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検索結果画面は混み合っている話 1205

最近、いろんなところで話しているのですが、企業がコンテンツマーケティングをする際に主要な集客チャネルとなる検索エンジンは、昔に比べて参入が難しくなっていると感じます。

例えば、私が属するマーケティング業界だと、『マーケティング』、『デジタルマーケティング』などのワードで検索すると、色々な会社の色々なコンテンツが検索結果画面に表示されます。

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しかも、どれもかなりガッツリ書かれていて、後発で覆すのが大変そうです。

スマホで検索してみても、ファーストビューはすべて検索広告でオーガニックの検索結果にたどり着くまでにはスクロールが必要ですw

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もしくは、『MAツール』で検索してみても、【MAツール◯◯選】のような比較サイト、アフィリエイトサイトが本気で記事を書きに来ています。

こんな感じで、検索結果画面が

・検索広告
・強い競合企業のサイト
・比較サイトやまとめサイト、アフィリエイトサイト

などで埋まってしまい、後から参入して上位を獲得するには、体力と時間が必要な検索クエリが多くなっています。

もちろんまだまだ空いてる検索クエリはあると思いますし、世界的には検索回数は右肩上がりで増えているので、検索エンジンが集客チャネルとして魅力的なのは間違いありません。

しかしながら、明らかに、適当にコラム記事を書いて、50記事溜まったからといって、上位表示される状況ではなくなってきています。

先日、支援先の某社がSEO会社から

・競合はこんなワードで上位表示している
・それぞれのワードの検索回数は◯◯回
・競合サイトのページ数は◯◯もある
・ついては、貴社もコラムコンテンツと内部対策をして、上位表示を目指しましょう!

と提案を受けてると聞きましたが、少し調べた限りでは後発が1~3位に行くのは難しそうで、狙うべきワードの検索回数が少ないので、そこまでがんばっても投資対効果が合わないように感じました。

BtoBの場合は上位表示を獲得する意味のある検索クエリが少ないですし、検索結果画面でのクリック率も1位と2位で2倍の開きがあり、1位と3位では3倍の開きがあることを加味すると、余程の検索回数があるクエリでないと頑張って3位とか4位になっても意味がありません。

2010年頃は、もっと牧歌的な時代でBtoBの検索結果画面はガラ空きだったのですが、いまはだいぶ混み合ってきて、強力な戦略や努力、才能が必要になってきていると感じます。いまコンテンツへの集客経路を設計するなら、VoicyやSpotifyなどの「耳」のチャネルや、若者を中心に幅広い層にリーチできるYouTubeやLINEなどのチャネルを検討するのが筋が良いでしょう。

東京で飲食店を適当に立ち上げてもたぶん競争に負けて潰れちゃうように、前提として検索エンジンはレッドオーシャンなチャネルだと理解した上で、しっかりした勝ち筋を作って参入したい、という話でした。

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