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個人手配で格安にヒマラヤトレッキングする為の完全ガイド【ネパール旅】

今回は『ネパールでヒマラヤトレッキングをしたいけど、ツアーは高すぎる』という方や『ガイド無しでソロトレッキングしたい』という方向けに個人手配で格安にヒマラヤをトレッキングする方法を解説します。

このnoteを読めば必要な費用と手続き、必要な物が分かります。

僕は2018年10月にネパールのアンナプルナベースキャンプ(ABC)とランラン渓谷をガイド無しの個人手配でトレッキングしました。

翌年の2019年10月から11月にかけてはネパールのエベレスト街道をシバラヤ~カラパタールというルートでトレッキングしました。

最初は不安もあったし出会ったネパール人からも『ガイドは必要だ』と言われていたのですが結論、一人でも全然大丈夫だしお金もあまりかからなかったです。



ガイドとポーター(荷物持ち)は必要か

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ガイドは雇い主と一緒に歩いて宿や食事の手配をしてペースを管理し、山や文化の解説をしてくれたりします。

ポーターは荷物を運ぶのが専門の仕事なのでガイドはせずに雇い主よりも先に目的地に向かうこともあります。

ガイドは基本的には荷物を持ってくれないですが、一部だけ持ってくれる場合もあるみたいです。料金はガイドの方が高いです。

すれ違ったり宿の食堂で出会ったガイドたちは皆フレンドリーで良い人たちでした。雇い主ではない僕にまで山の解説やこの先のルートのことまで色々教えてくれました。

食堂ではガイドと雇い主グループが一緒にトランプをしている光景をよく見かけて楽しそうでした。

なのでガイドを雇うと楽しいだろうなと思う事もあったのですが、格安でトレッキングするという事であればガイドもポーターも雇わなくても大丈夫です。

これで1日あたり2000円以上は浮くのですが、金銭面以外にも『一人で気楽に歩ける』というメリットがあります。

それと、ガイドを雇っているトレッカー達は朝の出発時間が遅めなのが気になりました。

10月の乾季のヒマラヤであっても午後になると濃い雲がかかって山が見えなくなる場合が多いので朝は7時過ぎくらいには出発していました。

もちろんガイドに『朝早く出発したい』と頼んでおけばいいのですが皆がちゃんと起きてくれるとは思えません笑

一人で歩いて道に迷う心配はあるのか

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ガイド=道案内、というイメージが強いかと思いますが僕が歩いた『アンナプルナベースキャンプ』、『ランタン渓谷と』、『エベレスト街道シバラヤ~カラパタール』のどれも大きく迷うような道では無かったです。ほとんど一本道でした。

分岐点もありますが地元の人もいるし他のトレッカーが雇ったガイドも歩いてたりするのでわからないときは毎回聞いていました。

親切な人が多く、時には先頭に立って道案内してくれることもありました。

トレッキングした後に出会ったアメリカ人ソロトレッカーも『道がわからない時は誰かが来るまでのんびり待って、聞いてから進むようにしていた』と言っていました。

が、僕が歩いた3つのトレイルのうち『シバラヤ~カラパタール』の前半部分はトレッカーがほぼいなくて、周りを見渡しても自分しかいなかったり、2時間誰とも会わずに歩いたりということがありました。

初日と二日目に宿が同じだったタイ人トレッカーは(村にトレッカーは僕ら二人しかいなかった)

『分岐点を間違ったほうに進んでいたんだけど気づかなくて、やっと地元民に教えてもらった時には1時間半経った頃で同じ道を引き返したから3時間ロスしたよ』と言ってました。

こういうこともありますが、シーズン中のアンナプルナベースキャンプとエベレスト街道に関しては本当に沢山人が歩いています。後で書きますが宿も満室のところがあるくらいです。

なので道がわからなくても誰かに聞けるという認識で大丈夫です。

トレッキングのベストシーズンはいつなのか

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6月から8月末は雨期でABCまで行ったのに山が見えない場合もあります。

9月中旬から12月上旬にかけては雨も少なく空気が澄んでハッキリと高峰が見れるのでここがベストだと思います。。

現地の人たちに『いつが一番良い?』と聞いたところ『10月だ』という答えが多かったです。

僕はABCは10月頭に、ランタン渓谷は10月終わり、ジリからエベレスト街道は10月終わりから11月頭にかけて歩いたが雨はほぼ降らず景色も最高でした。

初心者でも大丈夫か

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日本で山に登るわけでもなく筋トレなどもしていないですが歩けました。が、
辛いのは荷物の重さですね。合計11キロくらいの荷物を背負って歩いていたのですがこれが本当にキツかったです。荷物が軽いだけでどんなに楽か、と思いながら歩いていました。

体力の有無も大事だと思いますが、荷物を軽くするのが超重要です

アンナプルナベースキャンプへ行くならめちゃくちゃ長い石段を昇り降りしないといけないし、エベレスト街道でも果てしない登り道があるので部分的にキツい道はありますがのんびり進めば大丈夫です。

ランタン渓谷は上記2つと比べてキツい道が少ないように感じました。緩やかな道が多く気持ちがよかったです。

今まで山登りしなかったけどネパールでトレッキングして目覚める人多いですよ

高山病は大丈夫?

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高山病はなりやすい人、なりにくい人がいるみたいですがしっかり対策をして歩けば重い症状になることはないと思います。

具体的には

1日3ℓくらい水を飲む
深呼吸する
昼寝をしない。寝ると自然と呼吸が浅くなるため
体を冷やさない
3000mと4000mくらいで順応のために丸1日レストする
1日500mくらい高度を上げるように歩いていく

ですね。

僕は早くアンナプルナベースキャンプに行きたすぎて2873mの宿から4130mのベースキャンプまで昼休憩もせずに行ってしまい高山病になりました。そりゃそうです

激しい頭痛と食欲の無さでダウンしていたところ、同室になった韓国人トレッカーに薬をもらい回復しました。自分の準備不足と浅はかさを実感しました。

ジリからカラパタールまで歩いた時は3440mで丸1日レストし、急ぎすぎない日程で歩いたが5000mで高山病の症状が出始めました。しかし前回で学んだので持ってきておいた薬を服用し先に進むことができました。

なので余裕のある日程を組む事と薬(ダイアモックス)は必ず持っていきましょう

費用はどれくらい必要か

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エベレスト街道で出会った日本人ツアーの添乗員の方が

『エベレスト街道は世界中のトレッカーの憧れだからね。それなりに費用もかかるし、、』

と言っていたのですが、個人でトレッキングするのなら費用はそれほどかからないです。

トレッキング中の宿泊費と飲食費

トレッキング道中にかかる費用は平均して1日2000円あれば足りるくらいでした。(1ルピー1円計算)

内訳は

宿代が100ルピーから700ルピー
食事が3食で1500ルピー前後
水は買えば1ℓ100ルピー程度だが、浄水タブレットを使えば1ℓ5ルピー程度になる

とこんな感じ。標高が上がるにつれて宿代が上がり食費も上がります。

僕が泊った宿は一番高かったのがエベレスト街道終点のロッジ街『ゴラクシェップ』の宿で700ルピー。

最安はジリからカラパタールまで歩いた時の前半に泊まったいくつかの宿で一泊100ルピーでした

食費に関しては人によります。僕は朝は暖かい飲み物だけしか頼まないことが多かったし、夜はお代わりできるダルバートを頼むことが多かったので食費はあまりかからなかったです。

必ず必要なTIMS許可証と入域証の費用

食費と宿代とは別に必ずかかるのが許可証料です。

ネパールでは全てのエリアにおいてTIMS許可証というのが必要になります。

僕の時は1回2000ルピーでした。

アンナプルナベースキャンプはそれとは別に『アンナプルナ保護区入域証』が必要です。こちらも2000ルピーでした。

ジリからカラパタールまで歩くのなら2000ルピーのTIMSに加えて序盤に通行料で3000ルピー(名前忘れました)、サガルマータ国立公園入域料で3000ルピーを払ったので合計8000ルピーは許可証類に必要になります。

交通費は出発地点まで飛行機を使うかによって大きく異なる

トレッキングのスタート地点までの移動と帰りの移動にはバスかジープか飛行機を使うのですが、もちろん飛行機が一番高いです。

エベレスト街道もアンナプルナベースキャンプもランタン渓谷もスタート地点までの移動にはバスを使いました。ローカルバスなので40円程と安かったです。

アンナプルナベースキャンプからの帰りはローカルバスではなくジープに乗ったのですが2000円程でした。

しかしエベレスト街道の場合は行き帰りどちらも飛行機を使うルートが一般的で日数もかからないです。

僕は帰りだけルクラ空港~カトマンズまで飛行機に乗りましたが航空券は180ドル(2万円程)でした。往復なら4万円くらいですね。

飛行機を使わずにもう2日歩いて『サレッリ』という村からジープに乗る事も可能なのですが、カトマンズまで10時間かかるとの事です。

ランタン渓谷からの帰りもジープに乗ったのですがカトマンズまで700円程でした。

服装について

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歩いていた時のMAX装備がこれ↑。5000m付近にて撮影した映像のキャプチャです。

10月であれば歩いている時は夏山の恰好で良いくらいでした。ただしダウンやヒートテックは宿到着してから必須になります。

僕が歩いた10月のヒマラヤは歩いている時は暑く、宿に着くと冷えてとても寒かったです。

アンナプルナベースキャンプとランタン渓谷は同じ2018年の10月中に行ったので服装も同じでした。

ヒートテックにタイツ、ウィンドブレーカー、ユニクロの長袖、ライトダウンにジーンズ。

正直、全然適当でした。

翌年10月~11月に歩いたエベレスト街道では安いトレッキングズボンに速乾のインナーレイヤー、ヒートテック、ウィンドブレーカー、ライトダウン、厚手のダウンを持って行って調整しながら歩きました。

標高4000m後半でも歩いている時は全然寒くなくダウンを着て歩くことは標高5000mまでは無かったです。

トレッキングの服や装備は全てカトマンズでもポカラでも、エベレスト街道の途中にあるナムチェでも購入する事が可能です。なので日本から全て持ってくる必要は無いです。

10月のカトマンズは平均気温19度で気温が低い朝でも12度くらいですが、エベレスト街道の街ナムチェでは朝の気温は0度になるし、5560mのカラパタールでは-20度になることもあるらしい。(参照:地球の歩き方)
山での平均最低気温は-4度とのこと。

実際行ってみると標高が低くても朝晩は寒くダウンは必須です。
ABCに到着した時は雪が降っていたし、エベレスト街道4910mのロッジ街であるロブチェで一泊した時は起きて外に出たら雪が積もっていました。
5140mで一泊した時は窓とトイレと水桶が凍っていました。

それくらいの寒さにはなるのですが、歩いている時は暑いくらいでした。

雨具は必要か?

10月と11月にアンナプルナベースキャンプ、ランタン渓谷、エベレスト街道の3つのトレイルで合計30日は歩きましたが、小雨が一瞬降る程度が3回くらいあったのと、雪がほんの少し降ったくらいでした。

結果的に雨具は使わなかったです。

使わないとしてもレインポンチョなど持っていくといいと思います。

歩いている時の服装

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3500m付近での服装↑

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5000m付近での服装↑

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5560mのカラパタールピークでの服装↑

ほとんどは一枚目の写真の服装で歩いていました。

ウィンドブレーカーの中に速乾シャツ1枚着て寒ければヒートテックを追加してネックウォーマーを着用してました。

真ん中の写真がMAXで着込んだ時なのですが、この厚手のダウンは4910mの宿とそれ以降の歩くときにしか着なかったです。

それ以外で寒い時にはライトダウンを着ていました。

一番下の写真は5560mのカラパタールピーク。風も強く一番寒かったのですが、歩き始めは暑かったためライトダウンで登ってしまい後悔しました。

写っていないですがズボンはカトマンズのタメルで買った偽ノースフェイスの薄手のトレッキングズボンを標高に関係なく履いていました。

3440mのナムチェ以降は防風保温タイツも履いて歩いていました。

実際に使った服を紹介

速乾シャツ

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標高が低い時にウィンドブレーカーの中に着ていたのがタメルで買ったシャツです。

速乾性のあるものを選ぶと道中に手洗いしてもすぐ乾くしおススメです。

これともう一つファイントラックのドライレイヤーも同じように着ていました。

ウィンドブレーカー

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ダウンを着ずにウィンドブレーカーで歩くことが多かったです。

ポケットにチャックが着いているのがとても便利でした。

ダウンは二つ持って行った

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これはカトマンズのタメル地区で5000円くらいで買った偽ノースフェイスの厚手のダウンです。出発前はこれを着ることが多くなると想定していましたが結果的に5000m付近から上の宿でお世話になったくらいで、歩いている時は一回着たもののすぐに暑くなって脱いでしまいました。

もう一つは祖父の形見のイトーヨーカドーのライトダウン(ユニクロのライトダウンみたいな)を持っていきました。こっちは歩きながら着ても快適でちょうどよかったです。

宿到着後の服装について

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3860mの宿到着後の服装↑

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4910mで高山病になっている時の服装↑

宿に着くとすぐに着替えていました。歩いている時は暑いくらいですが到着後はすごく冷えます。

宿では標高に関係なく、

ヒートテックタイツ
ヒートテックの厚手のズボン
長袖ヒートテック
フリース
ダウン
ネックウォーマーとニット帽

を着用してました。4910m以降は厚手のダウンを着ていました。

出発前にカトマンズタメル地区で買ったフリース

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タメルで500ルピーで買ったフリースが暖かくて良かったです。体を冷やさないことが重要なのでフリースはあった方が良いと思います。

厚手のズボン

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宿用に厚手のズボンは必須です。夜は本当に寒いです。

僕はヒートテックの厚手ズボンを持っていきました。これでちょうどよかったです。

トレッキング中の洗濯について

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着替えを沢山持っていく必要はありません。宿には手洗いできる洗濯スペースがあるので速乾シャツや下着ならそこで洗えますし標高が低いうちは1晩で乾きます。

標高が上がると洗濯はできないと思ってください。乾かないし寒いから洗う気にならないと思います。

荷物を少なく軽くする意味でも着替えは少なく、乾きやすい物を持っていくことが大事ですね。

服装についてのまとめ ヒマラヤには夏山の恰好と冬の恰好が必要

歩いている時の厚さと宿に入った後の寒さの差が激しいです。

寒さ対策に関しては、天候によって気温はかなり変わるので過剰なくらいでも良いかもしれません。

ただ、一人でトレッキングするとなると荷物を全部持たないとなので効率良く服を選ぶ必要があります。歩く時の服は速乾性のある薄手の物を少しだけで充分ですし下着も2枚くらいでもいいと思います。毎日着替えられなくても気にならなくなります。

個人的には着替えよりも荷物の軽さを優先するべきだと思います。

靴について

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エベレスト街道で履いたコロンビアのトレッキングシューズ

登山靴ではなくトレッキングシューズで良いですが道が沢になってるところがあるので防水の方が良いです。

重い荷物を担いで長い石段を歩いたりすると膝にかなり負担かかるのでクッションが利いてハイカットの物が良いと思います。

僕は初トレッキングはポカラで買った偽ノースフェイスのトレッキングシューズで行きましたが、初日で靴底が両方とも完全にはがれてしまって、ツルツルでクッション性ゼロの状態でベースキャンプに行きました。

結果、浸水するし膝が痛くなるしで最悪だったので靴はちゃんとした物を買うことを強くオススメします。

宿について。予約は必要か

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村から村へ歩いていくのですが、村にはたいていロッジとレストランがあります。

ジリからカラパタールまで歩いた時は2時間以上歩いても宿が1軒も無いということがありましたが、たいてい1時間歩けば宿を見つける事ができます。

気に入ったところに入って部屋が空いているか聞くだけでOKです。

どこの宿もたとえ満室だったとしても食堂で寝させてくれるので路頭に迷って凍死するということは無いです。

道中の宿は宿泊費が安い代わりに必ず宿の食堂でご飯を食べると約束になってます。

部屋を決めた後にご飯は何時にするか、何にするかを伝えておくとスムーズです。

部屋選びで確認することは電源があるか、wifiは使えるか、ホットシャワーは使えるか等ですかね。

出発する朝に食べた食事分と合わせて宿泊費を清算します。

電源、WIFI、ホットシャワーについて

標高が低いうちは部屋に電源があって充電できるが、上がると電源は有料になる。僕が見たのはバッテリーチャージ1時間500ルピーだった。

WIFIも調子悪い場合が多いです。標高が上がるともちろん有料になるのでデジタルデトックスと思って一切使わないのも良いと思いますよ。

ホットシャワーもあまり期待はできないです。標高が上がると午後はとても寒いのでシャワーを浴びるとかえって冷えます。トレッキング中は濡れタオルで身体を拭くくらいで充分です。

持って行って良かった物

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寝袋

標高低くても寝る時は寒いです。標高が低いうちは部屋に掛布団が用意されてないことがほとんどだったので寝袋はずっと使ってました。布団は言えば出してくれると思いますが。

4000m以上では寝袋に入ってその上から布団をかけて寝ていました。

カトマンズとポカラで1日200ルピーでレンタルして持っていきました。暖かいやつを選んでもらいました。


ソーラーチャージャー

部屋に電源が無い場合が多く、あっても使えないこともあるのでソーラーチャージャーをバックパックに着けてモバイルバッテリーに充電しながら歩いていました。

こうすることで宿の有料電源は一回も使わずにカメラ2つを充電切れにすることなく使えています。


アクアタブ(浄水タブレット)

平地では1ℓペットボトルの水が15ルピーで買えるが、標高が上がるにつれて一本100ルピーを越えてくる。

さらに標高が上がると環境保護のためにペットボトルの水は売っていない。

ヒマラヤは新鮮な水がそこら中にあるのだからそれを汲んで浄水して飲むのが一番だと思う。

僕はWHOにも承認されている浄水タブレット『アクアタブ』を持って行って飲み水を作っていた。



ダイアモックス(高山病の薬)

これは必須。日本では処方箋が必要でそれなりに高いが、ネパールでは街中のアウトドアショップや薬局で普通に買える。5日分で200ルピーだった。

過去2回お世話になってます。

道中でも買える場所はあると思うがお守りとして出発前に買っていきましょう。


胃腸の薬

トレッキング中に下痢になるのは本当にしんどい。気持ちよく歩きたいに決まっている。

エベレスト街道には下痢を早く治すNorfloxacinという薬をカトマンズで買って持っていきました。

1日2回服用で5日分。これも200ルピー程でした。

これも実際に飲んでお世話になりました。あって本当に良かったです。


音楽プレーヤー

歩きながらは使わないですが、宿で布団の中で聞いていました。

ジュディマリとYUIを聞きまくってました。

小説(荷物になるからkindleがいいかも)

7時に出発して遅くとも15時前には宿に着くようにしていました。

午後になると冷えて雲もかかるので基本みんな食堂や部屋でのんびりするのですが暇です。

カトマンズで会った女性はトレッキング中に八つ墓村を1日で読み終わったと言っていました笑

僕も2冊持っていった小説を速攻で読んでしまいました。

kindleで色んな読み物を持っていくといいかもしれません。

持って行ったけど、必要なかったもの

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ホッカイロ

寒がりなので10枚入りの貼るホッカイロを持っていきましたが重いし無くても良かったです。

着込んで寝袋入って布団も使えば極度の寒がりの僕でも5140mで寝ることができました。

トレッキングに必要な日数について

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僕が歩いたのは『アンナプルナベースキャンプ』『ランタン渓谷とゴサインクンド湖』『ジリからカラパタール』の3つのトレイルです。

短期でも行けるのと2週間以上必要なのがあるので解説します。

アンナプルナベースキャンプ(ABC)へは往復5日間で歩いた

が、僕は急ぎすぎて高山病になっているのでもっと余裕を見るべきだし、ネパール人ガイドは8日間がベストと言っていました。のんびり歩くほうが良いです。

ランタン渓谷とゴサインクンド湖はトータル9日間で歩いた

急ぐこともなくのんびり歩きました。ランタン谷の最奥の村キャンジングンバでは2泊して氷河が迫る村周辺を散策していました。

ランタン渓谷だけ歩いてカトマンズへ帰る予定だったのですが、気が変わってゴサインクンド湖の方面へも歩いたので予定より伸びてトータル9日間になりました。

ジリからカラパタールまではトータル16日間かかった

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『カラパタール』の頂上はエベレスト街道終点のロッジ街からさらに登ったところで標高5560mです。

ここを目指す人の多くはジリからではなくルクラという空港のある街から歩き始めます。

出発前に宿のネパール人の兄ちゃんに『ジリから歩くんだ』と言ったら

『うえぇ~大変だ、、』と苦い顔をしていました。

実際ルクラスタートの倍は歩きますし、序盤は1日で富士山を登って下りて、また登って下りて、、というくらいのアップダウンがあります。

時間が無いならルクラから歩くのが良いですが、ジリからスタートすれば前半は観光色が無い道を歩くことになり、遠くに目的の村が見えてきた時の感覚や『地球を歩いている』という実感が強くわいてきてかなり良かったです。

時間がある方は是非歩いてみてください。

まとめ

ABCに辿り着い午後に雲が切れた時の景色を忘れられない。あれほど息を飲んだ光景は今まで無かった。

世界には沢山の絶景があるけど僕はネパールが好きでヒマラヤが好きであの場所の空気や景色が忘れられないからまた訪れるのだと思う。

行ってみればハードルは低い。個人でも行ける。

とりあえずポカラかカトマンズに行ってみればなんとかなる。

ちょっとでも気になるなら行ってみよう。最高の経験になりますよ。

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