趣味としての珈琲
はじめまして。
就活中の大学三年生、とっくんと申します。
本日は、僕の趣味である珈琲の話です。
自己紹介で「趣味は珈琲です」というと、半分以上の方が首を傾げて、「それは好きな飲み物では?」とでも言いたげな顔をします。
「いやいやそれは違うんです。珈琲というのはねぇ......」と、くどくど語り始めると面倒なやつと思われるので何も言いませんが、僕の中では趣味として確立してます。
僕の中で趣味とは、「現実を忘れることができる特別な楽しみ」と定義しています。(言語化の練習中ゆえ、定義付けが多くなると思いますがご勘弁を)
それにただ飲むだけではなく、「豆選びから珈琲を淹れて飲むまで」全てが僕にとっての楽しみです。
ただ好きで飲んでいるのではなく、僕が生きる上で限りなく重要な楽しみなのです。
さて、改めまして、本日はそんな珈琲の魅力について書かせていただきたいと思います。
これを機に、少しでも珈琲に関心を持って頂ける方がいれば幸いです。
僕が思う、珈琲の魅力は以下の5つです。
①香り
②風味
③リラックス効果
④気を引き締めて頭を切り替えられる効果
⑤珈琲を淹れるプロセス
◇香りと風味の違いって?
まずはじめに、「①②って何が違うの?」と思うのは至極真っ当でしょう。
香りはわかりますが、風味って結構抽象的に使っちゃったりしますよね。
僕もそうでした。
あくまで僕の定義ですが、
①香りは鼻を通して嗅覚で感じるもの、要するに嗅いで感じるものです。
それに対して、
②風味は口を通して嗅覚で感じるもの、つまり飲んだ後に鼻に突き通る香りのことを指します。
結局何が違うのかというと、
①は嗅覚のみ
②は味覚+嗅覚
で味わっているんです。
「そんなに変わらないだろう」と思うかもしれませんが、意識して飲んでみると全然違います。
飲む前に香りを嗅ぐと、意外に珈琲然とした香りでも、飲んで風味を味わうと新緑のような味わいに変わるブルーマウンテンなんて良い例です。(新緑云々のくだりは通ってる珈琲店の店長の受け売りです)
上記のように通ぶって無理にレビューしなくても、違いを感じるだけでも楽しいものです。
◇リラックス効果と覚醒効果
続いて、③リラックス効果と④気を引き締める効果ですが、これもただ読むと矛盾してみえますよね?
実はこれ、科学的にも証明されているんです。
珈琲というのは、覚醒効果があることは有名ですが、ある一定のストレスを超えるとリラックス効果に変わるんです。
つまり、勉強や仕事でストレスが溜まっている人にとっては一息つくリラックス効果に、イマイチ集中ができない、脱力状態等の人には気を引き締める効果になるんです。
それに上記のように意識すると、プラシーボ効果も期待できます。
こう考えると、意外に実用的な趣味でもありますよね、珈琲って。
◇淹れるプロセスを楽しもう
最後に⑤淹れるプロセスですが、僕はこれが一番の楽しみです。
不思議なもので、珈琲豆の数ミリグラムの違い、お湯の温度、ドリッパー・フィルターの種類などなど、これら全てで味わいが全く変わってきます。
凝り性の僕にとって、これだけの条件下の中で自分に最も合った淹れ方を探求するのはたまらない時間です。
また、豆の種類によっても好みの淹れ方は変わってきますので、組み合わせはまさに無限大です。
それに喫茶店好きの方ならわかるかもしれませんが、あの珈琲の香りが漂う独特の店内に魅力を感じたことはありませんか?
淹れていく中で、自宅のキッチンが段々のその香りに近づいていき、非日常感を味わえるのも自宅で珈琲を淹れるならではの楽しみですよ。
◇結びにかえて
いかがでしたか?
読んでいただいた方の中から、一人でも珈琲の魅力を感じて頂けた方がいたなら幸いです。
最後にいまから始める方に向けて一つアドバイスを。
それは「他人の意見に左右されない」ことです。
身の回りの方の中で、もし珈琲好きの方がいて「こっちの方が美味しいよ」と淹れ方や豆を勧められて、もし口に合わなくても、「自分はセンスがないのかも」などと自信をなくさないでください。
当たり前の話ではありますが、好みは人それぞれです。
それに趣味は自分が楽しんでこそ。
他人に左右されるものではありません。
冒頭に言いましたように、趣味は「現実を忘れることができる特別な楽しみ」です。
他人の意見に左右されていては、趣味の実現は不可能ではないでしょうか。
ぜひ、自分中心の珈琲ライフをお楽しみください。
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