ADHD・ASD闘病記8日目

闘病記8日目、今回は車の運転のことについて記します。
現在私は休職中の身なのですが、この度の診断により、12月頭から復職することになりました。
あと20日過ぎれば平日はフルタイムで働くことを考えると、休職中の今だからこそ習得できるスキルは身につけておきたい。そう思い、先日より車の運転練習を行なっています。

ただ車の運転はADHD患者にとっては非常に習得しづらいものです。理由の一つはマルチタスク能力、もう一つは不注意傾向があることです。
前者については、特に駐車場でのシーンで障壁となります。駐車の際にはカーナビについているバックモニターを見つつハンドルを切りますが、その上で周辺の車や歩行者の状況をフロントガラス、サイドミラー等で確認する必要があります。これが非常にADHDの特性とミスマッチしているんです。
実際、駐車練習をしている際にも全く気づかないうちに別の車が近接しており、あやうく衝突しそうになることが既に複数回ありました。衝突しても車なら弁償するだけで済むかもしれませんが、これが人だったら…と考えるとゾッとします。
後者については、交差点で曲がるシーン、車線変更のシーンで障壁となります。ADHDの不注意傾向は、例えば家で探しものをする際に、目の前に探し物があるのにも関わらず、それが全然見えていないといった形で現れます。まだ探し物の場合は時間を無駄にするだけですみますが、上述のシーンでは歩行者や車が近接しているのにも関わらず、それを見落とす可能性があり、これこそ命に関わります。

ここまでの話をまとめると、絶対にADHD患者は車を運転しない方が良いとなりますが、一方で私は郊外に居住しているため、仮に親の体調が悪くなるなど、家内に運転できる者が居なくなった場合は、その度にタクシーを呼ぶ羽目になります。あまりにも非現実的です。

まだ練習を始めて1週間半程度なので、そもそも慣れていないということもあるかもしれませんが、体調が悪い日には運転しない、速度を徹底的に落とす等して、取り返しのつかないことが起こらないよう、細心の注意を払って取り組もうと思っています。
とにかく世間一般のアラサーに少しでも近づけるよう、日々できることを増やしていきたいと思います。



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