瀧森古都/作家

「奇跡体験!アンビリバボー」などの放送作家を経て、出版。 『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』など。編集協力は『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』などなど。 詳しくはHPにて🧐猫と緑のたぬきが好き。 👉http://www.officekotonoha.com

瀧森古都/作家

「奇跡体験!アンビリバボー」などの放送作家を経て、出版。 『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』など。編集協力は『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』などなど。 詳しくはHPにて🧐猫と緑のたぬきが好き。 👉http://www.officekotonoha.com

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    • 絵本・童話

      読み聞かせにご活用いただければ嬉しく思います。(営利目的の場合は一報下さい)

    • 小説「火の玉のカケラ」(全5話)

      主人公の幸一は、三流大学に勤める真面目な三十代。幼いころは、大変貧しい生活を送っており、なおかつ物心ついた時には祖父に育てられていた。自分にはなぜ両親がいないのか、祖父に一度も聞くことのないまま祖父は他界。とはいえ、幸一は自分を不幸だと感じたことは一度もなかった。そんなある日、生前の祖父の知られざる過去を知ることとなる。幸一の祖父は、火の玉について真剣に研究していた。なぜあんなにも火の玉にこだわるのか幸一はわからなかったが、一人娘の由衣を通じて、幸一自身も火の玉について調べることとなってしまう。それを機に、かつての祖父の真意と向き合うこととなる。また、幸一は過去に一度だけ祖父にわがままを言ったことがあった。百年以上前に、ある医学博士が研究していたテーマをモチーフとしています。少し不思議だけれど日常の延長の物語をお楽しみいただければ幸いです。

    • 小説「悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと」試し読み

      本作は、2021年5月に出版の書籍を、読者様に試し読みしていただきたいと思い、第三章の途中まで公開しております。かなり読み応えある分量ですので、日々のティータイムや移動中のお暇つぶしに、ぜひお楽しみいただければ幸いです。 主人公は、カピバラにそっくりな小学校の用務員さんです。小学校の隣にある動物園で飼育員も兼務しています。通称カッピーと呼ばれる彼は、推定五歳の時、動物園に置き去りにされました。そんな悲しい夜に、彼はカピバラを通じてとても温かい大切なことに気づかされます。表紙とはうらはらにハードな内容(いじめや虐待)も含まれますが、ラストは誰もが優しい気持ちになる物語に仕上がっております。ぜひ、お読みいただければと思います。

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    プロフィール

    作家 瀧森 古都(たきもり こと) 2001年、作家事務所オフィス・トゥー・ワンに所属。放送作家として「奇跡体験!アンビリバボー」など様々な番組の企画・構成・脚本を手掛ける。2006年、独立。作家、コピーライターとして活動。現在は主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆。 略 歴 1974年、千葉県市川市に生まれる。 7歳と12歳の時、読売新聞社主催の絵本コンクール入選受賞。 上皇后美智子様(当時妃殿下)とのお食事会にて作品をお読みいただく。 中学3年の時、文化祭にて自

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      • たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

        こんにちは。瀧森古都です。 時々、「どの著者が一番好きですか?」という質問をされるのですが、その質問、本当に悩みます。笑 どれも思い入れがありますが、強いていえば『たとえ明日、世界が滅びても 今日、僕はリンゴの木を植える』かな。 本書は、執筆している最中「この本が私の遺書でもいい」と思った記憶あり、そんな思い入れと同時に、北から南まで全国の書店さんが手作りのポップや立体的なリンゴを作って下さり、お陰様で多くの読者様と本書を通じて心を寄せ合う事ができました。そのような事から、「

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        • 童話「白カブトの涙」

          【本文】 ぼくは カブトムシ。 木から木へと 自由に飛びまわることができる。 ただ 一つだけ普通のカブトムシとちがうことは……   からだが まっ白いということ。 ぼくは 白いカブトムシなんだ。   そして 白いカブトムシには 悲しい宿命がある。 一度でも涙を流してしまうと 消えてしまうんだ。 だって 白いカブトムシは 一粒の涙でできているから。   そんなぼくを みんなは「白カブト」とよぶ。 ぼくは そのよびかたが だいきらいだった。 よわそうだし ずっと黒いカブトムシに

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          • 童話「100万円の石」

             ぼくの名前は、流れ星。  ひとびとの願いをかなえてあげるのが、ぼくの仕事。  でもね、ある日ぼくは、勢いあまって空から落っこちてしまったんだ。  地上に落ちると、ぼくの名前は流れ星ではなく「隕石(いんせき)」に変わる。色も、輝く金色から地味な灰色や茶色に変わってしまう。  だからといって、周りの石ころたちと同じように転がっていたくない。  だって、ぼくは空で輝く流れ星だったんだから。  ひとびとの願いを叶えてあげることのできる特別な星だったんだから。  地球に落ちてきてか

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            大人も子供も楽しめる感動絵本「白カブトの涙」

            絵本「白カブトの涙」。 この作品は、娘の学校の朗読会にて発表した絵本です。 まだこの世にない物語を生徒たちに届けたい!と思い、創作しました。 ※無断転載禁止。なお、非営利、無料かつ無報酬であれば朗読などにご使用可能です。 【著書】 【構成・編集協力】

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            【小説】火の玉のカケラ(第5話)最終話

            【第5話】(最終話)  結局、飼育小屋でも火の玉に関する手がかりは見つからず、克彦の提案で学校に設置してある防犯カメラのチェックも試(こころ)みた。 セキュリティ会社に連絡し、うさぎが死んだと思われる雨の日の様子を見せてほしいと頼んでみたが、警察から依頼されたわけでもなく、「火の玉が映ってないか見てほしい」などという要求は通るはずもなかった。 そうこうしているうちに、祐子ちゃんが火の玉を見たと言ってから二週間が経ってしまったが、その間、僕はできるかぎりの資料を集めた。 祖父

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            【小説】火の玉のカケラ(第4話)

            【第4話】 「かつひこ!早く早く!」 同行してくれた克彦は、小さなリュックを背負っている遠足気分の由衣に、あっちこっち振り回されている。 しかも由衣は、克彦に会って早々、呼び捨てで呼んだ。 「こら、由衣。克彦『君』を付けなさい」 「えー、なんでぇ?かつひこはパパのお友達でしょう?だったら由衣にとってもお友達じゃん」 「なんでぇ?じゃないだろう?お友達だろうが何だろうが、克彦君は由衣よりずっと年上なんだから」 「なんで年上の人には『君』をつけなきゃいけないの?じゃあ、パパ

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            【小説】火の玉のカケラ(第3話)

            【第3話】 「火の玉の……カケラ?」 「はい。こ、これは僕の祖父が持っていたものなんですけど、こ、幸一さんと会って話したことを祖父に伝えたら、懐かしがると共に、こ、この論文を出してきたんです。これを渡してあげなさい……と。すみません、先に読んじゃったんですけど、幸一さんが今抱えている問題解決のヒントに、な、なるような気がして……」 祖父が書いたという論文を克彦から受け取り、僕はかじりつくように読んだ。 それは、初めて目にする内容だった。そして、祖父がなぜ火の玉を追い求めて

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            【小説】火の玉のカケラ(第2話)

            【第2話】   「ひ、火の玉……ですか!?」 「あぁ、そうなんだ。娘の友達が見たというのだが、そもそも火の玉というのは本当に存在するものなんだろうか」 「ぼ、ぼ、僕は……その手のことは詳しくないんですが、か、科学的にいうと、火の玉はある種の電気現象による発光だというのは、き、聞いたことがあります」 「電気現象?」 「はい。か、簡単にいうと、自然の中でガスが発生したものに火がついた現象って感じでしょうか。それが割と近くで起こったものを「火の玉」という説もあるとか」 「なるほどね

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            【小説】火の玉のカケラ(第1話)

            【第1話】 「ねぇ、じいちゃん。ぼく、あれをやりたい」 それは、僕が六歳の春だった。 生まれてからずっと祖父に育てられていた僕は、小学校入学式の帰りに見かけた『ガチャガチャ』を指さして、「あれをやりたい」と祖父にせがんだ。 ガチャガチャとは、硬貨を入れてレバーを回すとカプセル入りのオモチャが出てくる『小型自動販売機』のことだ。カプセルが出てくる時にガチャガチャと音がするため、世間では通称『ガチャガチャ』と呼ばれている。 「幸一、あれは何が出てくるかわからないんだぞ?それ

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            【小説】悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと(11)

            校長とヤクザ  なんだか譲二の様子がおかしい。  いつもなら、わたしと目が合うと「校長先生! おはようございます!」と元気よく声をかけてくれるものの、今日はどことなく様子がぎこちない。  昨日、部屋に連れてきた男性のことを「友達」だと言っていたが、今まで学校関係者以外の人を部屋に入れているのを見たことがない。  まさかとは思うが、かくしごとでもしているのだろうか。昨日の男性に借金をしているとか、脅されているとか……。いや、譲二に限ってそのようなことがあるはずない。

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            【小説】悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと(10)

            早紀の孤独 「早紀、夕飯を食べる前に道場へ来なさい。大会が近いから稽古を増やそう」  父は、私が生まれる前から剣道の先生をしている。  自宅の隣が道場のため、けたたましいかけ声が一年中聞こえてくるのだが、小さい頃はそれが嫌だった。  普通の女の子は、オママゴトとか、お人形さんごっことか、おしゃべりしながら楽しそうに遊んでいるのに、私は三歳の頃から竹刀を握らされ、毎日毎日剣道をやらされていた。  でも、そのお陰で都大会でも優勝したことがあり、小学五年生の時には副部長、六

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            【小説】悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと(9)

            カッピーの嘘  僕は、ホウキを持っている手がぷるぷる震えるのをかくした。  校長先生は、すごく鋭い。僕の体調が悪い時とか、嫌なことがあった時とか、 「どうした? 譲二、何かあったか?」  と、一瞬で気づいてくれる。  だから今、校長先生に僕の嘘を気づかれないだろうかと、すごく緊張した。  山下さんちの鳩時計の鳩さんが鳴いた時、校庭にいたのは本当だ。でも、その直後、僕は剣道部の生徒たちに道場へ連れていかれ、竹刀をむりやり持たされた。 「おいカピバラ、人間ならちゃん

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            【小説】悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと(8)

            第三章 勝利の女神 「校長先生! 大変です! 剣道部の生徒たちが加比原さんのことを……!」  剣道部の生徒たちは、以前から譲二と仲良くなく、去年は隣の動物園のテナガザルの小屋に譲二を閉じ込めたこともあった。  その時は、副部長をしていた五年生の峰岸早紀が、「テナガザルが共食いしている」と譲二に嘘をつき、譲二が小屋の中へ入ったと同時に外側から鍵を閉め、そのまま数時間放置したのだ。  松島先生と共に校庭を走り抜け、向かい側にある第二校舎の剣道場へ向かうと、いつもと変わらず威

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            【小説】悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと(7)

            本当の幸せと、本当の不幸  数日後、健太君はわたしのいる校長室へ来て、三毛猫の『みかん』と家族になれたよろこびを笑顔で伝えてくれた。  さらに、健太君のお母さんは部屋に閉じこもることなく、少しずつ元気を取り戻してきているという。譲二があげた百円で買ったノートも、家族全員の交換日記として使っているとのこと。  わたしは、心の底からうれしかった。一緒にいる譲二も、とてもよろこんでいる。  そして健太君が教室へ戻っていくと、今度は野口先生がわたしの部屋を訪れ、手にしている紙袋

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            【小説】悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと(6)

            美咲の花 「洋介! どうしたの? どこか痛いの?」  救急病院に運ばれた洋介は、ぐったりとして、より一層唇が紫色になっている。  すぐさま担架からキャスターつきのベッドに移され、処置室へと入っていった。 (神様お願い……お願いします……洋介を助けてください)  待合室で私は祈った。  洋介にもしものことがあったら……私はどうしたらいいのだろう。  夫に何と言ってあやまったらいいのだろう……。  会社からすぐに駆けつけてくれた夫は、私の肩を優しく抱き、黙ったまま洋

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