【無料・予想】帝王賞(Jpn1)R5.6.28

予想印

◎テーオーケインズ
〇ノットゥルノ
▲クラウンプライド
△プロミストウォリア
△メイショウハリオ

各馬考察

◎テーオーケインズ

連覇の掛かった昨年は4着に敗れたが、これは展開に泣いた面が大きい。スワーヴアラミスの強引な捲りで先行勢には苦しい流れに、3番手追走の当馬も伸びを欠いてしまった。同じく4着に敗れたチャンピオンズCは相当に時計を要する馬場で適性向かず、参考外でいいのでは。

川崎記念ではウシュバテソーロに屈する2着。4角で当馬が外に振ったスペースをウシュバに突かれ、それでも結果は半馬身差。距離のロスを鑑みれば差の無い競馬はできていた。前走のドバイWCではそのウシュバが勝利。当馬は4着だったが、パンサラッサの作るハイペースの中で先行策で上位に粘り込んだ点は評価に値する。後方からの直一気で勝利したウシュバ以上に、強い内容の走りをした印象。

馬柱だけを見ればやや衰えつつある印象だが、近走のレース内容をしっかり見れば実力は健在。世界トップと互角に渡り合える馬が、ここで負けるわけにはいかないだろう。現在の軽い馬場の大井もこの馬には向くはずで、最内枠も絶好。昨年の無念を晴らす同レース隔年制覇は十分に期待できる。

〇ノットゥルノ

この馬の特徴を一言で言うならば「右回り専用機」。それだけに前走の平安S(京都・1900m)で敗れた点が気がかりかも。だがこの時の京都は改修直後で砂の厚い状態、軽い馬場が得意な当馬にとっては苦しい条件だった。59kgの斤量、叩き前提の仕上げだったことを加味すれば惨敗も仕方ない。

今回はG1級で2戦2連対を果たしている大井・2000mが舞台であり、現状の軽い馬場も含めてこの馬には絶好の舞台。昨年の東京大賞典ではウシュバテソーロにこそ敗れたものの、差し有利の展開で2着に粘り込み力を見せた。ドバイには向かわずに、上半期はここに照準を合わせてきている点も魅力的。近2走の大敗でオッズ妙味も生まれるはず。

▲クラウンプライド

先行力があり、ポジションをとって積極的なレース運びが上手な川田騎手の騎乗は非常に楽しみ。チャンピオンズC、JBCクラシックで2戦連続2着と好走しており、ダートのトップクラス相手に通用する力は示している。

だが一方で早めに抜け出すが故に「的にされる」シーンが目立つ。特にチャンピオンズCは展開利も含めて完璧な内容だっただけに、ジュンライトボルトに差されたのは非常に勿体ないと感じた。

2着がやたらと目立つ馬は、特に気性的な部分で何か原因があるはず。実力は疑わないが、「勝ち切る」シーンは想像できず3番手評価。馬券の2列目にはシッカリ入れたい1頭。

△プロミストウォリア

重賞2つを含む5連勝で、勢いはメンバー随一。6歳だが全8戦とフレッシュさも。2走前の東海Sはカラ馬の恩恵もあってマイペースの逃げで勝利した印象だが、前走のアンタレスSは一転してハイペースで後続の脚を削いで逃げ切る強烈な内容だった。

それまでの戦績を見ても前傾ラップでの勝利が目立つだけに、前走のような速いペースでの逃げがこの馬の本来の適性なのかも。それを踏まえると今回の帝王賞はやや不安が残る。今回は初めての2000m戦だけに、距離不安が頭にあるなら、ハイラップを刻んでレースを進めることには心理的なハードルがあるはず。仮にそれができても、今度は最後の1Fで脚が止まる心配が。どちらに転んでも、この馬の真のパフォーマンスは出せないのでは。

今回は初のG1級、相手関係も一気に強化されるだけに通用するかは未知数。スマートファルコン級の怪物なら逃げ切りも可能だろうが、そのポテンシャルに賭けるのは分が悪いように感じる。

△メイショウハリオ

かしわ記念では大外捲って勝利と強い内容。フェブラリーSも大出遅れから3着に食い込んだのは見事だった。(本命を打っていたので心臓に悪いレースでした…。)

ただ、そのフェブラリーSでは展開利があったことも事実。勝利したかしわ記念や昨年の帝王賞を見ても、前が苦しくなるタフな競馬で結果を残している。今回は軽い馬場で先行激化もそれほどは見込めない。結果を出してきたのとは逆の条件での1戦であり、高い評価はできなかった。




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