11敗 勝ち点45  42得点33失点 +9
先制試合:12試合 10勝1分1敗(13節の熊本戦で逆転負け)
先制された試合:15試合 2勝3分10敗 (18節の岩手戦,30節のFC東京U23は逆転勝利)
スコアレスドロー:5試合(H長野、A北九州、HFC東京U23、H藤枝、A熊本)

ホーム: 5勝6分5敗 勝ち点21  20得点  12失点 得失点+8
アウェイ:7勝3分6敗 勝ち点24  22得点  22失点 得失点0

複数得点:14試合 
無得点:13試合
無失点:9試合 
最多得点:5得点(23節の讃岐戦) 
最多失点:3失点(3節のいわて戦、8節のG大阪U23戦)
今季最多連勝は3連勝 最長は2連敗


個人的な注目選手は?

セレッソ大阪U23 背番号36 #斧澤隼輝  背番号28 #中島元彦

11月は出場した3試合ですべてゴールを決めている斧澤選手。今季はここまで5ゴールに7アシスト。特にアシスト数はチームトップの記録になる。
本人も「ゴール前での落ち着きが出てきた」と話す。
前節は3バックを採用したセレッソだが、今節はTOPチーム、U18が試合前日の土曜日に試合が行われた。
サイドハーフ、WB、SBと起用は読めないが、サイドからドリブルでチャンスを創出できるか注目したい。

そして現在7ゴール4アシストを記録し、チームで唯一全試合に出場しているのが中島選手。
ガンバ大阪U23戦では劇的な直接FKでのゴールも決めた。今季はTOPチームの練習にも帯同し、成長を感じることができたと話す。
ただ、本人が目指すのはTOPでのプレー。残り2試合でアピールをすることができるか?強烈なミドルシュートにも注目して欲しい。


ブラウブリッツ秋田  背番号22 #沖野将基  背番号14 #堀研太

沖野にとっては昨年まで在籍したセレッソ大阪との古巣対戦。前半戦のホームでの一戦は3-0で勝利にも貢献した。
自身としては1年振り近くとなるヤンマースタジアム長居での一戦。「誰が来ても知っているので楽しみ」と試合前にコメントしていた。
サイドの突破、クロスの数はチームTOP。古巣相手に成長した姿を見せることができるか?

そして横浜FMから期限付きで加入している堀は世代別代表でセレッソの安藤、中島、茂木選手が共にプレー。
ドリブルで打開できるクイックネスや、フィジカルも強い選手。
開幕戦でJデビューを果たした堀選手が同世代の相手にどのようなプレーを見せるか楽しみです。


J2昇格はギラヴァンツ北九州が1つ目の昇格枠を

残り1つをめぐって争うのは群馬と熊本(藤枝はライセンスの関係で昇格はなし)
先日FC岐阜のJ3降格が確定し、21位に位置する鹿児島は藤枝が2位になったときのみJ2残留が決まる。

群馬と熊本はJ2昇格に向けて1試合も落とすことができない。
藤枝も初の優勝に向けて、勝利を狙って戦う第33節。北九州はホームで鳥取と対戦し、勝利すれば優勝も確定。
今季のJ3は最終節まで昇格・優勝争いがもつれるか?それとも12月1日に全てが確定するのか?

目が離せない展開になりそうです。


ちなみに今シーズンの勝敗について

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前半好調も後半から失速したチーム。後半から立て直したチームと今季も年間通じてのマネジメントの難しさを感じました。残り2試合どんなシーズンの締めくくりとなるか期待しましょう。

引退や契約についてのリリースも

すでにセレッソからはU18の選手4名から来季のTOP昇格のニュースや、セレッソ一筋藤本選手の引退。更にはU23にとっては大山武蔵選手が、そしてGKの丹野選手とも来季は契約更新しないというリリースも出ていました。



そしてブラウブリッツ秋田からも間瀬監督が退任するというニュースも。

秋田にとっては間瀬監督と共に戦う2試合。ホーム最終戦に向けて勝ち点を積み上げることができるかも楽しみです。

個人的にはセレッソの大山選手は昨年肺血栓塞栓症から復帰して強い対人のプレーとクロスでチャンスもつくっていましたので残念でもあります。

間瀬監督も特に後半から立て直すも目標のJ2昇格には届かず、悔しいシーズンになったかもしれません。それでも、選手を鼓舞し魅力的なサッカーを見せてくれていたように感じていました。

シーズンも明日を含めて残り2試合。両チーム、選手にとって未来に繋がるそんな一戦に期待したいですね。

是非ヤンマースタジアム長居、またはDAZNにてご覧ください!

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