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ミルフィーユ人間

あの日の嬉しかったこと。あの日の悲しかったこと。あの日感じた、初めての怒り。これまで感じたそいつらが累々積まれるミルフィーユ。

人目に見えぬその層を、人は「記憶」と呼んでみて、記憶と呼んだそいつらは、遠いいつかの「思い出」と呼ばれて。

生けとし生けるすべての人が今日も心で作られる。今日も心を作ってる。
ただ、生きる答えを探し求めて。

人はみな、心重ねるミルフィーユ。

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