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[作詞]コトノハ

「コトノハ」

僕らはこの時代に探し物をしていて
それは誰かが失くしたものなのか
誰も見たことが無いものなのか
わからないけれど

今この時は誰かの思いの中にある
それは悔しさが尾を引いてたり
喜びの余韻の中だったりするんだけど

いつも君は僕の願いの中で生きている

想いを言葉って箱に閉じ込めても
どんどん溢れ出してしまうんだ
こぼれ落ちていく気持ちも
僕らの過ごした中にあるから

混沌とした時代の中に君を見つけた
辞書から消えてく言葉があるように
詠まない気持ちは枯れていくんだ

時間を有するもの全てが生きている

言葉で囲った想いはやがて
その性格を変えていくでしょう
今以上に君を想う世界なんてあるのか
そんな不安をずっと抱えていたいんだ

なくなるのはいつも一瞬だなんていうけど
誰の目も届かないところで
歩んでいたんじゃないかな
僕らに何かを与えたいとして

僕らが見えない中に命を与えた
愛っていう生き物を育てていこう
いつか僕ら消えてしまったとしても
それが誰かを抱きしめられるくらいに

中島みゆきさんの手掛ける作詞が大好きで
はじめて「糸」を聴いたときなんて衝撃で
おこがましいけれど、悔しかったりもした

そんな1998年にリリースされた楽曲が
今もなお、多くの人に愛されていて
今年は曲をもとに映画も作られたりして

綴る言葉の持つ可能性を思い知らされている

今年、私の姉が結婚した
コロナの影響でまだ式を挙げれていないけれど

私の大切な人たちが、
その大切な人たちと生きていく
はじまりから長く寄り添えるとしたら
どんな言葉を曲を与えるだろう

そんなことを考えながら書きました

普段、歌詞を書くときは
誰かひとりでも共感してくれる人がいれば、
と一縷の願いを込めて向き合うのだけど

今回は人に長く愛されるとしたら、と
そんな外側のイメージも気にしながら
書いてみた歌詞です

いつか、素敵な曲に仕上がることを願ってやまないです。

どうか

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