挑戦しなかったら気づけなかったこと。
9月3日、宮崎市の地鶏専門店「粋仙」さんにて、オープン前初めてのイベント参戦をしてきた。
(補足:東京から移住して宮崎で移動式カフェの準備中です!)
「ぜひ一緒にやりましょう!」
そう言われたときに、二つ返事でOKしたけれど、イベントがこんなに大変だなんて知らなかった 笑
当日は本当にたくさんの人が来て、美味しいって言ってくれて、結果は大成功と言っていいとわたしは思うのだけれど、学んだことも山程あった。
まず、ピタパンとトルティーヤの生地を約100枚ずつ手作りするのにこんなに時間がかかることを知った 笑(冗談抜きで寝ていない)
まぁそれは置いておいて、
発信の大切さ、プロ意識、コスト調整、仕入先を回る交通費に時間、準備時間のコスパ、メニューデザイン、日本でのスパイスの高額さ、当日のオペレーション、盛り付けとスピード…
並べると当たり前のことなのだけれど、身を持って学んだし、こういう結果って「挑戦しなければ知り得なかったこと」だ。
(今後はピタパンとトルティーヤを同時に大量仕込みすることはしない←)
今は、世界中が通常とは全く異なる状況で、わたし自身も移住前に思い描いていたものどおりに物事が進んだことはほぼなかった。
でも。
こんな時期だけれども、やっぱり挑戦してみたからこそ分かったことは多くある。
見知らぬ土地でビジネスをしたいと声を上げることも
無意識的なジェンダーバリアも
事業計画書作成も
商工会議所や銀行との打ち合わせも、そこでの書類も
出店させてもらえないかの問い合わせも話し合いも
補助金や税金の書類も
保健所や陸運局、各種行政機関とのやりとりも
なにより英語話者のビジネスパートナーとのやりとりも
ひとつひとつに大小さまざまなハードルがあって、戸惑いながらも一個一個跨いだ。
時間はかかったし、メンタルにきて泣いたりもしたけれど。
向き合っていなかったら、挑戦していなかったら、
きっと穏やかだったかもしれないけれど、今みたいな経験はなかったと思うし、100%言い切れるのは自分がこんなに負けず嫌いだって知らなかった。
これは新しい発見だった。
もともと自分でやりたい性格だし、人に頼るのとかは苦手なんだけれど。
写真、デザイン、動画、文章、書類、話し合い、企画、、全部やりたい、けれど情けないことにスキル不足の分野が当然あって。
中途半端なことはしたくないから人に振るけれど、それでも「わたしにスキルがあったらできるのにな」と悔しい気持ちで溢れた。
ビジネスパートナーとの会話でうまく伝えられないことがあったり、意見の衝突とかがある度に、「もっとわたしがちゃんとできれば」と歯がゆかった。
なんなら悔し泣きとかした。夜な夜な、ね。
けれどだからこそ。
経営や計算、設計用語の英単語を覚えた。気持ちを伝えるようになった。
PHOTOSHOP・ILLUSTRATORの勉強をしよう、と新たな宿題もできた。
この宿題によって1年後のわたしは「ビジネスや工事設計英単語もわかる、PHOTOSHOPも使えるわたし」になるかもしれない。
これは、この悔しい気持ちを経験したからだと思う。
これって結局挑戦してみなければ知り得なかった感情や情報の副産物で、自分アップデートに一番効果的な方法な気がしている。少なくともわたしには。
そしてさらに学んだことが、思っているよりも、みんな見てくれているってこと。
全部自分でやりたくて、抱え込んでしまうわたしに、「頼っていいこと、いつでも助ける」と伝えてくれた人。
100%の自信が持てなくて、それでもやりたいんだって伝えて、動いていたことを、覚えていてくれて、気にかけてくれる人。
努力をしたら報われる、きっとそうなんだろうけれど。
実際は正しい努力を圧倒的にした人or効率よくした人に限るっていう但し書きがあると思う。
それでも、見ていてくれて、応援してくれる人がいるのなら。
人間だから嬉しくて頑張ろうって思うし、巻き込んでもっと、もっと大きくなろうって思う。
「早く行きたいなら1人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け。」
そうだ。人運最強なんだったわ、わたし。
強み:愛嬌、負けず嫌い、教えを請えるところ!そして挑戦するところ!
***
わたしにはね、圧倒的な頭脳もスキルもなければ、カリスマ性もないのだけれど。
1つあるなって上げるのならば、「勇者」の位置づけだと思うの。最近。
ダンジョン進みながら、最初よわよわだけど、少しずつ村人とかと仲間になって、応援してもらって、戦って負けて、魔法使いとかにワープとかで助けてもらいながら、また戦って、少しずつ進むの。
けど、勇者と村人って実は同じで、世界の多くの人が村人だと思うのね。
それが、冒険によし出よう!っておにぎりと剣を引っさげて出かけたら勇者になるのよ。
(自分ゲーマーじゃないからみんながしっくり来てるかわからないけれど。)
最近、頑張ってて勇気もらえる!って言ってもらえることが結構あって、とてもそれは嬉しいのだけれど。
でもたまに、その後に「わたしは踏ん切りがつかない」ってコトバが続くときがあって。
わたしよりすごいスキル持っている人たちばかりなのになーと思うの。
もちろん、生活の基盤があった上でっていう意見は大大大大大賛成。
「挑戦=100%良いもの」とは全く思わない。
「いま」が楽しいならそれでいいじゃん。
年齢的にも経験したことからも、無鉄砲に無計画に飛び込むのは違うと思う。
でも、そうではなくて、もしも、やりたいけれど、言い訳考えてしまって動けない人がいたとしたら、それはやってみたらいいと思うよって思うのです。
あと実際最低限のを保てればなんとかなるのも事実。
だって動いてから、いろんな事が起きる。
いろんな人と、感情と出会う。
でもそれって動かなかったら知れないことなわけで。
わたしは挑戦してみて、よかったです。
しなかったらわからないことがたくさんあったし、それで成長できたことも、そこでの素敵な出逢いも多くあったので。
なにより、今の自分がすき。
本当に周りのみんなに感謝しています。ありがとう。
今月末のオープンに向けて、やることが山盛りなのだけれど、今までと同じように、一個一個こなしていきます。
早くフードトラックでみんなに会いに行きたいな。
6RACCOON、応援してくださったら嬉しいです♡
(Instagramはhttps://www.instagram.com/6_raccoon_)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?